旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

出雲空港から足立美術館へ

2016-02-16 11:41:38 | 国内

雪も小止み。09:40無事着陸した出雲空港 10:00発のバスで松江駅まで二十分強。途中、宍道湖の湖畔道路と嫁島横を通る 下車して、なんとか10:28発の列車に間に合う。松江駅で改札をSUICAで通ろうとするが・・・それらしき機械がまったく見当たらない。???という顔をしていたら、「出雲市行きへお乗りになりますか?こちらを下車する駅で渡して現金精算してください」と、駅員さん。

電車に乗ってみてみると、「乗車駅証明」であります。へぇ、こんなのがあるんですね⇒ 山陰本線を米子方面へ安来まで駅四つ。 空いた電車で、年配の欧米人夫婦がポルトガル語で何か話している。 安来の駅から足立美術館までは、無料のシャトルバスが運行されている。ちょうど11時に乗車 電車で走ってきた道を今度は車で西に向かい、荒島駅あたりから今度は山へ向かった。とたんに吹雪のような天候足立美術館には1986年か87年に国内添乗で訪れて以来となる。そうか、こんな場所にあったんだ。創立者の足立全康が生まれた村になるという。 あれだけの日本庭園が実現できたのは、この立地だからこそだろう。

出雲空港に到着して、約一時間四十分かかって到着。

入口は、二十数年前とは全く変わっているような・・・だが、入場してすぐ奥に、記憶していた「あの」庭園の風景が見えてきた。

それは、美化されていた記憶さえまったく裏切ることなく、いや、今朝の雪は、予想していた景色をはるかにしのぐ舞台装置となって、見えてきた。

・・・これ以上の再会の舞台はない。

昔、美術館ができる以前、足立全康氏の庭園だった時代からある離れや茶室へ続いている⇒寒くはあるが、今日のこの景色が見られるのはこの天気のおかげ。次にやってくる機会が何度あったとしても、二度とこんな時間はないかもしれぬ。 

一時間ほどの時間、飽きずに庭園を楽しんでいる間に、バスは何台もやってきて、にぎやかな一団がなんども通り過ぎていった。

過ぎた後、雪はもういちどしんしんと降りなおし、庭園は再び穏やかな表情をみせてくれる。 

この美術館の目玉となる横山大観コレクションの部屋にいたる前に、もう十分に満足した。

やっと「大観コレクション」にもたどり着き、ひと通り見たのだが・・・なんだかカタログの再確認をしている気持ちになっていた。

一日経ってから自分の中にくっきり残っているのは、雪の庭園である。

・・・続く

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空から見る日本~天橋立、久美浜

2016-02-16 07:03:29 | 飛行機

「出雲空港悪天候の場合、伊丹に着陸することもあります」という条件付きフライト。

地上は見えないと思っていたが、切れ間に湾が見えた。これは、どこだろう?海岸線と地図を見比べていると、どうやら若狭湾あたりのようだった⇒「天橋立」は、高校二年の夏、大阪から寝袋もっての自転車旅で訪れたのを思い出す。よもや、あの景色が空から見てどこだかわかりはしないだろうと思っていたら・・・あ!あれって

まちがいない。あの細く伸びた半島は「天橋立」に違いない。新雪が陽を浴びて、きっときれいだろうなぁ。でも、朝の七時半過ぎでは、見ている人もそう多くはないか。

その後も、雲の切れ間に見え隠れする海岸線を、おでこを窓にくっつけて追う。と、特徴的な内海が見えてきた↴

調べてみると、久美浜だ。懐かしい、中学の臨海学校で行ったっけ。当時、原子力発電所をつくるとか言っていたが、後日計画は中止されたそうだ。

画面右手に流れている川沿いには、あの城崎温泉もある

松江が近づく。窓の外は雪が風に流れてゆく。日本海側の冬を感じさせる地上が見えてきて無事出雲空港に着陸することができた。

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