『ゆうきともオンライン』
— ゆうきとも (@tomoyukimagic) July 12, 2021
『レクチャーライブ3』は
7月18日(日)15時からです!
①やさしくできるチュクトレ
②パドルムーブの基本と割りばしのトリック
③ジャンピングダイヤ シングルでの手順
④左手からのフェイクトスの代用技法
⑤マルローとトロストのAトリックを比較してみる
などを予定。
今日のような晴れた日は、あの日のことを思い出させるから苦手だ。あの日もこんな天気だった。
「僕は炭水化物で炭水化物を食べるのは邪道だと思っているんだ。だから、やきそばパンは食べないよ」
僕が一気に言うと君は悲しそうな顔で僕を見たっけ。彼女の手には半分こにするためにちぎられたやきそばパンがあった。それは明らかに彼女の善意だった。いつも、メロンパンは半分こにしてたし、クレープのときはクリームでべたべたになりながらわけてたし、そういう意味ではいつもの風景のはず。だった。
「基本的に炭水化物は主食であるべきなんだ。主食にはおかずをつけてやるべきなんだよ。それを」
「もういい。もういいからしゃべらないで」
君の青ざめた顔。いや、僕も青ざめていたはずだ。君の善意を裏切るなんて初めてのことだったから。そして、最後の裏切りになるとも考えていたし…。
彼女は、そう優しい彼女は、僕を諭すように言った。
「じゃぁ、カレーライスは?カレーライスにはジャガイモが入っているでしょ。あれは炭水化物じゃないの?ご飯と一緒に食べるでしょ」
僕は勝利感を持って言った。何に勝利を感じていたのかは忘れたけど。
「先にジャガイモを全部食べてから、ご飯を食べるのさ」
で、だ。
こういう趣旨の会話を実際にやったことがあるんじゃが、その後、言われた会話も書いておこう。
そこまで言わなくてもなぁ。
ムカつく客の対処法
●ここまで強い言葉(=ムカつく客)ないしまで使っていいかは置いておいておくのである。しかし、「ムカつく客」(ぉぃぉぃ使っているぞ)ないし「非常に困った客」は確実にいるのである。
●そうでなくては、「マジックサポーターカード・ベーシックセット」」や「禁断のディレクターズボード★仕事編★」などが存在しているわけがないのである。
●観客が複数いらっしゃて、みんなが楽しんでいるときは非常に苦労する。無視するが一番、演じるのをやめるが二番なのだろうが、みんな(複数人の観客)に見せたいネタがあるときは一人のうるささや行動に困ることはあるのである。
●なもんで、対処法を知っておくのは悪いことじゃない。
●動画で小物を活用をするところがある。ちなみに私だとその後で乾電池を2本使った手品をするやも。
●手持ちの言葉は大事。俳句でも佳作に入ったのは昔の俳句の改案か持ちネタの冗談の俳句化だったのである。
●ゆうきとも師によるマジック3原則
1、つまらない種明かしはしない。
2、説明はシンプルに、短めに。
3、お互いの幸せを考える。
●原則は守るのが難しいから原則だが、「お互いの幸せを考える」は難しいねえ。
●あ。サムネが良いね。
レインボーデックら
●お前は、また、集めているのかと言われそうだが、集めているよ。ああ、集めていますとも。
●トップ写真はスウェーデン製のトランプ。これを持っているとマニアじゃね。意外と有名?
●だが、だ。今回迷っているのは手順。マジックを趣味とする友人からリクエスト、というか無茶ぶりをされたのである。
『ウィニング・ザ・レインボー』
上↑はみせた。名作。
22 by Yuichi Yokota
上↑も見せた。傑作。
ストールン・カード/フェザータッチMAGIC
上↑を意外なことに見せていない。基本が抜けている。あ、いつものことか。しかし、素晴らしい手順である。演技力が必要だけれども。だけれど、マジックを趣味とする友人とシェアしてしまったしなあ。
Strangers Gallery Card Magic Trick - John Bannon
上↑のストレンジャーズ・ギャラリーをレインボーデックで演じようかしらん。
でも、私には難しいところが。昔の自分ならできていたんだけど。というか、ストレンジャーズ・ギャラリーはしばしば演じていたんだが。指の力が落ちているなあ。
今は移転の工事中らしいですね。
写真撮影時は、セミも元気でなかなか風流。
たまには道を間違えてみるもんですね(^_^;)
●フランス建国記念日という人は歴史好きだな。
フランス革命の勃発の日だな。
ちなみにゼラチンの日でもある。フランス料理でゼラチンを使うからだそうな。
ゼラチンの料理を食べている階級の人はフランス革命でえらいめにあったような気がするが。
●ひまわりの日という人は渋いな。
しかし、一応確認しておきたいんだが、由来はご存知か。
714でひまわりと読む。
というのは無理だぞ。
正岡子規がひまわりをほめたたえた日記の日付が7月14日であることが由来。
最近の研究者だと七夕との関係で新しい季語を生み出すために政治的な策略であったとか述べているよね。
また、明治時代に北海道の農業試験所で日本初のひまわりが発芽した日であるとか。
とかではない。全部、「ひまわり」の説明は嘘と言うか思いつきだ。すまん。
