僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

古都でちりんちりん(アユタヤ後半)

2013年07月14日 | 海外をぶらぶらする

9:00船着き場でレンタサイクルをゲットしてペダルを踏み込む。

1日40THBで地図がついてくるのはありがたい!

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ここでトラブル発生!

レンタサイクル屋にデポジットで有り金全てを没収される!

後で戻ってくるとはいえこれじゃまったく観光できないじゃん!

てことで日曜もやってる両替探しをかねたサイクリングに出発。

とりあずはレンタサイクル店主おすすめのワットマハタートを目指す。

船着き場を背に一直線だそうだ。

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道すがらにいろいろな廃墟が転がる。

あ~思い出すなぁ、この感じ。

アンコールワットみたいだ。

で、ワットマハタートに到着するも

・・・

・・・

あかん。

ここ入場料50THBもする・・・。

やはり最初にすべきは両替だ!

ということで踵を返し両替商探しの旅へ。

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両替商は見つからないけどまったく苦にならない。

なぜなら素晴らしい景色が広がっているから。

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いいなぁアユタヤ。

象もプラプラしてるし。

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無料の遺跡がゴロゴロしてるし。

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どこの仏様も破壊されてるなぁ。

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でようやく

アンポーンショッピングセンターで両替商が開いてる

という情報をゲットして

同センターで両替。

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あーたすかった。

1時間もロスしたぜ。

ピッカピカの3,000THBを片手に

意気揚々とワットマハタートへ引き返す。

金があるということは文字通り

実に現金なもので

先ほど入場料すら払えず引き返した貧乏人が

今度はいい気になって

入場前からスイカなんぞ買い始めるしまつ。

へへっ。

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さっそく50THBを払って入場。

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アンコール遺跡みたいだー。

自転車屋の主人がここを最初にすすめるわけだ。

かの有名な仏頭があるもの。

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10年前はここで悪ふざけして

タイ人に怒られたことを懐かしく思い出しながら

今回は敬意をもって仏頭に接する。

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タイの仏像は日本のそれとはことなり、

頭がニョッキリしたものが多い。
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ビルマ軍が侵攻する前は

立派な都だったのだろうなぁ。

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多くの仏像は1767年のビルマ侵攻時に破壊されたままだ。

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ニョッキリ仏像。
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アユタヤ観光の定番と思われるマハタートを後にして

お隣のワットラチャブラナまでちゃりんこをこぐ。
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ここはもうなんといっても

このロケットタイプの仏塔!

