「日本人はウサギ小屋に住んでいる」そのような言われ方をして
「狭い家に住んでいる」と感じている人がほとんどの日本人。
最近になって「ウサギ小屋」のいわれは1979年のECの報告書だったとわかり、
実は都市型の「集合住宅の俗称表現」だったことが明らかとなった。
報告書はフランス語で書かれており、日本の住宅一般を小さいという意味で書かれたものでなかった。
欧米主要4か国と一戸あたりの床面積を比較すると、日本は決して狭くない。
持ち家の平均床面積は「148平米」に米国に次いで2位の「125平米」であった。
ちなみに3位仏国「99平米」4位ドイツ「95平米」5位イギリス「87平米」
日本の借家は際立って狭さが目立つそうです。
日本の借家の床面積は「23平米」となっており、1位米国「65平米」2位英国「44平米」3位ドイツ「43平米」5位仏国「41平米」と比して各段に低い数値。
日本において、「持ち家」と「借家」に大きな差があるのは、旧来からの「持ち家志向」の影響だそうで、「借家」は「いつか家を買うまでの仮住まい」という意識になりがちだった。
都心の賃貸の場合、家賃相場がコスト高で広いスペースでの床面積を提供できない理由による。
平成15年総務省統計局の資料に依ると、住宅総数「4688万戸」のうち、持ち家は「2867万戸」、借家は「1717万戸」で
61%、37%となっている。持ち家比率は高まっているが、借家の床面積がとびぬけて低い実情は変わっていない。
最も広い家に住む県人は?ということでは、富山県が第一位で「136平米」以下秋田、新潟「132平米」と続くそうです。
富山県、新潟県の持ち家世帯は米国の持ち家平均に近い床面積を持つ家に住む。ということで、決して「ウサギ小屋」と卑下する必要は無いということで自信を持って良い。というお話でした。