REVOX B226のDAC ICをTDA1541AーS1(Single Crown)に変更して音質が大幅にアップし満足したところで、更に後段のオペアンプ電源に電解コンデンサを追加して見ました。
入手したマランツ製ジャンク品のオペアンプ電源にエルナーのセラファイン(ワインレッドに金文字)220uF/16Vが使われていたので、そこから拝借させて貰いました。
取り外した電解コンデンサは、一応容量確認をしておきましたが、問題無さそうでした。
このオペアンプは回路図上で+12Vと-15Vの2電源。実測値も、その通りでした。
16V耐圧なので余裕はないですがギリギリ・セーフです。
出来るだけオペアンプの近くに配置しました。
追加後の音は、盛大に出ていた低域がタイトに少し押さえられ、音に奥行きが出てきたと思います。エージングでもう少し良くなると期待しています。
再三になりますが、それにしても、このルボックス B226の音は、「感動の音」です。聴く人を包み込んで、音楽に引きずり込みます。
今は、手持ちのCDを聴き直しているところです。以前とは違う感覚で聴けます。
しかし、、、。
分解したついでに内部をよく見廻すと、メカの部分で経年劣化が見られます。
ここを何とかしないと、せっかく改善しても、またすぐに聴けなくなってしまいます。
交換部品を調査中ですが、当然全く同じものは手に入らないので代替が効くものを探しています。
また、懸案のDEMリクロックについては、グランド周りの気遣いやパルスのデューティをキッチリしないとノイズの原因となる懸念があり、今回は改造を見送る事にします。
それにそれで改善するのであれば、当時の優秀なフィリップスのエンジニアはとっくにやっていると思います。
クロックラインを引き回して無理矢理クロックを突っ込むのであれば、内部クロック生成用CをICの根元に直付けした方がノイズも少なく良さそうな気もします。