旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

風車の海を越えてウランバートルに到着

2024-08-24 22:09:03 | モンゴル
目を凝らすと何百、いや何千という風車。
草原の上を飛んでいる。
14:40に成田空港を飛び立ったモンゴル航空は、

日本海、隠岐の島の上を飛び

三時間後には内モンゴル上空に達していた。
風車の海は断続的に一時間近くも続く。

★「内モンゴル」とは、中国領内のモンゴル人自治区。日本の三倍の広さがある。近年、人口1200万人ほどの8割近くは漢民族。1911年の辛亥革命で清朝がたおれた後には「内」「外」共に独立国モンゴルにになった。が、その後の中国の復活に押され「内」は手放し、モンゴル人は「外モンゴル」だけを自分たちの独立国とすることになった。ウランバートルはその「外モンゴル」の首都。モンゴル人はけっして「外」などと呼ばないが。
★内モンゴルの風力発電
雨が少なく一年中風が吹くこの地域は世界最大の風力発電エリアになってきた。
※2019年のAFP通信の記事にリンクします
日本の企業も本格的に参加しているプロジェクト※九州電力のHPにリンクします
2023年末にも順調にすすんでいるとAFPが報じている※リンクします
北京までわずか400キロほどの距離。大陸中国の発展を支える電力はこんな風につくりだされていたのか。

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モンゴル領内に入ると風車はほとんど消えた。

モンゴル領内でも風力発電は進められているが、内モンゴルの規模に比べるとまだまだ小さい。※JICAのHPにリンクします


少し傾いた太陽の光に草原の影が濃くなる↑細長い白い線が動いているのは↓

↑貨物列車だ。

「ウランバートルの気温は摂氏22度」と機内アナウンス

高度が下がる。

雲が大きな草原。
三十分以上早い18:30には着陸した。

降機して尾翼に描かれた馬を見る↓

荷物をとってロビーに出ると、
今月二回目のムングンさんが待っていてくださった。

ターミナルの外に少し夕暮れになった草原

駐車料金をQRコードで支払っているような

道路に出ると大きな夕陽が真正面に見えた。
「満州の夕陽は大きかった」という戦前の入植者の言葉を思い出した。
モンゴルはその大地の延長線上に位置している。

市内に向かうバスのスタンド

8月1日に市内まで三時間以上の渋滞にまきこまれたが今日は「平和橋」まで順調にきた。
21時ごろ部屋に入る。
ホテル目の前のスフバートル広場に出た。

国会議事堂に向かって左にある「ボグド・タワー」に国旗の電光掲示がはためいている。

串焼き肉の屋台がいくつもでている。

食べちゃいました(^^♪


コメント
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