どっぷりとWestern Electricのケーブルにハマりこんでしまっています。WE電線病?
WE信仰に洗脳されて信者になりつつあるかも?
今度はシールド・ケーブルを使ってみた。
使用箇所は、5998 PPアンプの内部配線、RCA入力~VRに至るライン。
従来はBelden(ベルデン)の1503Aを使用していた。
これはこれで力強い音がして良かったのですが、ここをWEの2芯シールド線に交換。
2芯シールドを片chに1本、計2本使用。(通常この様にしますよね)
WEの2芯シールドは珍しいです。あまり見かけません。
22AWGで1970年代の物らしいです。
WEの本物かどうか疑心暗鬼なところは有りますが、現物がこれ↓です。
構造は、外側から
・外皮=たぶんPVC
・絶縁被覆=紙で全体巻き+絹と何故か白黒の糸が2本。この2本の糸は?何か意味があるのでしょうね。
・シールド網=交差編み込みでは無く、一方向に撚って有ります。
・絶縁被覆=紙
・芯線被覆=テフロンと思われます。
・芯線=銅単線(非メッキ)
です。
外被を剥がしたところ。
シールドを剥したところ。内側にも紙が巻いてあります。その内側がテフロン被覆の信号線2本です。
なかなか凝った作りです。ここが拘り、何か技術的秘密があるのでしょう。
2本完成しました。
方向は信号の流れる方向と印刷文字の方向を合わせました。
シールド網線は終端側は芯線グランドとショートするために残し、入力側は切り落としています。
この接続方法をエンド・アースと言うらしいです。
逆に入力側の芯線グランドをシールド網線とショートする場合はスタート・アースらしい。
片側でシールドする理由はアース・ループを作らないため、エンド・アースとする理由は接続される機器のグランドノイズでシールドしないためです。ケーブルを自作した事がある方なら、よくご存じと思います。
私はRCAケーブルもその様にして自作しています。
今回、青色の芯線をコールド側=グランドとし、白色の芯線はホット側としています。
アンプのRCAジャックに半田付けしました。今回RCAジャックも新調しました。
配線した様子。結束バンドでシャーシに固定しておきました。
音はと言うと、一枚ベールが剥がれた様な更にクリアーな音になりました。クリスタル・サウンド?
これが色付けの無いフラットな音と言うのでしょうかね?
Eva Cassidy(エヴァ・キャッシディ)を聴いていますが、
アコースティック・ギターの弦を爪弾く音やボディーの胴鳴りがきちんと聴こえます。
そしてボーカルは突き抜けていて、天まで届く様な透き通った声です。
いやぁ、ビックリですね。恐るべしウェスタン・ケーブルと言うか、ウェスタンの拘り抜いた技術力です。
「オーディオの原点はWestern Electricにあり、ヴィンテージを極めるとここに帰結する。」
って感じですかね?。
今は高音が少しきつい感じもしますので、もう少し鳴らし込みが必要でしょう。
今迄使っていた「Belden 1503A」も価格の割には中音域を強調した様な骨太の音でPopsには良い感じでした。
Beldenのレコーディング用定番88760も気になります。
いやぁ~、電線病です。。。
今聴いているEva Cassidyを紹介します。こちらは「ベスト盤」です。
音質は良いです。オーディオ・ファイルとして、よく使われます。
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BEST OF EVA CASSIDY |
BLIX | |
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こちらは「ライブ盤」です。こちらも音質良好です。
「奇跡の歌声と感動のライブ」がたっぷりと聴けます。
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Nightbird |
Imports | |
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