旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

白谷雲水峡の短いルートをゆっくり歩く

2017-03-07 13:35:01 | 国内

バスは宮之浦から白谷雲水峡を目指してのぼりはじめる

 標高620mの入口へ、道路はきれいに広く舗装されている。宮之浦がくっきり見えた↓こうしてみると、屋久島電工のダイヤシック工場がいかに大きな場所を占めているのか、はっきりとわかる。※いちばんめだつ煙突その左側にひろがる大きな敷地がすべてそうです

遊歩道の入口に(他の場所にもよく)掲げられている屋久島の地図。この色分けが分かりやすい→※こちらに書きました

**白谷雲水峡は、その名前のとおり川に沿った渓谷になっている。入口を入ってすぐの場所が、その雰囲気をいちばん感じられる。川にそってごろごろしている巨石をのぼってゆく↓

バスガイドさんが先導してくださるほどに、そんな「山登り」ルートではありません。←この写真で見ると大変そうですが、だいじょうぶ。

白谷雲水峡のルートも、ヤクスギランドに劣らず多彩↓いちばん奥までのルートだとまる一日みておいたほうがよさそう↓しかし、短いコースでも十分に苔むす森の雰囲気は感じられる場所だ↓

↓短いルートだって、じゅうぶんな巨木がたくさん登場するのです↓

そこらじゅうが「苔むす森」みたい↓

 少し視界がひらけた場所に出る。「あそこに一本突き出している木が『弥生杉』です」と、ガイドさんが指さす そこには、印象的な花崗岩の岩肌と、一見枯れたようにみえる巨木が見えた↓

 昨年十二月の下見の時、小松はあの『弥生杉』の下まで行くコースを歩いた。 間近に見てたしかに太い幹だったが、他にも太い木々はたくさんあったので、とりたてて印象には残らなかった。

今日、こうして見せられる方が、よほど記憶に残る。

**一時間ちょっと、木道のお散歩をしてからバスに乗って、宮之浦へもどる。お昼時になり、ちょこっと何か食べたくなる。そうそう、サンカラホテルさんが出発の時にひとりひとりにくれた、こぉんなおいしいモノがあったんです(^^)↓

 半分かじったところで、宮之浦に到着。「里めぐり」の語り部さんお二人が待っていた。

 

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屋久杉で箸をつくる

2017-03-07 11:11:11 | 国内

サンカラホテルを出て、晴れた海を右に見ながら北上空港が近くになり、右にこんな施設が見えた↓これは? 「これは、飛行機の誘導装置です。出来る前は有視界飛行だったので、着陸できないことも多かったんです」とガイドさん。 今朝、屋久杉の箸作りをさせていただく「杉の舎」さんは、空港を出てすぐのところにある↓

樹齢千年を超すものを「屋久杉」と呼ぶ。今日これから作る箸の材料は、きのうヤクスギランドで見た「土埋木」のように、江戸時代に切り出した残りなのだ。お店の横には、貴重な木材が積み上げてある↓

三か所に分かれて、職人さんに指導していただくまずは★どんな木材を選ぶか=どんな箸をつくりたいのか

「土埋木」は、江戸時代に木目が揃っていないところが切り残されたのだから、木目は真っ直ぐでないことが多い。しかし、複雑な木目は「味わい」にも通じる。かならずしも真っ直ぐな木目の真っ直ぐな箸をつくろうとしなくてもよいのだ。小松は昨年下見に来たとき、ことさら曲がった木を選んだ。はい、出来上がったのは実際に使うのに適さないモノではありましたが…。

道具は、職人さんが使うのとまったく同じもの⇒ 二本そろえて端をザクッと切るところからはじめる。このあと、それぞれの棒をだんだん細くしてゆく。 先を細くして形をととのえたら、タワシのような専用の道具で磨く。すると、木目が鮮やかにうかんでくる↓

屋久杉は豊富に油分を含んでいるので触れてつかってゆくうちに、もっと木目が美しくなってゆく。そして、この削りカスにさえ、とてもよい香りがある。完成品↓希望すれば、小さな白い袋に削りカスを入れてくれる↓

「もっといただけるかしら?」と、ダンボールからわっさりもらっていかれた方もありました(^.^)

別室の工房の方でつくっていた組も完成~ こちらの部屋には、本格的な木工機械が備えてあって目を引いた↓今ではもうつくっていない貴重な物らしい↓

 

自分の手でつくったものは、代わりのない記憶の詰まった記念の品になるにちがいない(^.^)

***

次は、「白谷雲水峡」へ向かいます

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サンカラで朝ごはん

2017-03-07 09:32:52 | 国内

今朝も晴れている。ヴィラから本館まで少しお散歩がたのしい。雨が降っていたり寒かったりすれば、電話ひとつで本館からお迎えのカートがやってくるが、今朝はいらない。

朝食のテーブルは多彩で、一泊ではとても楽しみきれない。
    パンは朝四時からここで焼いている  ふわふわのオムレツと温野菜 屋久島紅茶がやさしい味、お手製のジャムとトーストによくあう 甘いペイストリーもどうぞ
ああ、二泊三泊してゆっくり味わいたい朝ごはんだ

本館テラスから見晴らす水平線。ヴィラの屋根がならぶ↓

振り返れば山も近い↓

こんな花も咲いている南国の島らしく↓

出発もカートで、バスの駐車場所まで送ってくださる↓

あ、それ、昨夜見た屋久杉の数珠ですね(^.^) お見送りです~
ここで、思いがけないお土産をいただいたのですが・・・それはあとで(^.^)

・・・午前中は、屋久杉でお箸をつくりに行きましょう

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