Remains of The Accidents

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【読了】 急な青空  南木佳士

2011年06月02日 | 読書

南木佳士の作品が好きでよく手にする
彼は現役の医師ながら芥川賞作家であり
その人生において病いに冒されてもいるという

このエッセイでも、疲れた心が山に向かい
少しづつ開放されていくところが感じられる

遠く信州にいる作家の快復など関係ないと
云えば関係ないのだが、彼のエッセイなどを
読んでいると同じような病いの入り口に立つ
自分を感じ、自分の肩をなんとか娑婆の方に
向けさせることができるので離れられない

作者には申し訳ないのだけれど
拝金・独善の世の中にいて、なんとか立って
いる自分にそっと「おまえはまだまし」と囁ける
ように利用させていただいている

とかくこの世は窮屈だ

コメント
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