誰の心にも潜む最も美しい良心の象徴として描いたのだろうか、
神父の薄汚れた姿の描写に仏教的なものを感じた。
神風特攻隊がどんな想いを抱えて飛び立ったのか。
もちろん直接聞けない。
残された手紙から知ることはできるが、
命の数だけ様々な想いがあり、
特攻隊の人は、
などと一言で語ることなどできはしない。
ただ一つだけ思うことは
ひたすらに一生懸命に生き抜いたのだろうということだけ。
彼らのためとか、
国がどうとかでなく、
まずは自己の人生に没頭することこそ大切のように感じた。