河金丼のロースを頂く。
元祖カツカレーをうたう店舗は
都内だけでも
銀座スイス・新宿王ろじ・神保町南海と
指が片手で足りなくなりそうだが
その一角を占めるのがこちらの浅草河金さん。
１９１８年に河金丼という名でスタートしたとの主張。
場所は浅草というよりもはや千束。
わーお。
いやらしくもロースを頼んだら
丼じゃなくて
お重できてしまった・・・。
庶民的な丼でよかったのに。
お重ででてくるものの
挽き肉たっぷり給食カレー
の味わいに近い。
カツカレーを発明した１９１８年
大正７年からレシピを変えていないとのことで
たしかに米の上にキャベツ、カツ、ソースをベチャッと
のせただけで工夫が必要な
カツカレーというより
カツカレーの原型のように感じる。
まさに化石と称しても差し障りないような。
なお、並をオーダーすると丼ででてくるようだが
チキンカツなのだそう。
これまた朴訥・・・。
当時の様相を色濃く残す面白い逸品ではあるが
変わらないってことは
いづれは滅びる一品だろうなぁ。