My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

RCAケーブルの製作 ~BELDEN 81553~

2014-02-03 12:49:33 | ケーブル

現在、旧正月休みの真っ只中。

先日のブログでも書きましたが、この休みを使って先日購入したBuffalo簡易NAS化のため、このPC使いHDDの中の膨大な音楽ファイルを移動していたので、色々と製作や改造をしたきたにも係わらずブログにアップ出来ていませんでした。続けてアップしていきます。

 

まずは、知人のお勧めでRCAケーブルの作成。

部品は先月の東京出張時にトモカ電気で購入。

・ケーブル:Belden 81553 (2,180円/m) 2m購入

・プラグ:トモカ JS-52?(JS-42の色つきが無かったので仕方なく) (210円/個) 4個購入

81553の芯線はこんな構造になっています。テフロンで二芯構造。

透明なテフロン紐も入っている。何のためだろう?意味があるんだろうな?絶縁?Plenumタイプ?

さっそく製作に取り掛かる。

信号の上流側。

半田付け。半田はケスターを使いました。

編みシールドはカシメます。青線と編みシールドはショートすることになる。

上流側が完成。

信号下流側。外側の編みシールドは切り落とします。編みシールドとプラグがショートしない様に熱収縮チューブを被せます。

そして半田付け。

この要領で2本作ります。これでペアが完成。

 

さっそく、CDプレーヤーとプリアンプ間に使用してみる。

聴いた印象は、情報量が多く、とてもクリアーで音の広がり、臨場感も良いと思います。特に高域がよく出ます。

しかし、低域が少し不足して高域寄りで音が細ってしまっているような気がします。

ドラムのタムがスネアに聴こえるような(言いすぎか)。

上に書いた「情報量が多く、臨場感も良い」というのは、実は、高域寄りだから、そう聴こえるのだと思う。

中高域も音がちょっとガサついた感じもある。少しですが、、、

なんとなく、金属質で全体の厚みが失われた様な感じです。

このケーブルは調べて見ると銀メッキ線です。

銀メッキ線は、概して、この様な感じになります。

信号は芯線の外側を走るのでメッキの音となってしまいます。

一番ナチュラルなのはメッキを施さない銅線ですが、銅は腐食するので大概何かメッキが必要ですね。

RCAケーブル定番の8412は高導電率錫メッキです。

トモカ電気でも、81553と8412は別ジャンルに分類されています。81553はシールドラインケーブル、8412はオーディオとなっています。

 

もう少し調べてみると、81553は映像信号など同軸ケーブル用とか。インピーダンスが77Ωで調整してある。

http://beldenstore.jp/shopdetail/005013000005/005/013/X/page1/brandname/

さらに、Twinaxケーブル。これはデジタル信号の高速伝送用である。あれ?

 

そこで思い立ったのが、SPDIF(COAXIAL)の同軸に使ったら良いのでは?

実際にCDPとDACの間に使ってみたら、これがバッチリ、良かった。

今までより、ぐっと情報量が増えて、音がさらに鮮明で空間も広がりました。

スピーカーからの音離れも良いです。音にも張りがあります。

今までデーターがシッカリと転送されていなかったのでしょうか?

SPDIFの同軸はHDMIやUSBほど影響を受けないと思っていたのですが、まあ、LANケーブルでも変わるらしいですからね。

なにか、グランドの回り方が変わったのでしょうかね。

アンバランスで信号転送する限り、グランドのループノイズからは逃れられない様なので。

ということで、このケーブル81553はCOAXIALの同軸として使うことにしました。

 

RCAケーブルはBELDEN 8412で充分と思います。私はこちらが好きです。

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MC275に松下製12AX7(ECC83)を使用してみた

2014-02-03 12:48:58 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

こんな球を持っていたんだ。忘れてた。

そう言えば、プリアンプのPhono EQに挿したまま、3ヶ月以上エージングしていた。

レコードプレーヤーを持っていないので、ヒーターとバイアス電流を掛けたまま信号は流していない。

ずっと使い続けたSiemens E83CC(3mica)がそろそろ1年になるので、そろそろ交換と思い手持ちの球を捜していたら、この球がある事を思い出した。

兎に角、初段の12AX7はMC275の音作りに関しては支配的である。

この松下製の12AX7はその昔、NHKの放送局でも使われていたものである。

ゲッターが斜めに傾いている。日本的な繊細な音で評価が高い。

記憶ではアンディックス・オーディオかクラシック・コンポーネンツで買ったと思う。丸Tが放送局用の表示。

 

差し替えて聴いてみると、これが良い!!

以前はそんなに良いとは思わなかったが、エージングが功を奏したか?

確かに、繊細で、かといって低音が出ないわけでも無い。レンジが広い。臨場感、空気感もあって、音が広がる。

これは良い!!