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どこにいても目に入るとまではいかないが、

とにかく大きくて

アユタヤの中心シンボルであると同時に

実は文明最後に日に宇宙へ脱出するロケットなのでは

などと妄想してしまう。

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仏塔へ続く参道のようにも見えるが

実は天井の崩れ落ちた

大寺院だったそうだ。

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仏塔の中は急な階段で地下まで降りられるが

とんでもなく急で真っ暗。

宝物が納められていたとのことだが

いまにも崩れそうで遠慮しとく。

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北上しすると川にぶつかり

そのまま反時計回りに川沿いにチャリンコを走らせると

タイ人が観光バスで乗り付けて

外国人旅行者とはまた違った

賑わいを見せるワットタミカラットへ到着。

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なんていうのだろう。

遺跡とはまた違った

「生きた寺院」とでもいうのだろうか。

悠久の時に思いを馳せるのではなく

現世でのご利益をお願いしにくるような

そんなお寺。

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圧巻なのが

どこを見ても黒い鶏、鶏、鶏。

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お供え物売り場も鶏、鶏、鶏。

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シンに守られた仏塔。

ビアシンのようで親しみやすい。

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ここは現役のお寺だけあって無料だった。

さてさて快調に川沿いをひた走る。

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というよりチャリンコの空気が抜けるのが早くて

あっという間に蛇行運転になる。

まぁいいや一日は長いし

プラプラといこう。

左手にとてもきれいな仏塔がみえてくる。

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古いものではないがとてもきれいだ。

大好きなベンジャロン焼を彷彿とさせる。

スリヨータイ王妃のチェディというもので

王と共に戦死を遂げた妃を偲ぶものらしい。

川の対岸はこんな感じ。

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いーなぁー

かわ。

ここからしばらくは

片手にピストル、心に花束・・・

じゃないや、

右手に川、左手に史跡公園

が続く。

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もちろん無料。

ワットワンチャイとあるがここももちろん無料。

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この辺は観光客の姿はまばら。

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というより誰もいない。

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これは対岸のキリスト教教会。

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この辺りは閑静な歴史公園といったたたずまい。

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気づけば時計は13時を回っており、

小腹も減ったのでというよりは

空腹感も感じないほどにチャリンコをこぎ続けたので

何か胃に入れなけばということで

タイ人の家族連れでにぎわうレストラン前にチャリンコを停める。

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本当は大好物のガパオガイを頂きたかったのだが

なかったので

ここはひとつ

シーフードチャーハンとロンガンジュースを頂くことに。

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しかし思いがけずこのエビチャーハンがめちゃくちゃうまい!

タイのカオパッはいいものに巡り合えていなかったせいで

いま一つな評価だったが180度認識が変わった。

さては見かけによらず高級店だったか!

と冷や汗をかいたが

飲み物込みで300円くらいでホッと一安心。

水分補給も忘れずに。

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ここから先しばらくは

水郷アユタヤを満喫。

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この辺りはとても整備の行き届いた公園になっていて

水辺のウッドウォークも完備されている。

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観光客が押し寄せるド派手なお寺はないけど

遺跡を縫うように水路や遊歩道が広がっており

人ごみを嫌いゆっくり時間の流れを楽しみたい人にはお勧めのエリア。

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実際木陰でゆっくり読書を楽しむ白人の姿も多く目にした。

ここで目抜き通りならぬ

アユタヤの中心を南北に流れる水路を北へ折り返し

涅槃仏を目指す。

このアユタヤ、

生きている水郷なのがまた素晴らしい。

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なんといっても

世界遺産の真横で

投網を投げる漁師がいるのだから。

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投網の様子を仏様も見守る・・・。
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ここでようやく涅槃仏を発見。
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なかなか見つからず2往復しちまったぜ。

ちなみにこれが今回のオレ号。

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ここから先は象の国アユタヤを満喫。
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このあたりがアユタヤのちょうどまんなからへん。

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かわいいですねー。

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古都がさまになりますねー。

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やっぱりアジアゾウはタイにいてこそだなぁ。

でやってきました。

ワットプラシーサンペット。

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アユタヤで一番きれいな建物だと思う。

なんといって王宮があったところだし。

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といっても王宮跡はビルマ侵攻時にコテンパンにされたようで

今では芝生が残るのみ。

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ワットプラシーサンペットを中心とした一角も

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復元図によるとワットプラシーサンペットを中心に

幾重にも寺院が取り巻く、

こんなに大規模で素晴らしい都だったそうだが

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廃墟から当時を偲ぶことはかなりの想像力を要し、

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今その面影はまったくない。

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これが残っていたらさぞ壮観だったろうな。

最後にワットプラシーサンペットの隣にある生きた寺院、

でお参り。

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タイの人々は本当に熱心にお参りをするように見え、

その信仰の対象は日本のように仏像ではなく、

尊敬するお坊さんその人にあるように感じられる。

さてお目当ては全て回ったし

少し疲れたので遺跡観光恒例の

芝生で昼寝。

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なんだか本当にアンコール遺跡を思い出すなぁ。

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30分ほど涼んでチャリンコを返して

乗合ミニバン乗り場へ。
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このバンに運転手込みで16人乗り込む。

出発時間は決まっておらず定員になりしだいなのだが

10分ほどで満席になり16:30出発。

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途中下車の客なんかもおろしながら

順調へバンコクへ南下し

1時間~1時間半ほどでバンコク中心部の戦勝記念塔へ到着。

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これでTHB60、日本円で200円のバス賃とはお得な乗り物だ。

降りた目の前が戦勝記念塔駅なので

BTSでホテルまで帰宅。

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途中いろいろ寄り道しつつ、

タイ人からバンコク1美味いと評判の

トンロー屋台のカオニャムオマムアンを頂く。

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私はこのカオニャオマムアンを世界で1番美味いデザートだと思っている。

バンコク1のカオニャオマムアンてことは

間違いなく世界1のカオニャオマムアンでしょ!

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うまし!

激うまし!

