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再会すること

2020年05月08日 | つれづれ



五月になり、連休が終わった
昨日、久しぶりに出勤することとなり午後からデスクにいた
そのまま外出してしまうので、必要な作業のみすすめて
客先にいく準備をしていたら、同期入社のヤツがいた
この10数年、会社は合併を繰り返し大きな会社になってしまったので
部署が離れると数年単位で合わなくなることが多い
ましてや、一昨年まで3年間は大阪に単身赴任していたので
彼との再会は、短い時間だったけれどうれしかった

実のところ、彼が同じフロアにいることは知っていたが
在宅勤務が続いており、再会することがなかった
昨日は準備ができ次第、外出してしまう予定だったので
ゆっくり話すことはできなかったが
旧交を温め、近況を語った

彼がいる事務所は本社にはなく、都内の別の場所にある
そのビルに入居している別の会社の方に感染が判明して
念のために事務所を離れて本社の会議室を借りて業務を
こなしているとのこと

本来あるべき在宅用のPCが不足しており、少し密だが会議室を
事務所代わりにしてなんとか仕事をこなしているとのことだった
不便であり、この歳になってリスキーな話だ

今回、こういう形で見えないリスクが蔓延してくると
少しだけ「本性」というものも見えてくる

例えば、父の会社では「部長」と呼ばれる高所得者たちは
ほぼ全員毎日出社しているがあまり実務はない

ベテランの部員たちも出社しているケースが多いときかれ
口々に「在宅では通信環境が悪くて仕事にならない」といい
万が一のリスクは世界のどこかに追いやっているようだ

さらに単身赴任で東京に来ている人たちについては、口々に
「大丈夫でしょ、通勤時間も短いし、電車も空いている」と
いい、ほとんど毎日出社しているときく

出社したい気持ちはよくわかる、自宅にいてもすることもないし
単身赴任者は頻繁に移動することが憚られ、寂しい限りなのだ

そして、若手部員は二極化。ベテランと同じ動きを見せる人たちと
冷静に在宅勤務を続けるタイプに分かれている

同期の彼も、父のまわりの人たちも色んな意味で仕事に懸命なのだろう


そんな中で、自分は最近わからなくなっている
これからどうやって生きていこうかと
いや、いつまで生きているんだろうかと

もしかしたら、死亡保険金と補償で家族の生活にめどがたったら
それでいいのかも知れない


幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく(牧水)

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