しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

教育懇談会

2011年10月15日 | Weblog
昨晩は「教育懇談会」という会合があった。
主催者は「教育委員会」
呼ばれた側は2つの中学校区に所属する4つの小学校のコミュ二テイ協議会代表、
小中学校PTA会長だった。

内容は「学校の適正配置について」
教育委員会が示して提案した内容は
○一つの小学校が来年度から複式学級になる。
○6年後までの児童数と校区別の学級数の提示(推計値)
○推定値と異なる越境問題の実態
○生徒数減に伴うクラブ活動が出来ない実態
○部活が出来ないことが越境入学の理由で認められている実態

本来学校区毎に捉えられている児童数。これは小学校区における入学年齢に達すれば
児童数と学級数はほぼ見込める。ところが越境入学の数が想定を大きく上回っていた。
32名の入学予定者の半数が部活ができないからとの理由で越境入学。
学校区にあった小学校に実際に入学したのは半数の「16人」であった。

この様な実態が引き起こす問題は「複式学級」であり、学校の「統廃合問題」である。
案として示された内容は驚くべきものだった。

○一つの学校が閉校し、もう一つの学校に編入する。
○両方の学校をいったん閉校し、新しい学校を開校させる・
○地域検討会の立ち上げ
ここで更に驚いた話は統合案は「小学校」でなく「中学校」だった。
ステップとして中学を統合し、次いで小学校も統合してゆく。統合施設案は検討を進めている。
○2校統合までのスケジュール案(最短1年6ヶ月)A案
B案は2年6箇月(両校閉校し、新しい学校を開校する場合)が示された
来年3月末までに地域合意のシュミレーションが出てきた。

あまりに唐突ではないのか。
小生が在校生だった頃は全校生徒は2千人を数えたマンモス校だった。40~60年かかって「80人規模」に減ったのだ。
ここに来て急に80人に減った訳でない。
地域コミ協、PTAに合意を取り付けてほしい。ではあまりに無責任だ。
適正配置の問題を長期間放置してきたのは地域コミ協、PTAではないのだ。

せっぱつまって「教育委員会」が泣きついても「議論する期間が短すぎる」
学校行事があるから会議は~以降が望ましいとか~が望ましいとか先送りしておいて
期限を切った案の合意形成を求めてきた。
隣接する他の中学校区のコミ協は過去に統合問題で苦労したので校区の再検討は
否定的との打診報告もあった。

これだけの問題を短期間に解決するのは難しい。
コミ協、PTA,幹部で議論し、中学校で教育委員会を交えた全体説明会に臨む。
ということになった。
ああ難問が出てきた。

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