こちらもオリジナルではなく、復刻品"Made in Russia"です。
10年ほど前にUSから購入。
TUNG-SOLの6550と言えば、その形状から通称”ダルマ球"と呼ばれています。
ボトル容積もKT88に比べ小さい。---並べた写真は、「まとめ」の時に。
Gold Lionと同じく、"New Sensor"(ロシアRFT工場)生産、US検査のマッチドクワッドです。
お値段はGold Lionより少し安かったと思う。
購入時の外観。
現在の外観。随分と使い込んだと思う。
左から3本目の1本だけ製造年が違う(16 11)のは、固い床に落として割ってしまい、後で補充したため。
バイアスを調整後、暫く鳴らし込んでから評価。
音質は、Gold Lionに比べ音空間の広がりがひと回り狭く、小ぢんまりとした硬めの音です。
KT88の様な雄大な響きは有りません。
低域の明瞭度がいまひとつで、少し団子状に聴こえます。音数も少なく感じる。
周波数レンジは、低域、高域ともKT88ほど広く無い様に感じます。
この事が雄大さに影響しているかも知れません。
然しながら、ボーカル、ピアノ等の中域は太くて良い感じです。
古いJAZZで小編成のバンドの音楽を聴くには適していると思います。
例えば、
「Waltz for Debby/Bill Evans Trio」
「SAXOPHONE COLOSSUS/SONNY ROLLINS」
「SOMETHIN' ELES/CANNONBALL ADDERLEY」
「JAZZ SINGER/ROSEMARY CLOONEY」
など。MONO盤は特に良い感じで鳴ります。少し枯れたナローレンジが良い感じ。
ただ、大編成のオケなどにはあまり向かない様です。
これは、以前に聴いた時と同じ印象。
Amazonでも新品が購入出来る様です。