僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

アンコール遺跡群(カンボジア1日目)

2008年11月20日 | 海外をぶらぶらする

タケオGHを10時半に出発。

まずはバイタクで10分程のチケットオフィスで

アンコール遺跡3日間40ドル通し券を購入。

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ケースに入れてほしかったが

あれはツアーとかの特別みたいでやむなく財布にねじ込む。

このチケットは遺跡の入場の度はもちろん、

さまざまなチェックポイントで提示が必要なので、

何度も財布から出す度、

あっという間に使用感まる出しになってしまう。

やっぱりケースはあった方が良いと思う。

再びバイタクにのりアンコールワットの聖池を右に見ながらアンコールトムへ。

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南大門でしばらく写真撮りを満喫し、

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バイヨン脇の駐車場で別れ2時間のフリータイム。

さっそくバイヨンへ入る。

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定まった順路があるわけでなし、

ただでさえ立体的な構造なうえ、

石柱に視界を遮られ、

時折自分がどこにいるのかを見失う。

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宇宙の中心とはよくいったものだ。

諸葛孔明の石兵八陣とはかようなものではなかったかと思う。

くまなくグルグルしたかったが、

時間に限りのあることなので

隣のバプーオンへ行く。

どうも間違えがちだが、

「パブーオン」でなく

「バプーオン」だそうだ。

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が、ここはメインの塔が修復中で参道しか見れなかった。

パブーオンの北側の小道から隣接する王宮に入り

ピラミッド型のビミアナガスへ急な石段を登ってみる。

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特に眺めが良いわけでもなくなんだかな。

そのまま王宮を北へ抜けると

カボチャの茂みにでる。

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あぁカンボジアへきたんだなあとヘンなとこで感慨に浸る。

ふと顔を上げるとそこはライ王のテラス。

登っちゃうとただの広場でけっこうしょぼいのだが、

力強く神々の踊る広場基部側面のレリーフは見ごたえがある。

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迷路状の通路をゴニョゴニョしながら写真を撮る。

ライ王のテラスの横に象のテラスがあるが、

これも登っちゃうとただの広場でしょぼい。

しかし象の鼻を柱に見立てた壁面の作りは実に独創的。

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これは日本にはない発想だなあ。

ここまででもう14時。

明日また来よーとおもいつつ北クリアン、

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プラサットスゥルプラットを覗きながら

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バイヨンの北の駐車場でトゥリン君と合流。

14時の集合時間が14時半となってしまう。

コーラとアンコールメボンなる水を購入。

どっちも1ドル。

昼飯は抜きで次のアンコールワットへ急ぐ。

バイクでシェムリアップ方面に数分戻り、

アンコールワット前の駐車場で別れる。

すごいなぁアンコールワット。

まずは参道。

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次に聖池での定番、逆さワット。

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巨大な堀を想像していたが、

参道脇のさほど大きくもない池だった。

第一回廊をクルクルし、

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第二回廊をクルクルし、

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中央尖塔へ向かうが、

修復中につき登頂不可。

下から眺めるにとどまる。

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この第二回廊と中央尖塔の間は

人も少なめで落ち着いて座れる休憩ポイント。

森本右近の落書きを見た後、

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外に出ようとするが一方通行が多くなかな出られない。

一方通行なんて無視しちゃえばいいけど、

