そんなこんなで
今日は福建沿岸部の
石獅という小さい町で夕食。
同行者さんはどんな町でもおいしい店を見つけるのが大の得意で
今日の夕食は羊肉鍋&青島純生ビール。
なんというかたれごと煮込むすき焼きのような感じだった。
肉の他は草ばっかで具材は意外と豊富じゃないのね。
翌日は晋江駅から新幹線で厦門へ移動。
けっこうガラガラの駅。
厦門についてすることもないので
とりあえずホテル前からバスに乗ってみる。
そしてなんとなく「中山公園」で降りてみる。
なるほど、
中山は地名ではなく孫文さんの中山でしたか。
公園内の音楽堂では
ちびっこの琴発表会があったようで
ナンバーを付けた女児たちが
一心不乱にリハーサル。
素人目に見ても決して安くは見えない楽器ばかり。
やはり裕福な家庭の子たちばかりなのだろうなぁ。
中山公園から海側へ向かう華新路という裏路地には
閑静な住宅街と
古い住居を改造したおしゃれなカフェが軒を連ねる。
とても静かで落ち着いた空間。
植物がいちいち大きくて
この辺りはいかにも南国といったところ。
厦禾路を歩いて海まででることにする。
途中、熊肝の専門店を発見。
粉末状の漢方のようでなかなかかわいげのないお値段。
臥薪嘗胆という言葉が生まれた彼の地で
嘗胆の胆を実際見たとなると自然鼻息が荒くなってしまう。
厦禾路をいい加減下ると
大同路で人の流れが左に変わるのでついていくと
なんとなく観光地の匂いがし始める。
港式小吃なんて看板をみると
あぁ南へきたのだなぁ
という感慨に浸れる。
港式小吃とは香港式おやつという意味で、
浸ったついでにさっそくつまみ食い。
いやうまいわ!
やっぱり食べ物は南方にかぎるなー。
ついでに澳門で食べそこなったエッグタルトもリベンジ。
うん、これもおいしい!
好吃!好吃!
こじんまりした商店街を抜けると
歩行者天国の中山路。
百貨店やら専門店やらで大賑わい。
真珠もとれるのかな。
磨いてる店もいくつか目にした。
コロンス島に沈む夕日。
♪パラッパーパーパパーパパーパーラ~パ~・・・
明日はコロンス島にとまります。
というアナウンスが聞こえた気がした。
頭の中で。
今日の夕飯は中山路から一本入った海鮮屋。
店構えで美味い店がわかる同行者くんの選んだ店は
ほんとにはずれがないなぁ。
ここで厦門の道中気になっていた
イソギンチャクの煮凝りのようなものを頂く。
これがまさに絶品!
ゼリーの中に海が凝縮されていて
ほんと磯を丸ごと味わっているかのよう。
後日調べたところによると
これは土筍凍なる厦門名物で
イソギンチャクと思しき物体は
星虫というゴカイのような生き物のぶつ切りであった。
厦門を訪れた際は是非是非チャレンジを!
他に高級食材上海ガニも初めて頂く。
これは季節・店で当たり外れが多いとのこと。
また他で頂いてみよう。
中山路で随一の賑わいをみせる、
ピーナッツスープの店
黄則和花生酒店。
また明日頂こう。
中山路入口でタクシーをひろって
本日のメインイベント、
港湾沿いのバーストリートを目指す。
が、
地図を片手に場所を示しても
運転手曰く、
バーストリートは計画段階でとん挫して何もないの一点張り。
まぁとりあえず行ってみてよ、
ということでたどりついたものの
確かに夜景しかなかった。
完全な空振りだったわけだけど
手ぶらでかえるのもなんなので
マッチョな白人さんで賑わうレストランで1杯やっていくことに。
ベルギービールのラクリュトネール。
すんげー泡!
ゴールデンエールなのかな。
そしてすんげー甘い!
甘いビール苦手派としては失敗の一杯。
ラムが含まれているのだとか。
トイレですれ違ったマッチョに
何のパーティ?
と聞いてみたところ
駐在員ラグビー大会@厦門の打ち上げだそうだ。
なるほど、
それはマッチョな白人だらけになるわけだ笑。