僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

福建で磯の塊に出会う。

2013年11月23日 | 海外をぶらぶらする

そんなこんなで

今日は福建沿岸部の

石獅という小さい町で夕食。

同行者さんはどんな町でもおいしい店を見つけるのが大の得意で

今日の夕食は羊肉鍋&青島純生ビール。
Dsc_0563_320x240

なんというかたれごと煮込むすき焼きのような感じだった。

肉の他は草ばっかで具材は意外と豊富じゃないのね。

翌日は晋江駅から新幹線で厦門へ移動。

Dsc_0565_320x240

けっこうガラガラの駅。
Dsc_0568_320x240

厦門についてすることもないので

とりあえずホテル前からバスに乗ってみる。

そしてなんとなく「中山公園」で降りてみる。

なるほど、

中山は地名ではなく孫文さんの中山でしたか。
Dsc_0569_240x320

公園内の音楽堂では

ちびっこの琴発表会があったようで

ナンバーを付けた女児たちが

一心不乱にリハーサル。
Dsc_0572_240x320

素人目に見ても決して安くは見えない楽器ばかり。

やはり裕福な家庭の子たちばかりなのだろうなぁ。
Dsc_0574_320x240

中山公園から海側へ向かう華新路という裏路地には

閑静な住宅街と
Dsc_0575_320x240

古い住居を改造したおしゃれなカフェが軒を連ねる。
Dsc_0576_320x240

とても静かで落ち着いた空間。
Dsc_0577_320x240

植物がいちいち大きくて

この辺りはいかにも南国といったところ。
Dsc_0578_320x240

厦禾路を歩いて海まででることにする。

途中、熊肝の専門店を発見。

粉末状の漢方のようでなかなかかわいげのないお値段。
Dsc_0579_240x320
臥薪嘗胆という言葉が生まれた彼の地で

嘗胆の胆を実際見たとなると自然鼻息が荒くなってしまう。

厦禾路をいい加減下ると

大同路で人の流れが左に変わるのでついていくと

なんとなく観光地の匂いがし始める。

港式小吃なんて看板をみると

あぁ南へきたのだなぁ

という感慨に浸れる。

港式小吃とは香港式おやつという意味で、

浸ったついでにさっそくつまみ食い。
Dsc_0580_320x240
いやうまいわ!

やっぱり食べ物は南方にかぎるなー。

Dsc_0581_320x240

ついでに澳門で食べそこなったエッグタルトもリベンジ。

Dsc_0582_320x240

うん、これもおいしい!

好吃!好吃!
Dsc_0583_240x320

こじんまりした商店街を抜けると
Dsc_0585_240x320
歩行者天国の中山路。

百貨店やら専門店やらで大賑わい。

Dsc_0586_240x320

真珠もとれるのかな。

磨いてる店もいくつか目にした。
Dsc_0587_320x240

コロンス島に沈む夕日。

♪パラッパーパーパパーパパーパーラ~パ~・・・

明日はコロンス島にとまります。
Dsc_0589_320x240
というアナウンスが聞こえた気がした。

頭の中で。

今日の夕飯は中山路から一本入った海鮮屋。

店構えで美味い店がわかる同行者くんの選んだ店は

ほんとにはずれがないなぁ。

Dsc_0591_240x320

ここで厦門の道中気になっていた

イソギンチャクの煮凝りのようなものを頂く。

これがまさに絶品!

ゼリーの中に海が凝縮されていて

ほんと磯を丸ごと味わっているかのよう。
Dsc_0592_320x240

後日調べたところによると

これは土筍凍なる厦門名物で

イソギンチャクと思しき物体は

星虫というゴカイのような生き物のぶつ切りであった。

厦門を訪れた際は是非是非チャレンジを!

