My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

スプラグ製ビタミンQ(Sprague vitamin Q) PIOを入手。

2013-05-25 16:46:31 | 真空管プリアンプ

2週間前の東京出張時に、秋葉原でSpragueのVitamin Qを購入した。

これは、オーディオをやっている人には、あまりにも有名コンデンサ(キャパシタ)で、とうの昔に製造中止になってますが、巷では評判は良いです。

初期のマランツ設計時に、設計者が何か物足りない音だと気づき、スプラグ製のカップリング・コンデンサに変更した?と言う話もあります。Bumble Bee?Black beautyだったかな?

前回、プリアンプの出力部にAEROBOXのPIO(ペーパー・イン・オイル)のコンデンサを使って、凄く良かったので、その前段にもオイルコンのPIOを使って見たかった。それもVITAMIN Qが第一候補。

そしたら、運良く定格・容量の合う物が有ったので購入した。0.22uF/300V。実電圧が195Vなので充分だろう。

お店の人も、オイルコンなら、やっぱり何と言っても、VITAMIN Qでしょうと言って、薦めてくれた。

前回同様親切に、容量測定でペアを揃え、漏れ電流測定、極性測定をしてくれた。

電圧の高い方へ、この黒チューブ側を接続する様にと。一応、ペーパー巻きの外側を電圧の高い側にしたほうが、外部の誘導を受け難いらしい。

持ち帰ったものは、こんな感じ。

製造ロットNo.の読み方が良くわからないが、かなり昔のものでしょう。60、70年代のものと思います。

当然、ガラス・ハーメチック・シールしてあります。

このビタミンQは、中にポリブデン系オイルが含浸してあり、このオイルをVITAMIN Qと言っているらしい。

換装後のプリアンプの中の様子。今までDynamicapがついていたが、これをビタQに乗せ換えた。

Spragueでは、他にATOMやオレンジドロップも使っている。

そして全体。右側はフォノEQ部。ただ、今まで一度も使ったことがない。勿体無い話だ。

左の奥のカップリングは前回交換したAEROBOXのオイルペーパーコン。

 

何せ、このコンデンサも何十年も眠っていたものなので、エージングに1ヶ月以上が必要と思われる。

なので、きちんとした音のレビューは、それからにしたいが、一聴した感じは、明るく、フワッと音が前に出てくる。ちょっと軽快な音でスッキリあっさり、サラッとしている。味わい深さが今一つ。情報量は多いが、ハーモニックスが多い性か行間が詰まった感じ。前のDynamicapのほうが生命力といういうのを感じた。というのが第一印象。

エージングが進むと、魅力的で色気のある音を聴かせてくれるだろうと期待している。

できれば、エージングの途中経過もレビューしていきたい。

コメント
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