農林大の構内に植栽されているマンサクの花が咲き出しました。一番早く咲くのはシナマンサクで花が大きく、花色も濃く、匂いも強いのです。そして枯葉が落ちずに枝に付いていることが多いので遠目でもシナマンサクだと分かります・・・
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花をアップすると暗紫色の萼片が4枚、根元に少し赤味を帯びた黄色い線形の花弁が4枚、真ん中に先が二つに分かれた雌しべ、それを囲むように4つの雄しべが見られます。
マンサクの仲間は仮雄しべがあると言うことなので花弁を外してもう少し詳しく見みてみると萼片や雄しべと同じ暗紫色でこん棒状の仮雄しべが花弁の根元に沿って4つ見られました。
次はマンサクです。花期がシナマンサクよりも少し遅いはずなのですが、今年は暖かいのか時期があまり変わらずに咲き始めました。
こちらの方が花色が薄く、花も少し小さめで枯葉も残っていません。香りはうすく生臭い感じで、例えればオゾンの匂いのようです。
花の構造はシナマンサクと同じで萼4枚、花弁4枚、先が2本に分かれた雌しべ、4本の雄しべが見られ、斜めから見ると花弁の付け根に薄黄緑色の仮雄しべが見られました。
さらに花弁を外して拡大すると先端がV字にカットされた線形の仮雄しべが4本見られました。
下の写真は林業試験場で咲いていたアカバナマンサク・・・
アカバナマンサクは日本海側の山地に自生するマルバマンサクの花弁が赤いもので各地に植栽されています。
さらに拡大すると構造は前2者と同じですね・・・
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