他に高級食材上海ガニも初めて頂く。
Dsc_0593_320x240
これは季節・店で当たり外れが多いとのこと。

また他で頂いてみよう。

中山路で随一の賑わいをみせる、

ピーナッツスープの店

黄則和花生酒店。
Dsc_0595_320x240
また明日頂こう。

中山路入口でタクシーをひろって

本日のメインイベント、

港湾沿いのバーストリートを目指す。

が、

地図を片手に場所を示しても

運転手曰く、

バーストリートは計画段階でとん挫して何もないの一点張り。

まぁとりあえず行ってみてよ、

ということでたどりついたものの

確かに夜景しかなかった。
Dsc_0596_320x240
完全な空振りだったわけだけど

手ぶらでかえるのもなんなので

マッチョな白人さんで賑わうレストランで1杯やっていくことに。

ベルギービールのラクリュトネール。

すんげー泡!

Dsc_0598_240x320

ゴールデンエールなのかな。

そしてすんげー甘い!

甘いビール苦手派としては失敗の一杯。

ラムが含まれているのだとか。

トイレですれ違ったマッチョに

何のパーティ?

と聞いてみたところ

駐在員ラグビー大会@厦門の打ち上げだそうだ。

なるほど、

それはマッチョな白人だらけになるわけだ笑。


本場中国のパンダ!

2013年11月17日 | 海外をぶらぶらする

やっぱり上海といえば小籠包!

朝食は昨夜の小楊生蒸の向かい側、

佳家湯包でまたまた小籠包を食べ比べ。

Dsc_0438_320x240

ここでもコネコネがガラス越しに見られる。
Dsc_0439_320x240

こちらの小籠包は小ぶりで皮が薄く上手に取らないと

穴が開いて中のスープがこぼれだし

涙目なことになってしまうので厳重な注意が必要。
Dsc_0442_240x320_2
小楊がカレースープで頂いたのに対し

佳家は鶏鴨血湯という血に煮凝りスープと頂く。

なお、左下の生姜入り黒酢は1元で

相席客の残りをちゃっかり頂いたもの。

てへっ。

肉汁をこぼしそうな不器用さんは

箸で恐る恐るリフトアップしたのちに

このように蓮華で食べると宜しい。

Dsc_0443_320x240
くわ~ぁっ!

この肉汁はたまらない!!

一口でお気に入りになってしまった

たいそうおいしい小籠包でした。

で、この日は虹橋空港からの移動なので

時間調整もかねて空港隣駅の上海動物園へ。

Dsc_0444_320x240

チケット売り場は結構並んでる。

象のアーチでお出迎え。
Dsc_0547_320x240_2
よくわからんが愛国的な像もお出迎え。

Dsc_0546_320x240

さすがにアジア最大版図を誇る中国の動物園だけあって広い。

最初は水生動物館から。

豚みたいな魚。

Dsc_0447_320x240

なんと中国のそこいらの川でとっ捕まえたらしい。
Dsc_0445_320x240
爬虫類館へ移りまして・・・

キングコブラ。

Dsc_0450_320x240

これまた中国国内でとっ捕まえたものらしい。
Dsc_0449_320x240

さらにはワニ。
Dsc_0451_320x240

これまた自国調達。

揚子鰐って・・・。
Dsc_0452_320x240

といった具合に

ほとんどの動物に

『分布:我国○○省』とあることに仰天!

中国珍稀動物地図なんてのもあるくらいで

多様な生体分布はまさに圧巻!
Dsc_0453_320x240

象も駱駝も虎もパンダもみんな中国産!

もちろんそこは本当に中国か?

と政治的な話になると長いのだけど。

とにかく驚いた。

なお、

中国人は金魚が大好きのよう。
Dsc_0455_320x240
巨大な筒状の水槽が野外に何本も設置され

ゆらゆら泳ぐ金魚たち。

金魚の筒を過ぎると

鳥類ゾーン。

もちろん孔雀も

Dsc_0462_320x240

ペリカンも中国産。
Dsc_0466_240x320

鶴だって
Dsc_0470_320x240

とてもきれいな鳥が多い。

Dsc_0463_320x240

さぁそしてやってきましたお待ちかねの大熊猫館。

そうです、

中国といえばパンダなんです!
Dsc_0477_320x240

中国でみる本場のパンダは違うかな~・・・

・・・

むむむ

遊技場は空っぽだぞ・・・。
Dsc_0478_320x240

いた!