そこは行儀のよい日本人。

標識に従ってグ~ルグルと回り続ける。

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やっとのことで回廊を脱出し、

聖池横の土産街をブラブラすると、

5歳くらいの女の子が1枚1ドルの絵葉書を一生懸命説明してくる。

とてもかわいらしいしぐさだが、

ちょっと高すぎる。

観光客価格だとしても1セット1ドルが関の山だろう。

1セット1ドルなら買うよといったところ、

少しづつ値下がりの様子をみせる。

ただしこちらの言い値にはないそうもないのでにこやかに立ち去ろうとしたところ

やおら1ドルでOKになる。

後ろから来た兄と思しき少年が、

「最初から1セット1ドルで売れっていったじゃんか!」

みたいなことを女の子にお説教してた。

ほんとはいくらなんだろ。

16時過ぎに外の駐車場のトゥリン君と合流。

バイクでアンコールトム方面に戻る感じで数分走り

夕日を見にプノンバケンへ登る。

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東側から反時計まわりに一周しながら登るクネクネルート、

東面直登ルート、

北面参道直登ルートの3つの道があったが、

東面直登は象のみ、

西面参道は閉鎖で

徒歩登山者は現在クネクネルートのみだった。

ちんたら歩いて15分ほど。

奥多摩の都民の森みたいな整った登り道。

頂上は我がもの顔に騒ぎ振舞うコリアンでごった返す。

かんべんしてくれやい。

南東にほんの少しだけアンコールワットが頭をのぞかせる。

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喧宣されるほどすごくはないけど、

ジャングルと西メボンの湖に沈む夕日を眺めるのは

やはり心地よい。

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18時近くなると辺りは薄暗く

係のおっちゃんが下山を促しにやってくる。

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下山時にははもう真っ暗なのでマグライトを片手に歩く。

象の道ではちょうど象が下山中だったので

象をバシバシ叩いたが気にならないようすだった。

真っ暗な中ごった返す駐車場でトゥリン君と合流。

トゥリン君が明日も雇ってくれとしつこいので

サンライズ~クバールスピアン~サンセットで16ドルで雇ってあげた。

10ドルくらいで雇いたかったけどまあいいや。

16歳~3歳まで3人の娘がいるというこのトゥリン君。

寡黙で悪いやつではないが

バイクがスクーターなので遅いのが不満。

あと正規ドライバーのチョッキ着てないし。

19時タケオGH帰着。

タケオGH1階の野菜炒めでバイヨンビールを頂き、

洗濯ものを階段脇にだす。

さすがに野菜炒めでは物足りない晩飯なので、

近所のリリーというレストランまで足を運び、

不思議な麺料理を頂く。

カルボナーラ+芯の多い野菜炒めみたいなの。

しかしながら食べやすい塩味でけっこう美味。

さらに近所のラッキーなるスーパーで水を買って帰る。

観光地では1ドルの水がここでは20セントで得した気分。

日本への手紙を書いてから寝る。


空路シェムリアップへ(カンボジア1日目)

2008年11月20日 | 海外をぶらぶらする

今日は8時のフライトでカンボジア入りするため

5時起床。

正確にいうと空港の長いすなので睡眠が浅く

なんとなく5時に目覚めてしまった。

チケット窓口は6時半まで開かないようなので

3Fまで戻り朝食をとる。

空港のセンレックナームは薄味で高くて好みではないけど

それでもやっぱりタイの朝飯といえば

センレックナーム。

小奇麗で万人うけする味なのかなあ。

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8時のフライトで9時シェムリアップ着。

文字通り上がったと思ったらすぐ下がるフライト。

機内食を食いきる前に降下が始まりとてもビックラ。

初めてのバンコクエアウェイズだったが機内放送が日本語であった。

へえ~。

あっという間にシェムリアップ空港へ着陸。

みなさんビザ取得カウンターに並ぶ中ひとり外に出る。

ワサワサとドライバーが寄ってくるかと思ったが、

客さばきのおっさんが一人やってきたのみ。

トコトコ空港を後にしようとしたが、

止められてタクシーチケットを買うことに。

バイタクで市街まで2ドル。

ここからはありがちな、

「一日雇え」と「宿を紹介する」のゴリオシが始まる。

とりあえずタケオゲストハウスまで送らせ、

タケオより安ければ雇う話にする。

道は完璧にコンクリで平らかだし、

埃っぽさもなく、

暑さもそれほどでない、

いやむしろ涼しく

聞いていたよりずっと快適な印象。

タケオGHはドミトリーで1泊2ドル。

やすっ。

6ドルを前払いでチェックイン。

宿泊料~ツアーまでいろいろ価格が明記されており

わずらわしい交渉がいらず楽チンだな。

タケオGHのバイタクの1日チャーターは7ドルなので、

空港から乗ったトゥリン君のバイクを6ドルでチャーターすることにする。

2日後のコーケー遺跡同行を募る張り紙をし、

スクーターに2ケツでアンコールへ出発。