●実は気象衛星ひまわりが打ち上げられた日なのである。
●そう言えば内視鏡の日でもある。
これは本当な。由来は714で内視な。
●結論としては山本彩(元NMB48)の誕生日ということでいいか。
いいなあ。教え方がうまいひとなんだろうなと思う。というか、予備校の講義っぽい。あ、誉め言葉ね、ここの部分は。
例えば「民族の数が言語の数ではない」の部分では、オーストラリア人とオーストリア人の非常にわかりやすい例をもって、説明しているんだが、「ついでに、オーストリアとオーストラリアを間違えるのはいい加減やめにしたい」とか言う余談がどーでもよくていい。あ、誉め言葉ね、ここんとこ。
予備校を経て、大学の先生になった人って増えているよね。てことは、大学の講義って、そろそろ予備校並に面白くやれる大学人も増えているんじゃないかな。
でも、諸君は大学に行ったら、つまらない講義にも耐えられるといいなぁ。ダイアモンドって苦労して磨くから美しくなるんだぜ。むしろ、すすんで面白がれるようになるといいね。大学時代、ほとんどの講義を一番前で受けていた私は少なくともそうした。
あ、ちなみに言語学の入門書としてはかなりの良著。入門の向こうにある発展用の読書案内もいいし、なにより「言語」って学ぶ価値のあるものとわからせてくれる。
ちなみに写真関係はないけど、シークレットのペプシハロっす。(2004年8月の記事に加筆)
(この記事は2019年11年5日の記事『パドル、ベスト3』に追加したものです)
最新版は
● いつの間にパドルの矢に射抜かれたのかは忘れたが、パドルのことを思うとキュンキュンキュン切ないのである。
以上、日向坂46のファン向けの挨拶である。一般の方への挨拶としては動画だけを見て下さればいいですよ。
●知る人は知っているが、知らない人は全く知らないこととして、私はパドルマニアであり、パドルコレクターなのである。
●とにかくたくさん持っているのである。
●あるディーラーさんにパドルムーブを習ったところ、すぐにできたので、感心されたということがきっかけで好きになったのだとは思う。
習ってすぐにできた技法ってパドルムーブくらいしかないのではなかろうか。
●ここで好きなパドルベスト5が暫定的ながら決まったので、まとめておくのである。以下は順位はないものと思って欲しい。五つとも全部好き。
●なおここで取り扱うパドルは、オールの形はしていないし、黒板タイプじゃないし、お金は挟まないし、2本使うものではないし、ナイフではないし、パドル自体に仕掛けがあるものでもない。
要はスティック型とでも言おうか。写真でイメージをしていただきたい。
なお、写真は原則としてクライマックスの状態を表している。パドルマジックが想像できない方は下の動画を見て欲しい。
トリックス◆ジュエルスファンタジー◆現象
●三つの色が違う宝石がついてるものを最初に解説しておくとトリックスの赤沼敏夫氏の『ジュエルスファンタジー』である。テンヨー『パドル・コレクション』では原題は『3つの宝石』とされ、「トリオⅡ」として紹介されていたものである。写真を見てお分かりいただけるとありがたいのだが、このパドルが最も宝石らしい。
ルビー、ダイヤ、サファイヤと解説書にはあったような気がする、というか、解説書をなくしているので、このあたりはいただいた情報によっている。
本物の宝石で作っていたら買うね。たぶん、買うね。いくらになるか想像もつかないけれど。サファイアが少し目立たないか。また、トリックス製のは他のパドルと比べ、長くてつるつるしている。つるつるしているので、指先の筋力が落ちている現在の私には扱いにくい面がある。
しかし、出現、移動、変化、クライマックスというパドルの限界に挑戦した作品である。しかも、クライマックスで合計3つの宝石が出現したと観客に錯覚させる可能性があるところも私の好みである。もし欲しい人がいたら偽物(トリックス製でないもの)を入手できる可能性があるよ。
●四つの宝石がついているのがテンヨーの『パドル・コレクション』の「カルテットⅠ」である。
近藤博氏の作品である。
一つの宝石が出現したあとで、次々と3つの宝石が出現する(4つ)というスピーディーな作品である。
あるマニアに見せたら驚愕されたという思い出のある作品である。
私はマジックマニアの前でマジックを見せることはまずない。
ましてマジックマニアを驚かせたことなどなかったので、印象的な出来事である。
ヘタレの私でもできるマニア殺しの作品である。素晴らしい。
●テンヨーの『パドル・コレクション』もトリックス製の『ジュエルスファンタジー』も入手困難なので、最後に紹介したいのは、現在、入手可能(再々追記参照)なフレンチドロップさんの『メタリック・パドル』(フレンチドロップさんへリンクしています)である。
写真で言うと銀色のパドルである。
材質が良いせいか、指先の筋力が落ちた私でも本当に扱いやすい上に、現象も単なる移動と一味違う。
分散とでも言える現象で、それが連続して起こり、クライマックスもきちんとある。パドルマジックは初めてという人にも安心である。
ただ、「在庫限りの限定商品」なので、これもまた入手困難な商品になってしまうのだろうか。