中国のパンダもやっぱり仕事してない!
Dsc_0475_320x240

パンダは万国共通サボってるなぁ・・・。

で、

上海動物で一番人気なのが
Dsc_0486_320x240

クマッ!
Dsc_0497_320x240
なんで人気なのかというと

ミカンを拾って食べるから!

Dsc_0500_240x320

中国では投げ入れたエサに飛びついてくれる動物は

なんでも人気なのでした。
Dsc_0501_320x240

バクとかね。
Dsc_0505_320x240

しっかしデカデカと「エサやり禁止」

の表示のある横で

Dsc_0531_320x240

よくもまぁ堂々とエサをあげるもんだな、

中国人は。
Dsc_0538_320x240

我らが日本猿も発見。

なぜが雪を抱えた写真!

Dsc_0537_320x240

なお、

当事国の日本では知られていないことだが、

我らが日本猿は

「スノーモンキー」として諸外国でたいそうな人気を博しているらしい。

そういえば他のサルはみんな南方だよな・・・。

そしてこちらがクマに次いで

純粋な意味で人気の施設

Dsc_0528_320x240

そう!

ゴリラ館です!
Dsc_0523_320x240
2012年5月生まれのチビゴリラがとてもかわいい。

人気の秘密はこいつか。

↑一番奥のやつ

Dsc_0527_320x240

どこも行動展示は人気だなぁ。
Dsc_0522_320x240
虹橋から新幹線で3時間ほど移動。

Dsc_0554_320x240_2






下は晩御飯にでた棗(なつめ)
Dsc_0551_320x240_2
初めて食べたが

姫リンゴのようだった。

晩酌は青島ビールの1903奥古特。

Dsc_0553_240x320

ふむ、

いつもの水のような青島と違ってしっかりビールの味がする。

100年前のドイツ由来の製法を復活させた

スペシャルビールなのだそうだ。

そして翌日からは

厦門航空をひたすら乗り回す旅にでる。

Dsc_0557_320x240_2

これがまた

乗るまでに3時間、

乗ってから1時間の遅れなんてのがザラなんだわ・・・。


ボンジュール、フランス租界!

2013年11月16日 | 海外をぶらぶらする

今回の往路はなにわの鉄人28号こと、

南海ラピート!

