KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

こころのよりどころとは

2012-06-15 23:28:25 | ニュース

 1995年、法律的に大人になったこの年は、いろんな意味で衝撃を受けた。

 パソコンのOS「Windows95」が発表され、パソコンがマニアの趣味の道具でなく、生活必需品の一員に加わるきっかけになった。また1月には、阪神、淡路大震災が起き、TV画面に飛び込んできたのは、崩壊し炎上する神戸の街並みだった。

 そしてそれと同じくらい、いやそれ以上の衝撃を受けたのが・・・地下鉄サリン事件と一連のオウム騒動だった。

 

 きょう、その事件に関わったとされる、オウム真理教の最後の指名手配犯が逮捕された。

昨年から今年にかけて、逃亡を続けていた3名が立て続けに逮捕に至ったが、犯罪に関わったとされる教祖以下主要幹部たちの裁判が終わったことと、先日NHKで放送されたドキュメンタリー番組が、この動きを再び加速させたのかもしれない、と思っている。

 今この教団や、一連の事件を振り返るたび、善良(純粋)な若者がなぜ凶悪組織に、とか、教団の暴走を誰も止められなかったのか、という疑問を投げかけるシーンが多いが、片腹痛い話だと思っている。メディアはずいぶん軽く考えてるな、という疑念さえ持ってしまう。

 当時を振り返ると、地下鉄サリン事件が起きるまでは、教団による犯行という考え方と、教団も被害者で、何者(国家警察、とか・・・)かの陰謀だという考え方はほぼ二分されていた。オウムにまつわる事件が起きるたび、当時の広報担当氏や弁護士がマスコミの前で弁明をしょっちゅうしていたが、当時の大体のマスコミはそれにコロッとやられて教団の支持に回り、結果として教団への強制捜査や、その後の無差別テロ(地下鉄サリン事件)を止めることができなかった。

 

 ぼく自身は、オウムはおろか、今もそうだが、宗教にはあまり興味がない。ほぼ限りなく現実主義なところがあって、来世がどうだとか、極楽浄土の世界といってもピンとこない。たまたま今、そう思う時期なだけかもしれないが。しかし、小学校や中学校の同級生の中には実際に入信し、勧誘の電話をかけてきたこともあった。彼らがどんなことを思って入信し、どんな結末を迎えたのかは今となってはまったくわからない。

 

 大学生活も後半に差し掛かり、もうすぐ社会の一員になろうという時期に、自分の無限の可能性を信じて飛び込んだところが、現実の国家を転覆させ、自分たちの理想を現実化した社会を目指す集団だったとしたら・・・どう考えるだろうか。途中で逃げ出すか?それとも、とことんまで突き進み、そのためには国の破滅さえ厭わないか・・・?

 

 ここ数年はあまりオウム裁判も話題にならなかったが、そのニュースがあるたび、自分も選択によってはあの中にいたかも、という思いがどうしても頭から離れない。そしてもし自分が、まずありえないが、同じ立場にたったとしたら、迷うことはあっても、最終的に犯罪に加担していただろう・・・。そう考える自分が、時々恐ろしい。

 

 ドキュメンタリードラマの中で、主人公の元女性信者が、一連の凶悪事件の顛末を振り返りながらも、楽しそうな表情を見せたり、教団内の「犯罪」を、独自の勝手な解釈でウヤムヤにしようとする。心の拠り所を、思いもよらぬ形で失ったとき、人はどんな態度を見せるのか、というのを、ドラマで見たように思う。きっと、楽しい(?)思い出と罪深さの間を一生、さまよい続けるだろうね。

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生涯現役!宣言(!?)

