昨日の上毛新聞の記事「《ぐるっと点検ぐんま》釣り客増に知恵 漁業協同組合」に続いて、今朝も気になる記事が載っていた!
碓氷川の河床低下によって上水道や農業用水・工業用水の取水がままならず、河川構造物が不安定になったり魚をはじめとした水生生物にも悪影響を与えているので対策を検討するという内容だ。
昨日の「釣り人口の減少」も、今日の「河床低下による問題」も既に二十年以上も前から言われていたことで、それ以降も何度も問題提起されていたはずなのだけど、それが今頃問題だと言っている・・・少しも進化していないし問題解決もされていないということなのだ!
原因はダム建設や護岸工事で川の三要素(浸食、運搬、堆積)の働きを弱めてしまった事なのだよね!
構造物によって土石の供給が減る一方、下流の土石は流されて基岩が出てしまう・・・いわゆる岩滑の出現なのである。(1枚目の写真)
さらに基岩が露出した場所に加え、土石が堆積した場所は、構造物によって大洪水が抑えられるので石が動かず砂ばかりが動いて沈み石となってしまうところもあって生物が餌を取り、隠れ、子孫を残すための環境としてはあまり良くないと云われている。
そして川は海とつながっていて多くの魚が行き来しているのだ、が河床低下によって取水堰や落差工の箇所で分断が起こって遡上が出来なくなっている場所も多く見られるのだ・・・!
上の写真は下流の河床が下がり魚道が宙に浮いてしまった例(写真左の白く落水している部分が魚道)で、これでは2m位のジャンプ力が無ければ登れないのだ!
魚道を復活させるため、水辺の小技を使って直したのが下の写真だけど、まだ魚道内の流れが強すぎて折角登っても途中で押し戻されているのが現状なのだ!
今回の検討会は遅きに失しているけれど、折角始まったのだから河床低下を食い止め、人間にも魚たちにも好い環境を作り出せる方策を考えて欲しいね!
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