Dsc_0328_320x240
噂に違わぬ鉄人っぷりだぜ。

車内はこんな感じで

Dsc_0329_320x240
やや年期が感じられる。

せっかく関西に来たので

関空で神座の美味しいらーめんなんぞを頂いてみる。

Dsc_0330_320x240

やってきたのは何度目だかわからない

リニアモーターの走る浦東空港。

Dsc_0338_320x240

南海ラピートからの上海トランスラピッド。
Dsc_0339_320x240

ガタゴトガタゴトしながら301km/hくらいはだしちゃう。

Dsc_0333_320x240

隣にはなにやら建設中の路線も・・・。

Dsc_0336_320x240

仕事がはやいねぇ中国は。

で、

今回の宿泊は金門大酒店。
Dsc_0346_320x240

1926年築のクラシックホテル。

その当時はさぞや華やかな賑わいを見せたことだろう。

Dsc_0414_320x240

内部も外観同様にレトロな雰囲気を保つ。

Dsc_0341_240x320

敷き詰められた絨毯がいかにもクラシカル。
Dsc_0342_240x320

内装も古びた部屋を改築したようで、

ちょとカビ臭い雰囲気が租界時代の夢物語を思い起こさせる。

Dsc_0340_320x240

それはさておいてやってきたのは

フランス租界のまっただなか復興公園。
Dsc_0350_320x240

公園はそのまんまフランス庭園で

Dsc_0353_240x320

人民の国らしからぬハイソサエティな雰囲気。
Dsc_0354_320x240

ま、

どんな公園でも人民にかかれば
Dsc_0357_320x240
あっという間に
Dsc_0359_320x240

青空賭博場だけどね。
Dsc_0360_240x320

こちらではバンドの練習やら
Dsc_0362_320x240
ダンスなんかも。
Dsc_0355_320x240

何にせよ自己主張の強いお国柄だ。
Dsc_0361_320x240

公園を後にして孫文記念館を目指して歩く。

付近は当時建物を再利用した住居が多く

閑静な住宅街という言葉がしっくりくる。
Dsc_0366_240x320

こじゃれた洋館が並ぶ。
Dsc_0363_320x240

中国といえば「全家便利商店」こと

ファミリーマートの天下だとばかり思っていたら

珍しくローソンなんぞも見かける。
Dsc_0371_320x240

交通大学とやらもなんだかお洒落。

電車の運転でも学ぶんだろか笑。
Dsc_0372_320x240
なんて小馬鹿にしてたら

北京大学、清華大学に次ぐ中国屈指の名門校で

江沢民の出身校としても有名との事。

これは失礼しました。

ときに復興中路を西進しているつもりが

実際は重慶南路を南下しており

なんと公園を出た直後から道を誤っていた。

てことで建国中路を西進し

思南路を北上する。

この思南路がとにかくおしゃれな並木道。

Dsc_0375_320x240

この閑静な住宅街の一角に

かつて周恩来が執務した周公館がある。

入場料は無料でござる!
Dsc_0384_320x240
周恩来といえば日中国交正常化の立役者で

人徳者としていまなおファンの多い

中国を代表する政治家の一人。

Dsc_0380_240x320

今の日中にも

当時の周恩来や孫文のように

相互理解に富む政治家か

より多くの一般市民が必要なんだろうな。
Dsc_0377_320x240
執務室や客間、スタッフルームなど

当時のままで興味深い。

Dsc_0378_320x240

しかしいい住宅街だ。

繰り返すが実に中国ぽくない。
Dsc_0386_320x240
代官山とかいるみたい。
Dsc_0385_320x240

しかしまぁ

なんでこれらの建物が撮影禁止かわからんが

撮影禁止のサインの横でパッシャパッシャ撮りまくる

中国人すげえなぁ。
Dsc_0388_320x240

このお洒落スポットでハイティーのオープンカフェを発見!
Dsc_0391_320x240
いやーマジでバブルだわ。

ニューリッチだわ。
しっかり賑わってるんだもの。

思南路をさらに北上すると

孫中山胡居記念館。
Dsc_0395_320x240

文字通り孫文の旧居を記念館に改造したもの。
Dsc_0394_240x320

中身は辛亥革命からの中華民国建国

からの中華人民共和国立国の物語で
Dsc_0396_240x320

台湾の国父記念館もそうだったけど

共産党こそが中華の正当な継承者である!

という愛国的な内容になっている。

いい家に住んでるなぁ、孫文さん。
Dsc_0399_320x240

周恩来にせよ孫文にせよ、

かつての日本留学生が歴史の偉人になっているということは

実に誇り高いことだ。

上海はさすがに都会であり

都会の象徴のスタバの

しかも大型店舗がごろんごろんしてる。
Dsc_0401_320x240
なお、

思南路には瑞金賓館という

高級クラシカルホテルが建っている。

平たく言うとインターコンチネンタルホテルなのだが、

Dsc_0406_320x240

まじで高級旅館。

100年前のイギリス庭園とレンガ造りの洋館で

かなり広い庭園の中にあり

上海の喧騒とは全くの別世界。
Dsc_0404_320x240

いいかげん歩くのも飽きてくると

そろそろ常熟路。

このあたりはバイオリン屋が軒を連ねる。
Dsc_0408_320x240

常熟路の十字路のオスカーズパブ(李香園)で一休み。
Dsc_0411_240x320
中は白人が騒いでおりやや居心地が悪い。

ギネスを1パイント頂いて早々に失礼することに。

タップで頂くギネスは注ぎたてはチョコレート色なんだけど

Dsc_0412_240x320

泡がおさまると黒い色に落ち着く。
Dsc_0413_240x320

この近所に租界時代の建物を改築した

サーシャというバーがあるらしい。

次回は挑戦してみよう。

常熟路から地下鉄で人民広場のホテルまで戻って

ぜったい食べたかったのが

小籠包!!!