2012-05-30 22:32:54 | ニュース

今回はニュースの拾いネタです。

【追悼】新藤兼人監督が死去。100歳の大往生

正直、社会性のある映画というのは、あまり好まないほうだ。

でもそのくせテレビのドキュメンタリーは好きだけど。

とはいえ、去年99歳でまだメガホンを取り続けているというのも驚きだ。

そういう経歴や実績よりも、100歳まで生涯映画監督であることをを貫き通した、その人生を大きく評価したい、と思っている。老衰ということは、元気なまま亡くなられたわけだから、まさに大往生にふさわしい。

 

メジャー昇格の松井が祝砲…第2打席で2ラン

 まだメジャーに行く前の松井秀喜は、とにかく嫌いだった。ただ単にアンチ巨人だったというだけでなく、とにかくチャンスに強い、必ず打つ。彼が打席に立つと勝負が一気に決まってしまう、なんてこともしばしばだった。

 そんな彼も37歳。移籍先がなかなか決まらず、やっときまった球団でもマイナー契約。この年なら現役を引退して別の道へすすむ選択肢もあるのだが、メジャーの球団でバッターとして生きることにあえてこだわり、その結果、機会あって今回のメジャー昇格と、合流初戦でいきなり2ランHRを放った。日本にいるときは好きではなかったが、アメリカで自分の夢を実現し続ける松井秀喜選手には、同じ年代ということもあるが、まだまだ(もうちょっと?)頑張って欲しいと思っている。

 

 同年代の中には、この時期、人生の転換点として、路線を変える人も多い。しかしまだ何かを成し遂げたという達成感が少ない自分としては、このまま行くべきか、それとも彼らに倣って路線を切り替えるべきか、迷うことが多いのだが、新藤監督、松井選手の人生を見るにつけ、今の道をそのまま突き進むのも良さそうな気がした。

そんなわけでぼくは、今後とも枕詞でもある「中途半端な趣味人」として生きることを決意・・・って、単にそれは遊びたいだけだろう、というご批判が聞こえてきそうですが。

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少年少女にまつわるニュースひろい読み

2012-04-23 22:37:20 | ニュース

今回はニュースから拾い読み。

漂流のボール 持ち主見つかる

 遠く離れたアメリカ、アラスカ沖合の島で、日本人の名前が書かれたサッカーボールが見つかった。ボールには名前の他、学校名も書かれていたらしく、拾ったアメリカ人男性の奥様が日本人だったこともあり、検索して持ち主を探してくれたのだそうだ。

結果、陸前高田市の高校生のものとわかった。震災による津波によって家を流され、自分の持ち物が何一つ見つからない中での今回のニュースは、きっと彼を勇気づけてくれることだろう。

 このとき、同時にバレーボールも見つかったそうだが、今日になってこちらも持ち主が見つかった。岩手県田野畑村出身の女性のものだという。いや、ほんとによかった。

 

 心の持ちようは全然違うけど、小学生の時、花の種と手紙を風船にくくりつけて大空へ飛ばし、実際に千葉県のある学校から返事が来た時の、喜びにも似ている気がした。

 そんな中で、運転手を刺した上にバスに立てこもったり、無免許+居眠り運転で通学中の児童と同行の女性をはねる惨事を起こした不届き者は、自分が起こした重大事件を一生心の底から悔いることになるだろうよ。

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じゃん!!

2012-02-28 00:56:16 | ニュース

東電のキャラ「でんこちゃん」経費削減のため3月でリストラ

http://news.nifty.com/cs/headline/detail/postseven-20120227-90762/1.htm

そういえばいつの間にか見なくなったなと思った。電力会社叩きがここまで激しいと、出したくてももう無理なんだろうなと思う。

それだけでなく、DRAMメーカーのエルピーダが経営破綻というニュースも(ゆくゆくそうなるだろうとは予期していたが)驚きだし。電子機器で今まで生きてきた自分にとっては、気力やる気が殺がれるばかり。

 惨めさを前面に出したようなニュースは、もう見たくないと思う一方で、こうも思う。

いっそのこと半導体王国とか電子立国なんていうヘンな枕詞下ろしちゃったらどう?

電気代は今後値上がりするというなら、もっとケチになって節電を考えりゃいいだけ。

年金ももらえなくたって構わないとさえ思う。半分諦めているし、第一、そこまで長生きできるかどうかもわからない・・・と、これは少し言いすぎたかしら?

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あべれーじ

2012-02-25 22:42:03 | ニュース

「平均」の意味、大学生の24%が理解せず

http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20120224-00931/1.htm

 自分が年取ったから、というわけではないけど、コンビニでお釣りを計算できない若者がいたり、大学で3桁の計算問題をやるゼミがある、なんて聞いて愕然としているなか、今度は平均の意味がわからないとは・・・? 

