Remains of The Accidents

アクシデンツなページ

【読了】 いま会いにゆきます 市川拓司

2010年03月18日 | 読書
映画化された本なので、終始竹内結子と中村獅童の影がつきまとって
頭の中を中和するのに苦労した

きれいでおもしろい物語
定められた運命に自らすすんでいく勇気と、予定通りの悲しい結末
主人公たっくんの病状にやや無理があり、ひつこいところもあるが
街外れの公園、隣接する工場跡、扉だけが残っている
その扉が過去と未来とを複雑に結び付けていく設定などは絶妙だ

もう一度生きたとき、また今の奥さんと結婚するかと問われれば
やはり、結婚する道を歩いていくのだろうな

この子供たちともう一度出会うためにも




そう云えば、諏訪湖の花火大会に行ったことがあった
奇跡的に予約できた宿は
宿というには疑問の残るプレハブ住宅で、鉄色の狭い温泉につかり
冷水で髪を洗ったことを覚えている

あの温泉宿にもう一度行けと云われても、もう行けないほど昔のことと
なってしまったが、ツーリングで最も後悔した宿だったな

あのときのおばちゃんには、もう一度会いにゆけないな




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