旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

コンスタンティノープルを歩く

2012-09-17 00:55:16 | トルコ
イスタンブルではなく、この街に残るかつてのコンスタンチノポリス(コンスタンンティノープル)の名残をちゃんと見てみたいと思って今日の行程を組んだ。
アヤソフィアのような有名なものでなく、注意深く目を凝らさなければ心に届いてこないもの。
現在はモスクとして使われている東ローマ帝国時代の教会は思いのほかたくさん残されている。
なかでも、アヤソフィアの十年前に、アヤソフィアを建設した同じ建築家の教会は最初に見ておきたかった。
●キチュク(小さな)・アヤソフィア

こちらに少し詳しく書きました。

少し上がっていくと古い人工の壁が見えてきた。
この上は古代ローマの競馬場=ヒッポドローム。こんなふうな場所だった。全体を空から見ると
現在二つのオベリスクと青銅の蛇の壊れてたものがある一般的な観光で必ず訪れる広場。
ここは何度も訪れていたけれど、この古代の人工基礎は今日はじめて見て今までと全然違う感慨があった。

●古代の貯水槽、通称「地下宮殿」二本の柱にだけ、メドゥーサの顔をした石が使われている。
このメドゥーサの石と確実に同じものを考古学博物館の庭で見つけた。それについて、こちらに少し書きました。
●ビンビルディクは同じく古代の貯水槽だが、ほとんど誰も見学には来ない場所であります。こちらからお読みください。

古代のメインストリートと同じ道を西へ歩いていく、グランド・バザールでお昼に。
すぐ近くにはコンスタンチヌス大帝のフォロに立っていた柱が残されている。もともとはこんなかたち。
広場とその周辺の建物は全部変わってしまったけれど、柱だけは何度も後世の修復を経たにせよこうして立ち続けている。
コンスタンチヌス大帝の円柱についてはこちらに詳しく書きました。



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