昨日のNHKの特集番組は参考になった。
地域活動の先駆者で多くの実績を米国で上げてきたハーバード大学の教授の話だ。
日本での地域活動家、NPO、団体、市民団体の最も困難な問題である人材難の問題解決にヒントを与えてくれる話だった。
多くの活動家は孤軍奮闘している。なぜ賛同者は集まってこないのか。共通の課題であり、知りたいヒントだった。
「物語が必要」「楽しむこと」「一人ですべてやろうとしないこと」「自分が目立たない事」「やるのは今」
多くの活動家は自分の活動をアピールしてこなかった。自分で発することも必要という。
物語があって賛同者が生まれ、その物語を引き継ぐ人が生まれ、伝播させてゆく。活動は楽しまなければならない。自分で楽しめる活動にしていくことが鍵となるようだ。
物語はスタンスによって異なってくる。自分の目指すスタンスに物語が生まれ、楽しめる活動環境を造れると人も集まり、物語も伝播してゆく。組織も広がり実績も大きなものになってゆく。
なるほど!と思った話だった。自分の問題として置き換えて考えてみる。
活動の目的に物語を重ねているだろうか。どのような夢があってその夢に向かった活動となっているのか。反省の要有りだった。
夢を同じくする仲間の橋渡しができているか、夢は共有できているのか。個々の夢は異なってはいないのか。
政党間の夢は異なる。無党派層が多いのはそれぞれの夢が異なるからだ。
地域活動は比較的夢である目的はシンプルだ。
今一度、目的を絞った夢の実現を目指す物語のシナリオを作る努力が必要だろう。良い物語が出来れば多くの読者が産まれてゆく。