My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

45 シングルアンプの製作(17) ~カソードパスコンの構成変更~

2021-02-05 13:39:05 | 真空管アンプ

出力管45のカソードパスコン構成を変更してみました。

ここには、EROの電解コンデンサ(金)100uFとCDEのPM(緑) 0.068uFをパラにしていたのですが、どうも高域が耳に付いて落ち着いて音楽が聴けません。

 

これは、CDE PMの鈴鳴り"チリン~、チリン"かな?と思い、外して見た。

 

その結果、高域が落ち着きました。こちらの方が良い感じです。。

 

CDE PMは噂通り、高域に特徴がある様です。

高域を見通し良くするには使えそうですが、このアンプには必要無さそうです。

EROの電解コンデンサだけでも充分に高域が出ています。

 

ある本(MJ)の製作例には、このカソードの電解コンに小容量のフィルムコンを並列に入れると、高域の延びや抜けが良くなると書いてあります。

確かにその通りですが、ここにCDE PM(緑)のフィルムコンを使うと、高音ばかりが強調され、折角のMade in Germanyの電解コン「ERO(Roederstein)」の良さが活きてきません。

他のフィルムコンでは試してませんが、音のバランスから考えると「どうかな?」ってのが私の感想です。

高域が強調される所為か、音が空間に散らばり中域が薄くなり纏まりが有りません。

クラシック系には良いかも知れませんが、主にポップス、ジャズ、ロックを聴く私には合いません。

まあ、私個人の主観ですので、好みや感じ方の違いは有ると思います。

 

~つづく~

 

コメント
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