以前、社会人基礎力で経産省の決めた項目を並べたが、今回は文科省さんの考えた「4領域・8能力と学士力等の対比(仮案)」を紹介。
たとえば、
「あなたは人間関係を築くことを気にしていませんか。そのために自分は何者かを自問自答したり、他人の個性を知りたいとしたりする欲求があるかもしれません。そして、属している集団の中でもコミュニケーションを取ろうとされている。これは豊かな人間関係を築き、自らの成長を促すにちがいありません」
などのように活用できるかと。コールドリーディングの導入に、また、フックに使えるのではなかろうか。
●人間関係形成能力
【自他の理解能力】自己理解を深め,他者の多様な個性を理解し,互いに認め合うことを大切にして行動していく能力
【コミュニケーション能力】多様な集団・組織の中で,コミュニケーションや豊かな人間関係を築きながら,自己の成長を果たしていく能力
●情報活用能力
【情報収集・探索能力】進路や職業等に関する様々な情報を収集・探索するとともに,必要な情報を選択・活用し,自己の進路や生き方を考えていく能力
【職業理解能力】様々な体験等を通して,学校で学ぶことと社会・職業生活との関連や,今しなければならないことなどを理解していく能力
● 将来設計能力
【役割把握・認識能力】 生活・仕事上の多様な役割や意義及びその関連等を理解し,自己の果たすべき役割等についての認識を深めていく能力
【計画実行能力】 目標とすべき将来の生き方や進路を考え,それを実現するための進路計画を立て,実際の選択行動等で実行していく能力
●意思決定能力
【選択能力】 様々な選択肢について比較検討したり,葛藤を克服したりして,主体的に判断し,自らにふさわしい選択・決定を行っていく能力
【課題解決能力】 意思決定に伴う責任を受け入れ,選択結果に適応するとともに,希望する進路の実現に向け,自ら課題を設定してその解決に取り組む能力