ホテルから徒歩5分の評判店

小楊生煎、黄河路店へやってきた。
Dsc_0416_320x240
コネコネしてる娘さんをガラス越しに見学。
Dsc_0420_320x240

できたそばから鉄鍋で焼いていくスタイル。
Dsc_0421_320x240

やや大きめの焼小籠包を

カレースープで頂くのがスタンダード。
Dsc_0418_320x240
焼き目がカリッカリで

シュウマイを食べているようだった。

食後は映画館を求めて南京東路の歩行者天国を歩く

が、

面白そうなのはなくて

ボッタクリの客引きに辟易して帰路につく。

Dsc_0427_240x320

路上カラオケは健在。
Dsc_0423_320x240

ある意味ストリートダンサー。
Dsc_0428_320x240

小腹も減ったので

困った時の肯徳基で
Dsc_0435_320x240

ハンバーガーをお持ち帰る。
Dsc_0436_320x240

今日も良く歩いた。
Dsc_0437_320x240
おやすみなさい。

と思ったけど

ホテルのラウンジバーで

マティーニを頂いて就寝することにする。

Dsc_0432_240x320

にがいぜ。


うどん県、東へ

2013年11月15日 | ぶらぶらする

今日はうどん県を東へひた走る。

せっかく来たからには3食うどんでしょ。

↑村上春樹の辺境近境の影響をもろに受けた発言。

やってきたのは観音寺の名店「つるや」さん。

Dsc_0277_320x240
まずは名物とやらのしょうゆかけうどんから頂く。

大根おろしののったうどんに

左から味の素、ゆず、だし醤油、薬味。
Dsc_0278_320x240
ふだんなら味の素なんざ見向きもしないのだが

郷に入れば郷に従えってことで

えいやっと全部投入。

Dsc_0279_320x240
うまいうまい。

で、調子に乗って

黄金うどんも頂くことにする。

和風カルボナーラこと、

いわゆる釜玉うどんだね。

Dsc_0280_320x240

これまたうまいっ!

さて東に車を飛ばして次に向かったは

これまた現存12天守の一角、

亀山城こと丸亀城。
Dsc_0320_320x240
もともとの山を利用して築城されたとのことで

こじんまりした天守ながら

天守は遥か彼方。

大手門だって現存。

Dsc_0288_320x240

しかも中にだってはいれちゃう。
Dsc_0309_320x240

この城に登城したものなら

誰だって鮮烈に印象に残るであろうものが

この石垣。
Dsc_0310_240x320_3
本当に大きくて

ここまで反り返った綺麗な石垣は他にない。

(と思う)

平山城だけあって追手門からは結構な勾配を上る。

Dsc_0292_240x320

あまりに見事でカメラのフレームに収まらず

この石垣の凄まじさは見ないとわからないだろな。
Dsc_0307_240x320
なお、

あまりに石垣が素晴らしすぎて

情報漏えいを危惧した殿様が

石垣を築いた職人を下の井戸で殺してしまったとか。

Dsc_0312_2_240x320

くわばらくわばら。

本丸へ到達するとこの景色。

城の目前まで瀬戸内海が迫る。

Dsc_0314_320x240

北面からの天守閣。

小さい天守が

巨大な石垣で一生懸命背伸びしてる感じ。

Dsc_0313_2_240x320

西面からの天守は

北側を頑張ったせいでツルンとシンプル。

瀬戸大橋がきれいに見えるので

ここへきて

あぁ四国に来たんだなぁと実感が湧く。

Dsc_0299_320x240
天守閣内部はかなり質素。

窓が小さいばかりか

欄干もなく外に出られないので

かなり展望は悪い。

むしろ天守閣に入らないほうが景色はよい。
Dsc_0297_320x240
とはいえ南東に坐する讃岐富士はきれいに見える。

なんでこんなところに一人でモッコリしているのか・・・

実にユニーク!

