凍りのくじらを挫折して以来の辻村深月さん。
その間彼女は映画ドラえもんを脚本したり
直木賞を取ったりと
誠に華々しく活躍をしてこられた。
10年ぶりの辻村作品、
しかも挫折していることから
とてつもなく難読なイメージが先行し
さらに敷居の高いハードカバーで手に取ってしまったため
最初の扉絵を持ち上げるのすら
ものすごく重たかったのだが
あれよあれよと読み進み
気がつけば4時間で読破。
イージーなタイプの作家さんだったのね。
「朝が来る」というすばらしくポジティブなタイトルなのに
最終的には誰も救われる気がしない...。