パドルファンはもちろん、普通のマジックファンにお勧めである。
特にパドルを普段やらない人に参考までに書いておくと、マジックを見せるきっかけにパドルのマジックは向いていると思う。
意外とマジック以外に使えない道具に関心を示す人は多いものだ。
また、時間がないにも関わらずマジックを見せるときにも良いと思う。
私の場合、パドルのクライマックスまで演じたあとで、パドルをバニッシュして次の演技に移ったりしているが、各自工夫してくだされ。
それにしても『メタリック・パドル』は「在庫限り」だそうだから、早く購入なさるといい。
下↓に動画を貼っておく。
MetalicPaddle | メタリック・パドル
野島伸幸氏の演技
この棒、何? pic.twitter.com/jhbMOvjc0c
— のじまのぶゆき🤍 (@nojimaki1212) May 6, 2021
●赤い石が三つ並んでるのが荒井晋一氏の『ツインコメッツ』である。アフェクションズエクストラのNo.5の作品である。分裂・移動・拡散・増殖とまあ現象てんこ盛りである。私にはちょっと難しい面があるが、パドルマジックナンバー1に挙げる方も多い作品である。
●目の白くなったサイコロとドットがたくさん(21個な)並んだのを用いるのがダロー(私の好きなマジシャン)のDicey Dotsである。今までのと違い、サイコロを用いているあたり、例外的なものと思っていただきたい。
Crash Dice by Tenyo + Dicey Dots by Daryl クラッシュダイス テンヨー
手順を再現した動画で好きなものがなかったので、全く違う二つの道具を使っている動画をあげてしまうことにした。これを純粋なダイシードットとは思わないで下され。サイコロが白くなって白いパドルにドットが現れるのがわかると思う。そこが大事なマジック。むろん、このクラッシュダイスとダイシ―ドットとの組み合わせを考えた方は偉いと思う。
・・・・・・・・追記・・・・・・・・
●レストランマジック研究所で「クイックトリック6選」という記事があり、効果的なクイックトリックとしてその中にパドルが選ばれていた。
ちなみに私がその「6選」の中で比較的演じていたのが「WX]「スポンジボール」「エリスのリング(先月のテーマだった)」「EZマネー(私の場合はテンヨーの「マネーショック」を愛用)」、そしてパドルである。
6選中5作品とはなかなかの率ではなかろうか。まあ、長いマジックを見せないタイプであるとも言えるが。
小林洋介氏はその記事の中でパドルについて「もっと演じる人が増えてもいいでしょうね」とおしゃっている。
さあ、どんどんパドルを演じようではないか。
・・・・・・・・再追記・・・・・・・・
トリックスの『ジュエルスファンタジー』についての情報をいただいたので、一部、訂正をした。
情報をくださった方にお礼を申し上げます。
・・・・・・・・再々追記・・・・・・・・
入手可能の例としてあげたフレンチドロップさんの『メタリック・パドル』が11月6日現在「在庫がありません」と表記されている。
ひょっとしたら入手ができなくなったやもしれない。
ウチで宣伝したせいで売切れたりして。そんな影響力はないか。
・・・・・・・・再々々追記・・・・・・・・
●野島氏のメタリックパドルの記事追加。
●最新版へのリンク訂正。
●前編はこちら→<前編>実演販売の魔法のプランジャー
<後編>実演販売の魔法のプランジャー 説明書解読編 Tenyo magic【テンヨー】
●困った。
どーゆー風に書けば良いのだろう。
よくできた小論文の解答のような動画。
本文を理解し、自己の思考を落とし込みつつ、妥当性は維持しているような。
●説明しづらいので、上記動画はぜひ見てくだされ。
●若き友人いっぺい氏が言っているように、まずは説明書通りに演じることである。そこからオリジナリティを出していくという点が重要。作者の意見(ここでは説明書)を理解した上でオリジナリティを見せていくところは、小論文だなあ。
●細かく言うと私が学んだ、ないし、言語化してくれた(公開してくれた)ことはコミュニケーションとしての笑いの取り方と予想外のものを活用していくことである。
●特に後者の故障品、不良品の活用は重要だと思う。以前、不良品の「THEタバコ」を見たことがあるが、予想外の動きをしていた。テンヨーさん、マニア用に不良品のTHEタバコめいたもの(さすがにタバコは昨今の情勢ではきびしいからね)を出してくれればいいのに。
ここだけの話(上記と矛盾しているから)、マジック道具の誤使用でもオリジナリティが出ることもある。
●動画への高評価、拡散、コメント、ご登録などよろしくお願いします。
また、もしあったら低評価も良いかも(良いマジックで面白い道具なのだから笑いは蛇足だとか、不良品は不良品だとか、この動画はセンスのある人に限った話だとか、いろいろな立場もあり得る)。小論文の採点の時にAーにするかB+にするかで迷ったこともあったし、同僚と採点の評価がも割れたこともある(ほんの少しの差だけれども)。だから、今回は低評価も可と書いてしまおう。次回からは低評価も可とはなどと書かないと思う(たぶん)。