僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

湯の町いわき

2021年11月17日 | ぶらぶらする

どこもかしこも新幹線の走る昨今。
まさか仙台まで特急電車が通っているなんて知らなかった。
知ったからには仕方ない。
早速乗ってみよう!
ということでやってきました湯の町
いわき湯本。

フラガールで有名な
スパリゾートハワイアンズがあるところなのね。
宿泊は高くて断念。
いわき湯本では
今年の竜王戦第三戦が行われたばっかりなんだってさ!
湯本というだけあって
湯量が実に豊富な様子。
湯本駅の周りは無料の足湯施設がゴーロゴロ。
どれも熱々なお湯が沸き続けている。
すげえなこりゃ。

何なら駅のホームにも足湯があって
段を取りながら電車を待つことができるという
すんばらしい温泉天国。

せっかく来たからには
駅前のレンタサイクルでキコキコと
30分ほど走り
ひと山を越えて←電動自転車でよかった!

やってきました国宝『白水阿弥陀堂』。

平安時代に奥州藤原氏初代清衡の娘が建立したとのことで
平泉に残る浄土式庭園と酷似した造り。

左右両翼に池を湛え
中央の小島から橋を伝ってお堂へ入る。

お堂の中は撮影禁止。

阿弥陀如来の左右を固める
持国天と多聞天の木像が面白い。

ゴリマッチョの四天王像はよく見るけど
袖のあたりの躍動感とか
細マッチョの像は珍しい。

お堂のお参りをしなければ
周囲は拝観料無料の公園となっていて

池に映る紅葉を写生するお年寄りでいっぱいになる。

駅へもどって
さはこの湯で温まる。

硫黄臭の強い湯で
八角形の湯船に
地元のジジイ連中がわんさか浸かっている。
タオルもシャンプーもないが
入浴料300円と激安!
完全にローカルのために建てられているのだろう。
内風呂のみで薄暗い湯殿が
逆に雰囲気をだしている。
洗い場が狭いので
温湯に火照った体を冷ますところがなく
短時間でさくっと上がることに。
この日は駅近くの『海幸』で
魚料理に舌鼓。

あんこう汁とメヒカリの揚げ物がおすすめ。
翌日は駅前の温泉
『みゆきの湯』を楽しむつもりが
まさかの第3木曜日定休。

なんでやねん!
しかし『フラ』『さはこ』『みゆき』『女将』と
女性的な印象の強い町だなぁ。
なお、湯本駅周辺に資本系ホテルは存在しない模様。
よほど地元の協会が強いんだろうなぁ。