プリアンプのホワイトノイズの原因が判った。
ボリュームの前段に有ったアッテネータが原因だったようだ。
このアッテネータからボリュームへシールド線も使わずに単線で引き回し。アッテネータの接点も多い。
ここでノイズを拾っていた様に思う。
入力レベル調整用のアッテネータ。
このアッテネータは以前から気になっている部分だった。
アッテネータを切り替えるとその位置によって、ソース機器側から見た負荷インピーダンスが変わってしまい、場所によっては低すぎる。
一方でボリュームは250kΩと大きいために、アッテネータからボリュームの間でノイズを拾いやすく、ボリュームまでの浮遊容量の影響で高域減衰にも繋がる。
そこで、このアッテネータを取り除き、入力セレクターからボリュームまでをダイレクトにシールド線で繋ぎました。
シールド線には「Belden」を使用。
丁度適当な長さで末端処理してあるものが部品箱に見つかった。何から取り外したのだろう?忘れた。
シールド網線は片側(ボリューム側)のみをグランドへ接続。
その結果、ホワイトノイズは殆ど気にならなくなりました。
聴感上ですが高域まで綺麗に、埋もれていたと思われる音まで聴こえます。
ちょっとした事ですが、勉強になりました。
今は、このプリ(ライン)アンプが良い感じで鳴っています。
以前に、プリアンプが無い方が音がスッキリすると書きましたが、今一度聴き比べてみると、無しでは音が薄っぺらく、有りだと音に厚みや深み、奥行や広がりが有り、艶も有ります。
音楽を気持ち良く聴かせてくれます。
これは今回の改良と、Mullard CV4003(ECC82)のに依るものと思う。
次ステップの差動増幅回路用の部品も手に入らない事ですし、暫くこの状態で聴いてみようと思います。