Dsc_0295_320x240

天守閣から二の丸三の丸越しの

大手門と

目抜き通りと

瀬戸内の島々。
Dsc_0293_320x240

この島の向こうはもう広島。

思えば遠くへ来たもんだ。


憧れの四国へ初上陸!

2013年11月13日 | ぶらぶらする

いやーついにやってきました。

魅惑のアイランド四国!

高知竜馬空港へついたからには

まずはここへ行くさね。

桂浜!

有料駐車場へ停めてから

海岸へ向かう道すがら

竜馬像がお出迎え。

Dsc_0254_240x320

竜馬が行くを読んでから20年以上、

おーい、竜馬を読んでから10年以上、

ついにお会いできましたね。

竜馬さん。

そして桂浜!

Dsc_0253_320x240

え・・・、

これが桂浜・・・?

う~ん。

・・・

富士山のない三保の松原ってかんじ。

これなら富士山がある分、

三保でいいかも。

ささっと三保・・・じゃないや桂浜を後に向かうは

現存12天守の一角を占める

高知城!

本丸の建物がそっくり残る唯一の城なんだそうだ。

こちらでは藩祖山内一豊が馬上よりお出迎え。

Dsc_0255_320x240

功名が辻で有名なあの方ですね、はい。

個人的には土佐の主といえば

初代一豊さんよりも酔鯨候こと、容堂さんだな。

こちらの追手門も現存とのこと、

すばらしい!

Dsc_0256_320x240

なんでも、現存天守と現存大手門が

同時にフレームに収まる城は高知城のみなんだとか。

門をくぐると今度は明治の元勲、

板垣退助がお出迎え。
Dsc_0258_240x320

幕末好きとしては甲州勝沼の戦い以前の

乾退助の方がなじみがある。

さらに歩くと今度は一豊の妻、

千代の像。

Dsc_0260_240x320

隣の馬は内助の功で有名な10両の馬かな。

ここいらでようやくいい感じに天守閣がお目見えする。

Dsc_0261_320x240

天守閣を左手にまくように階段を上るが

この階段から顧みる天守閣が最も美しい。

と、添乗員が団体客にさかんに説明していた。

Dsc_0265_320x240

確かにもっとも迫力のあるアングルだった。

そんでもって天守閣によっこらしょとご登壇。

天守前に本丸御殿が隣接しており、

ちょっとした武者溜りがあるのが珍しい。

Dsc_0266_320x240

仲間由紀恵が功名が辻で着た着物とか

こんな感じで飾ってる。

Dsc_0267_240x320

8年も前の大河だしもうそろそろいいんじゃないか?

とも思う。

天守内はさほど見どころはない。

Dsc_0268_320x240

いっそのこと冒頓とした風貌をいかして

当時のままを再現してもいいのに。

で、最上階からの眺め。

Dsc_0269_320x240

山内一豊というとどうしても脳裏に焼き付いているのが

中学生の時読んだ功名が辻のエピソード・・・

1601年、関ヶ原の功績が認められ

土佐24万石を拝領した一豊だったが

いざ土佐へ入国してみると前国主、

長曾我部氏の残党が寝首をかこうと虎視眈々と狙っている。

耐えかねた一豊は妙案を思いつき

相撲興行を行うと称し

土佐中の力自慢・荒くれ者を当日、

桂浜の終結させる。

そこへ鉄砲隊を乱入させ

反乱分子を一網打尽にしそのまま虐殺したという

背筋の凍るような悪逆非道っぷり。

最上階にいたボランティア解説員に聞いてみると

この話は実話とのこと。

てっきり司馬の創作だとばかり思っていたので

これは本当に驚いた。

今でも長曾我部と山内の軋轢は

見えるところ見えないところに残っているとのこと。

非業の死をとげた長曾我部者を偲び

桂浜の方向に合掌して城を後にする。

そして夜は珍味「メジカの血合い塩焼」を頂く。

Dsc_0272_320x240

ん~ウマウマ。