しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

風呂文化は日本が世界一

2015年01月08日 | Weblog

「入浴」を行う習慣は日本でしか無い。  え~と驚く話ですが、  少し聞いてみるとなるほどと思う。

日本の入浴は①身体を石鹸などを用いて洗う。そのような道具が無かった時代でも泥、または糠袋を利用するなどして体の清潔を保って来た。

②、湯船にお湯を張り、その中に体を沈めて温める。

③、①、②、の行為を同時に行わない。

この習慣はかってローマ人が日本同様やっていたが、キリスト教の伝来以降ヨーロッパで衰退した。現在はトルコ、中近東の一部の国にほそぼそと残っている由。

①については「沐浴」と呼ばれることが一般的で東南アジアからインドで行われている。欧米はシャワーが一般的で、バスタブを使う場合でも、お湯を張ってその中で体を洗っており、日本とは異なる。北欧はサウナな発達。岩風呂も使われた。

チベットは生まれてから死ぬまで一度も入浴しないそうだし、フランスは中世の王ですら一生涯に3度しか入浴しなかった由。

ベルサイユ宮殿にバス・トイレが無かったのは有名な話。おまるに入れて外に捨てた。香水で匂いをごまかした。

日本では温帯にありながら湿度の高い国ということで、世界的にも異常な気候帯に属する。温泉が多いことも幸いし、温泉文化が発達。水が豊富な国、銭湯の安さもあって、庶民が良く利用した。

他の温帯地方は水に浸かる方法で用を足した。寒い地域は贅沢・娯楽の一種となり、汗もかかないので、水で身体を洗う習慣が根づかなかった。乾燥したヨーロッパではシャワーは週1回程度。水が貴重な国、寒冷地、乾燥した地域は風呂が発展しなかった。

なるほど!、世界に誇る日本文化は「温泉大国日本」であり「銭湯文化」であったりする。外国人が日本に来たら「銭湯」へつれて行こう。恐らく文化の違いに驚く事間違いなしだ。

 


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