「冬芽と葉痕2016」ですが二季咲き性のサクラが続き今回は八重咲のコブクザクラです。二季咲き性で八重咲のサクラにはジュウガツザクラもありますが花弁の数が20枚以下と少なく、コブクザクラは20~50枚もあります。
(↓)1年生枝と2年生枝ですが、寒の頃には花芽が開いても気温が低すぎて花が開く前に茶色くなってしまっています。
コブクザクラはシナミザクラ(支那実桜)とジュウガツザクラが関与したものとか、シナミザクラとエドヒガンの雑種とか言われていていますが、シナミザクラ以外の親の由来がはっきりしていません。
(↓)葉芽の頂芽と頂生側芽?
シナミザクラの冬芽はほとんど無毛、ジュウガツザクラもエドヒガンも冬芽は芽鱗に少し毛があります。コブクザクラの冬芽も内側の芽鱗の先に若干毛があるように見える場合もあるのですが・・・
(↓)花芽の頂芽? 葉痕は盛り上がった半円形で維管束痕は不明瞭です。
2年生枝と1年生枝の境目、芽鱗痕の上に沢山の花芽が有るのも特徴なのですかね?
(冬芽と葉痕:210種類目)
*************************************************
「冬芽の詩」
「ようせい」
るんるんと歩いていると
えんえん泣いているような木の芽
見ると ほんとうにないているような木の芽
にされているような木の芽
わたしは顔があって生きている
*************************************************
※ 「冬芽の詩」は小学校の児童が私の冬芽と葉痕の写真を見ながら書いてくれたものです。
「にほんブログ村ランキング」に参加中です。下のバナーを押して応援よろしくお願いします。(2903話目)
「人気ブログランキング」にも参加しています。こちらも応援よろしくお願いします。
冬芽ハンドブック | |
クリエーター情報なし | |
文一総合出版 |