暫く、これで聴こう。2本あるので寿命が来ても大丈夫。

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真空管プリのアッテネータ接触不良。

2014-02-03 12:14:08 | 真空管プリアンプ

先日来から右チャンネルの音が小さい、なんか音に広がりが無いなぁ?と思っていた。

ところが先日、もともと録音音量の小さいCDを大きな音で聴こうと思い、いつもは最低で使っているアッテネータ(VRの前段の調整)を久々に動かしたところ、な、なんとガリっているではないか。

このアッテネータはSWISSのELMA製で、接点は金メッキ仕様で信頼していた。

これが、こともあろうにガリっている?ちょっと疑ったのとガッカリ、裏切られた感じである。

でもここで教訓!

やはり、接点のあるものは、偶に動かしてやらないといけない。

それとも半田付けの時に煙が入った?。


アッテネータをグリグリ動かしてやったら、以前の様な素晴らしい音が復活した。やはりコイツが原因だったか。


ロータリ・スイッチの接点についても少し調べてみた。

http://www.aitem-lab.com/pdf/tc_buhinn0_006.pdf

 

因みに日本製では「セイデン」とかが信頼性が高そうですね。

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真空管プリアンプの初段管コンデンサ0.01uFを換装

2014-02-01 18:55:44 | 真空管プリアンプ

真空管プリアンプの初段管E80Fの帰還用?発振防止用?と思われるコンデンサ0.01uFを換装した。

(この記事を読んでおられる方で、わかる方は教えて下さい)

もともと搭載されていたコンデンサは、STANDARDと言うメーカー製のもの。

これを今回、桜屋電機で見つけたVishay製の0.01uF/400Vに交換。Type.1813?。

黄色いボディでプラスチック・フィルムコンデンサと思う。

もともと、ここのコンデンサを叩くと、スピーカーからカンカンと音がしていたが、換装後はポンポンと言う音に変わった。

出てくる音も、きっとフィルムっぽい柔らかい音になって、弦楽器などは良い艶のある音がするだろうなと少し期待。

 

交換数日後、やはり期待通りの音となった。

音は艶っぽく響いてくれるし、空間表現力も増した。倍音がたっぷりになった?

なんだか、最近はVishayが好きになってきた。


PS.

上の写真を見て気づかれた方おられると思いますが、

このE80FはPhillips MINIWATT製のPinched Waist管である。ウエストがある。ちょっと自慢。 

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CDP 電源レギュレータの電解コンデンサ換装

2014-02-01 18:17:25 | CDプレーヤー

今回の東京出張時、秋葉原の桜屋電機でVishay BC componentsの電解コンデンサ220uF/25Vを購入したので、さっそく換装してみた。

桜屋電機には色々なビンテージ部品が揃っている。

http://www.sakurayadenkiten.com/

今回購入したのはコレ。画像はeBayから拝借。 

桜屋電機のパーツ棚の説明には、音抜けが抜群に良いと書いてあった。

 

交換前はニチコンのMUSE ESがついている。これはこれで悪くないと思うが、だんだんとやることが無くなってきたので、遊び程度で交換。

電源が各ブロックで沢山分岐されているので、220uF/25Vは合計8個の交換となる。

 

今回、部品の取り外しには新兵器を投入した。これも今回秋葉原で購入したもの。使って見たかった。

実際に使ってみると、今まで半田吸い取り線でやっていた時よりもかなり楽。

但し、グランドパターンなどの広いパターンに繋がってるスルーホールは熱が拡散するため半田が完全に取れない。でも普通のスルーホールなら綺麗に半田が取れて、部品の足がフリーになる。

これだけでもかなり助かる。片方のリード足でもフリーなると、もう片方は半田で暖めながら引き抜ける。あとは吸い取り線でスルーホール内の半田を取り、穴を開けてやれば良い。

この「半田シュッ太郎」、これは使える!

これ以上を望むと電動バキューム式のものになり2万円くらいする。(以前、会社ではコレを使っていたが、、、)

 

これが交換後。

 

音抜けが良い理由は、ボディに樹脂皮膜を被っていないためかも知れない。

そしてCDP内部の全体像。

色々と改造を施している。

改造の都度に厄介なのが、クロック基板からメイン基板への配線が切れる事が多いことである。

今回も組み立て後、最初音が出ないので、またか?と思ったら、案の定BCLKラインが断線していた。

半田付け後、無事音が出た。

交換後の音は、最初はちょっと篭った音がしていたが、すぐに抜けの良い音となった。

以前と変わったと言うと、う~ん、良くわからない。気持ちの問題かな。

クロック周りの改造に比べると変化は全然感じられない。


==追記:2月1日==

交換から約2週間、エージングも進み、違いがわかる様になって来ました。

もともと付いていたニチコンESが多少容量抜けしていたかも知れませんが、

このコンデンサ、音抜けが非常に良い。一音一音がはっきりしている。

電解コンデンサ特有の荷物を背負ったようなモタついたところがない。

弾む様な音。低音も問題ない。

流石、世界一流の専門メーカー! 


調子に乗って、大元の6,800uF/25VもVishayに交換したくなってきた。

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