旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ゾウの大群に出会う~ミンネリア国立公園

2017-01-21 20:21:19 | スリランカ

まるでアフリカの草原を見るようだった
小松はこれで三回目の訪問だったが、それぞれの年で別の世界を見せられたような気さえする。それだけ広くて多様な自然が保護されている国立公園なのか。

水場に集うゾウたちのシアワセそうなこと

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国立公園の入口

五六人が荷台に乗るジープが何十台も待っている。
国立公園内はもちろん舗装していない。こんな川も越えたりする。もちろんぐあんぐあん揺れる↓

棒にしっかりしがみついて、頭を出して木の枝にぶつからないように注意しながら・・・これも楽しいんです(^.^)

ジープ同士が情報交換して、今日この時間にゾウたちがいる方向へ走る。
途中で・・・これは水牛たち↓

今回は、前の二回とは違う方向へ長く走った。そして、視界がひらけたところで水場が広がり、びっくりするような群れを間近に見ることができた↓


子供たちもたくさんいる。

いっしょうけんめいおっぱい飲んでます↓




もうちょっと大きくなった子は、人間の子供みたいにはしゃいで走っている↓


★世界のゾウの数は、現在50万頭ほど。これは百年前の十分の一。アジアゾウはたったの五万頭しかいない。スリランカにはそのうちの十分の一がいる。アフリカよりも開発が進んだアジアで、野生で生息するゾウの数はいったいどのぐらいいるのだろう。※2015年はじめてピンナワラを訪れた時の日記をこちらからごらんください



夕暮れまでの時間を、それぞれ鼻を揺らしながらゆっくりと過ごしている。遠巻きにする我々のことは、視界の横にちょこっとだけ入っている感じ。移動する群れの先鋒のように、若手の?ゾウさんが一頭だけ先にでてくる。そして、ゆっくりゆっくり、群れは移動。我々は飽きずにとりまいているのでした↓


カンダラマホテルにもどったのは18時ごろ、夕暮れになりました。

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ポロンナルワ遺跡

2017-01-21 17:14:14 | スリランカ
日本の平安時代末期から鎌倉時代にかけて、シンハラ人の王朝が首都としたのがこのポロンナルワ。ここも内陸の町だが、王が整備した広大な人工湖があるゆえに繁栄することができた。この水路はその湖から町へ水を導くためのものである↓

「パラクラマ王の海」と通称される広大さ↓


ここは広大な都市で、僧院や大学などたくさんの伽藍が並んでいたが、その中心となっていたのは、「仏様の歯」をおさめた場所である。
ATADAGE(アタダアゲ)、VATADAGE(ヴァタダアゲ)、HATADAGE(ハタダアゲ)と解説されてもぜんぜんピンとこないけれど、異なる時代に「仏様の歯」を収めていたたてものなのであります↓


かつての聖域の入口に置かれた「ムーン・ストーン」。ここから中へ入るのには今でも裸足にならなくてはならない↓

王が高僧の話を聴くためにつくられた建物↓ねじれた柱がおもしろい。この上に木造の屋根があった↓


縁起を記した巨大な「石の本」↓この形は当時経文を短冊状の木の板に書いて束ねていたのに由来する↓

細部にみられるこの「がちょう」か「あひる」か?よく登場するのだけれど、その由来が今ひとつわかりません↓


ポロンナルワは仏教遺跡だが、南インドのヒンズー教徒も多く住んでいたと思われる。ヒンズー寺院のような屋根につくられた仏教寺院もある↓

内部奥には巨大な仏の立像があったが、破壊されてしまっている↓


こちらも舞台のようにつくられた僧院↓

四方の入口には端正に彫られた守護神↓足元に立つ小人のようなものは、その土地土地の氏神のようなものだとか↓


最大の仏塔↓

裸足になって熱い石を踏みながら一周。ゾウさんの彫刻が緻密↓

↓このしるしは復元の時の目印として刻まれた現代のもの↓



大学の中心部だったといわれる場所に安置された巨大な仏像↓

かつてはこんなフレスコ画で飾られていた↓


最大の見どころはこの石造群↓

★もう少し詳しい話を⇒こちらの日記に書いております

台座の部分をよく見ると、日本でも弘法大師が手にしている「金剛杵(こんごうしょ)」ではありませんか?立てられているけれど、確かにそうだ。これはもともとインドでは武器だったとされている↓


この遺跡、まだまだ見るところがあるのだけれど、時間も体力も限られておりまする。

***お昼ご飯に出たちょっと黒めのこれは?↓

⇒こちらに書きました
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お猿と遊んでから石窟寺院とポロンナルワへ

2017-01-21 11:16:13 | スリランカ
朝になっても雲がかかっていた。明るい浴室のバスタブから空を見ていると、雲が流れて青空が見えてきた。朝陽に照らされている。

ヘリタンス・カンダラマにゆっくり滞在する価値を感じる時間。七階のダイニング階、レストランの入口から古代の人工湖を見晴らす↓そう、これが人工の湖なんて驚かされる。スリランカ全土には「一万を数える」貯水池がつくられてきたのだそうだ。




部屋にもどって用意をしていると、ベランダで何かが動く気配↓

※ちょっとお相手してあげた話をこちらに載せました

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ヘリタンス・カンダラマの敷地ではゾウさんもお仕事をしております↓

村の道はこんな車がきてもよけません。

雨はまだぽつぽつ降っているが、ダンブッラ石窟寺院の入口に到着↓

大型バスは本来この正面入り口下まで。上まで長い階段を徒歩で行かなくてはならない。

実は横に、小型のトゥクトゥク用の横道があって、今回は密かにそこで下車。近道から入場する。ガイドさんと一緒でなくてはできない裏ワザであります↓

靴をぬいで寺院内に入る↓


お供えする花々もまるごと黄色い液で洗っている。これって何?「サフラン水です」あ、なるほど↓


全部で五つの洞窟寺がつくられているが、第一窟の涅槃像は二千年前の古代からのもの。岩を彫りぬいてつくられている。見る度にその迫力に圧倒される↓


★石窟寺院のスタートは、南インドの王朝に追われたシンハラ人の王が、この岩山の寺で十四年雌伏の時を過ごした事による。この石版にはその縁起と十二世紀末のニッサンカマッラ王が第二窟をつくって金箔で仏を飾ったことが記されているそうな↓

※この石窟寺院のもう少し詳しい話を⇒こちらに書きました



第二窟

天井から流れ続ける水は、一瞬低い場所から高い場所へ流れているように見えるが、こうして写真を撮ってみると正常な流れ方であるのがわかる↓

魚の絵↓

溜められた聖水

聖なる紫の蓮の花


 監視カメラ

こちらは十九世紀につくられた涅槃像



***
中国からの観光客はとても増えている。China meets Sri Lanka↓


お寺の観光は靴を脱ぐ場所が多い。むしろ裸足のほうが快適かも↓

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