第４巻で太平記のクライマックスともいえる湊川の戦いが描かれる。
策士楠木正成が政治に翻弄され、それもまた潔しとする姿が心をうつ。
またしばしば逆賊とされる足利尊氏の人間臭さも憎めないものがある。。
この人の魅力は西郷隆盛の「人気好き」に通じるものがある。
主な出来事。
・足利尊氏 出奔、征東将軍を拝命し中先代の乱を鎮圧、鎌倉にて離反
・箱根竹ノ下の合戦＜尊氏が新田義貞を破る＞
・尊氏、一時上洛するも九州へ潰走
・多々良浜の戦い＜尊氏 九州平定＞
・湊川の戦い＜尊氏が新田義貞を破る。楠木兄弟戦死＞
・尊氏上洛、後醍醐天皇比叡山へ遷移