360度どこから見てもバランスのとれた造形感覚と、それぞれの細部にまで細心の注意を払ってつくられていったことが伝わってくる。
特に手相までが読み取れるその手のひらの美しさには目を吸い寄せられる。
モノクロ写真にするとより際立って感じられないだろうか。
正面からの手と視線。なんだかこちらへ向けてオーラを発射しているような雰囲気。
この二体は、もともと置かれていた(たぶん)教会にあっても、対になっていたのであろう。ばらばらに売り払われてしまったりしなくて、聖女の視線の先にあったものが失われてしまわなくて、本当に良かった。
八百年ほども前、
この女性像を作るのにモデルはあったのだろうか?
あまりに美しい造形のその人に、職人は憧れや羨望や、そして恋などしていなかっただろうか。
特に手相までが読み取れるその手のひらの美しさには目を吸い寄せられる。
モノクロ写真にするとより際立って感じられないだろうか。
正面からの手と視線。なんだかこちらへ向けてオーラを発射しているような雰囲気。
この二体は、もともと置かれていた(たぶん)教会にあっても、対になっていたのであろう。ばらばらに売り払われてしまったりしなくて、聖女の視線の先にあったものが失われてしまわなくて、本当に良かった。
八百年ほども前、
この女性像を作るのにモデルはあったのだろうか?
あまりに美しい造形のその人に、職人は憧れや羨望や、そして恋などしていなかっただろうか。