My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

CDP DAC部オペアンプの交換(久々に) MUSES8920

2013-05-01 15:35:21 | CDプレーヤー

CDプレーヤーのDAC部分のオペアンプ(OPamp)を久々に交換してみた。

 

DAC/HPアンプで、MUSES8920Dに交換したところ結果が良かったので、このスルーレートであれば、DACのI/V部にも使えるのではないかと思い、追加で購入していた。

しかし、以前にも書いた様に、このICはエージングをしないと、さっぱり使い物にならないので、ずっとHPアンプで使用中のものを今回のCDPのI/V部に移動し、HPアンプには新品を載せた。

参考に、交換後の周辺の様子。あとで、以前と同じ様にオペアンプの上に放熱板を付けている。

さっそく、載せ換え後の音の印象は、今まで使用していたNS製LME49860と比較して、ちょっと音が厚くなって、音の雰囲気、温情感(暖かみ)、躍動感みたいなものが感じられる。一言で言うと人間臭さがある。

しかし、LME49860と比べると、情報量と低~高域の上下への伸びでは、少し劣るような気がする。

これは、スペック上では何が違うのか?関係ありそうな特性を少し比較してみた。

左がLME49860、右がMUSES8920D

 

推奨動作電源電圧   ±22V max.     ±16V max.

入力オフセット電圧   0.1mV typ.   0.8mV typ.

 typ.

利得帯域幅GB      55MHz        11MHz 

全高調波歪率      0.00003%  0.00004%

スルーレート       20V/uS      25V/uS

入力換算雑音電圧   2.7uV/√Hz      8uV/√Hz

                                0.34uVrms       1.1uVrms

セットリング時間     1.2us       NA

チャンネルセパレーション 118dB      150dB

 

この様に見ると、諸特性では殆どLME49860が勝っている。

唯一劣っているのは、チャンネルセパレーションとスルーレート(若干)だ。

この特性を見ると、高特性が要求されるI/V変換部では、LME49860が適任の様だ。

やっぱり、またLME49860に戻そうかな。

コメント
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