もうとにかく筆舌し難いこの美味さの前には

ただ両目を閉じて脱帽するのみである。


アユタヤを目指す!(アユタヤ前半)

2013年07月14日 | 海外をぶらぶらする

もう遊ぶにはこの日しかないんだっ!

ということで前日サラデーンについて寝たのは2時なのに

5時起きでアユタヤ遺跡を目指すという元気っぷり。

あまりにはりきりすぎてMRTのシーロム駅には

駅が開く前の5:45についてしまうしまつ。

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始発は6:00なんだってさ。

覚えておこう。

さっそく2駅隣のホアランポーン駅をめざす。

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始発だけあってさすがに文字通り貸切状態。

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ホアランポーン駅で国鉄に乗り換え。
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朝日がきれいだ。

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一日晴れるとよいなぁ。

5年ぶりのホアランポーン駅。

改札に向かって右が前売り。

左が当日券。

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さっそくアユタヤまでの乗車券をゲット。

出発の6:40まで30分もあるので、

駅入口脇の粥屋で軽い朝食をとる。

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ポーク入りで20THB。

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生姜がきいていてなかなかうまし。

テーブルに並ぶ野菜は入れ放題。
ちなみに今朝の地下鉄2区間の料金が25THB。

おかゆは20THB  。

なのに

急行で2時間のアユタヤまでの電車賃が20THB。

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国鉄はどういう価格設定なのだろう・・・。

6:40発ウボンラチャラニ行の電車を発見。

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日本の駅と異なりホームが低い。

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タイミングよく先頭車両の連結を行っているところ。

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松本零士の電車のようだ。

外国の電車は対外かっこよく見える。

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3等車両に乗り込むと民間の売り子さんが

バタバタと往復してる。

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個人的には籠に山ほどのサングラスを抱えた

サングラス売りのおじさんがツボだった。
売れるのか?!

水売りのおばちゃんから水を10THBで購入。

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発車と同時寝てしまい、

1時間ほどで目を覚まして場所がわからずちょとあわてる。

しかし次に止まった駅はドンムアン。

意外とゆっくりなのね。

海外の野外列車は車内アナウンスがないので

とにかく乗り過ごしがないかビビッてしかたない。
ホアランポーンを出るときは

ボックス席に女性と向かい合わせで座っていたが

途中、別の女性が乗ってきて

男性が1人で座る別のボックス席に移動するよう

車掌に指示される。

そういうものなのかなぁ。

と首をかしげながら席を移動し

不気味な寝相の兄さんの向かい側で

アユタヤまでの1時間を過ごすことになる。
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アユタヤ駅を乗り過ごさないようハラハラしていたが

タイ人も外国人も大挙して下車するので

さすがにこれは雰囲気でわかる。

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下車したらトゥクトゥクドライバーの客引きをかき分けて

駅を背中に直進する。

左右にレンタサイクルの店が広がる。

渡し船は自転車も乗せられるので

往復電車の旅行者はここで借りてもよい。

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が、帰りは乗合ミニバンで

と考えていたので

ここのレンタサイクルは素通り。
2分も直進すると突き当りが船着き場

2THBでアユタヤ中心部へ渡してもらう。

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アユタヤ遺跡は四方を川に囲まれており

遺跡を目指す旅人は

なんらかの方法で川を渡ることになる。

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渡し船を降りるとこんな十字路に出くわす。

で右斜め方向を向くと活気のある市場が広がっている。

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で、

右奥方向を目指してジグザグに市場内を抜けていく。

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上手に右奥に市場を抜けると
AMPORNというショッピングモールに出る。

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この日は日曜日で銀行系両替店が全て閉まっており

ショッピングモール内の両替は非常にありがたかった。
AMPORNはアンポーンと読むのだが

英語風にはAMポルノと読めてやや卑猥。

アンポーンやアユタヤホテルを右手にトコトコ歩く。

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するとミニバスがたむろする十字路に出くわす。

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この十字路から各都市へのミニバスが集散する。
バンコクへのバスを見つけて値段を確認すると

60THB。

で帰りの足を確保して

レンタサイクルを探しにぶらぶらする。

駅を背にこの十字路を右折すると

ゲストハウスが集まっており

ミニバスで帰る人は

ここでレンタサイクルを調達するととても便利。

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ま、実際はレンタサイクルが分からなくて

30分ほどうろうろして船着き場まで戻って借りたのだけどね。