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2022白馬村旅行

2022年03月02日 | つれづれ

昨年、何度か宿を押さえては雪不足でキャンセルした白馬に行ってきた。

今年は大雪が続き、ゲレンデは完璧なのだけれど往路復路が心配なほどだった。

いま履いているスタッドレスは既に5年落ち、万が一のためにAmazonで金属チェーンを
入手しておいた。

よくよく考えれば年に一度のスキーのためにこういうタイヤに履き替えるよりも
良質のゴムチェーンを1セット持っていた方がよいはずなのだが、なぜかしら
そこにはこだわってしまう。

日曜日の早朝に自宅を出て一路信州に向かう。道は空いていてほどなく中央道にはいる。

今回もNEXCOの速旅を活用して高速道路の料金をセーブして走っている。

愛車は機嫌よく走り、ACC110km/hのまま甲府盆地を抜ける。

原村にさしかかり八ヶ岳を横に見るころに雪が舞ってきた。

少し休憩してそのまま諏訪から長野道、トンネルをくぐれば塩尻。

松本を過ぎて安曇野で高速道路から離脱、大町市街にさしかかると道端には除雪した
雪がうずたかく積まれている。

そろそろ本格的に降雪地域、簗場の峠を迎えることには大雪になった。

ここで少し不安になり、そろそろチェーンをまこうかと考え始めた。

ただ、前後に車の影もないのでブレーキを軽く踏んでみるとちゃんと効いている。

このまま行けるところまで行こうかと思い直して、青木湖畔のトンネルを越した。

簗場駅のあたりでは轍も見えないほどの積雪となったけれど、愛車は踏ん張ってくれた。

そのまま、白馬村に入ると雪は少しましになり、道路も除雪されていた。

本来の旅程では、この日は速旅の特典で五竜とおみで滑る予定だったのだけれど
大雪の中で滑るほど飢えてないので、方針を変更して温泉に浸かってゆっくりする
ことにした。

どこいらの温泉にしようかと迷ったが、あまり遠くまで行くのも気が引けたので
白馬村の中心地から姫川を渡って白馬ハイランドホテルの日帰り湯に向かった。

昼を過ぎると東京や近畿圏に変える人たちでにぎわうようだが、この時間はまだ
空いていて、反則とは知りながらイヤホンで音楽を聴きながら浸かっていた。

チェックインまでにはまだ3時間ほどあるので焦ることもない。

さて、風呂をあがったら腹ごしらえ。

せっかく信州でゆっくりしているのだからお蕎麦をいただこう。

お蕎麦屋さんはR148沿いに何軒かあるらしい。「手打ちそば いっぷく」という
お店に決めて駐車場に。

あったかい野菜天そばをいただいた。

ん? 一つだけ何を揚げたものかわからない。よくよく見ると「リンゴ」だった。

甘いお菓子のようでおいしかった。

 

さて、ホテルにチェックインしたらもうすることはない。

外を見ると、雪は止んで少し青空が見えてきた。

荷物をほどいて少し経ったら、夕飯の買い出しに出よう。

ホテルは小さなキッチンのついている半コンドミニアムのような部屋だったので
自炊することにしていた。

どうせ一人、人々に囲まれて夕食を食べるより一人で部屋呑みしているほうが
気が利いている。

今日はいつものウイスキーをやめて、ドライジンにした。

今夜と明日でひと瓶明けてしまおうと炭酸水も買い込んだ。

 

月曜日、早朝の八方は朝日に輝いていた。さあ行こう。

昨日キャンセルした五竜は明日の午前中に延期、帰路ゆっくりするところを
少し圧縮すればよい。

ただ、不幸なことに午後にはリモートのミーティングが一つ入っている。

気の利かない部下がこの日を指定、まさか月末には入っていないだろうと油断して
しまってスケジュールが変えられなかった。

ただ、どんなに天気がよくてもリフトが止まるまで滑る体力、脚力はもうないので
午前中で切り上げてリモートに出ることとした。

 

<リーゼンの上から>

<ゴンドラから白樺ゲレンデ>

<パノラマコース>

 

名木山トリプルに乗って、そのままゴンドラステーション。

結局、ゴンドラ経由リーゼンを7回ほど連続滑降した。

その後にパノラマゲレンデから中級バーンを選んで白樺ゲレンデ、またゴンドラ。

8:00の滑り始めから休憩はゴンドラの中、12:00ころには足が上がらなく
なってきて、少し早いが下山することにした。

下山後に少しアクシデントがあったが、ホテルに帰って下調べしてリモートミーテ
ィングに参加、相手はこちらが白馬にいるとは知らずに話している。

会議終了後、アクシデントの処理をして食料の買い出し。

昨日から出歩いていたので道はもう熟知・・・と思っていたら、少し迷ってしまった。

平日のホテルには、学生の集団と老人たち。家族連れは既に帰宅してしまったようだ。

お風呂はルール無用の年寄りたちと若者たちでゆっくりしていられない。

 

 

最終日、午後から天気が悪くなるようなので早めに五竜とおみに。

このゲレンデにはあまりいい思い出がない。

スキーを始めたころ、このゲレンデに来たことがあるのだが、このゲレンデは
上部と下部に分かれていて、確かに上部はパウダーの緩斜面で初心者の練習には
最高だけれど、そこから下山するルートが初心者泣かせの狭い迂回路だ。

いっしよに行った女の子が半泣きになる中、ゆっくり滑れば怖くないとスポ根
指導を繰り広げるYさん。

それから数年の後、今度はFさんがはぐれてしまい夕刻になってようやく再開する
ドラマテッイクな展開もあった。

今回は、まずゴンドラで上に上がり緩斜面を2本ほど、そのまま47の方にR1を
下っていく。ここは中級向けながら圧雪が利いている幅広コースで快適快適。

47のゴンドラから、スノーパークの脇を抜けてクワッドで上がってはまた滑降。

これを数回繰り返してまた遠見の緩斜面。

時間的に下に降りようと判断して、例の迂回路を降りたものの、5分ほどで降りきって
しまったので、どうにも名残惜しくて仕方がない。

既に左ひざには力が入らないのだけれど、まだ少し滑っていたい。

恐らく今年はこの一回で終わり。

もう一度ゴンドラで上がり、一気に下山、遠見クワッドを3回、飯森リフトを一回
名残惜しさの中、降り始めた雪を背に愛車に戻った。

なんだか温泉も入りすぎたし、寄り道はやめて帰路につこう。

ただ、R148をそのまま帰るのは面白くないので、渋滞時の迂回路とされている
県道31から大町市街に戻ってみる。

大町であまりおいしくもないラメンを食して、そのまま長野道。

帰りもACCで快適に走ってきた。途中、双葉ICでトイレに寄っただけで
17:00には帰宅。

白馬まででかけたのはいつ以来かわからないけれど、晴天のリーゼンを堪能することは
バケットリストの一つだったので、これは「済」となった。

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