 記事では”ゆとり教育の影響”なんて書いているが、そんなことはないと思う。友人も書いていたが、算数、数学は生活に直結していないとなかなか理解できないものだろうか?

 平均の意味を、念のためWikiで調べたのをコピーすると、「観測されるデータから、その散らばり具合を“平らに均(なら)して”得られる、統計的な指標」とある。

 ”平らにならす”というのが、このいう言葉のミソだと思う。そういう意味で一番わかりやすいのは、某経済大国の全国民の平均年収で考えることかな?わずか1%未満という富裕層(いわゆるセレブ??)だけで全収入の9割を占めると言われているから。

 

 そこまで考える必要はないにしても、たとえばボーリング3ゲームやって、それぞれスコアが90、138、76だったとしたら、アベレージ(平均)は、

(90+138+76)÷3=304÷3=101.33333・・・

になり、仮に余りを切り捨てても100を超える。だからヘタッピとは言えないわけで・・・むむぅ(_ _;

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「罪」と「罰」の天秤・決着編

2012-02-23 01:22:23 | ニュース

 十数年にもわたる、山口県光市の母子殺害事件の裁判がついに決着をむかえた。

事件当時少年だった被告への死刑判決が確定した。

 少年犯罪というだけで、ここまで刑に対する議論がこじれるとは思わなかっただろう。とある国会議員が、死刑廃止の立場をとっているらしく、「国が人の命を奪うことは良くない」などと言っているが、どうなのだろう?立場上そう言っているだけなのかもしれないが。

 もしも自分の愛する家族を、年端のいかない少年にその命を奪われ、なおかつ、そのことに対する反省が本人になく、あれやこれや理由をつけて刑を軽くする振る舞いをずっと見せつけられたとしたら。怒りを覚えないどころか、そんな少年を許し見守ってやりたいと思うものは、よほどのお人好し、もしくはヒューマニズムなのか、あるいは無慈悲なまでに達観した人間かのどちらかだろう。だからといって、声高に報復(この場合は、死刑)を訴えるのもどうかと思う。

 

 死刑を回避する意見からは、犠牲になった人の分まで生きてもらって、心からの反省と更生を期待、ということと、とにかく国家が人の命を奪うことはまかりならん、少年の未来を国家が絶ってはならん、というオーラを強く出していたように感じた。死んだら終わり、それは当たり前のことだが、しかし、最初に無慈悲に命を奪われた母子にはなんの心もいかなかったのだろうか?

 そもそもの事件の本質を忘れてしまってはいけない。少年事件、死刑問題など、気が付けば事件以外の要素に振り回された感があるが、最終的には、性善説vs性悪説の果てし無き戦いのひとつの結果だったようにも思う。

 ぼくは、そう思う。それに異論を唱える人がいても、それは構わない。

 前回、といってももう5年以上も前だが、この事件をテーマにしたブログで、「かちかち山」のはなしを取り上げたが、そのラストは、うさぎが敵討ちしたことに対し、残されたたおじいさんが一言「虚しさが残るだけ」、と書いた。残されたご主人(ぼくとほぼ同じ年の方)の堂々たる態度、そして、「事件が起きただけで誰もが敗者だ」というコメントが非常に印象に残った。

 悲しいけれど、これが一番的を射た言葉だと思う。

 同じ立場にもしも自分が立ったとして、こんな言葉が出てくるだろうか・・・とにもかくにも、長い間お疲れさまでした。

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Sカーブなんか最高だよ【訃報】

2011-07-19 21:46:50 | ニュース

 仕事中、業務に必要な検索をしていたら、とある有名人の訃報の見出しが目に入った。でもそのままクリックするとフィルタで引っかかり後がややこしくなるので、帰ってきてからゆっくり再度検索した。

俳優・原田芳雄さん逝く…突然襲った病魔

 映画やドラマでの渋い役柄が怖いくらい素晴らしい反面、この方も知る人ぞ知る鉄道マニアで、TV番組などで鉄道のことを語りだすと、子供のような目になって止めどもなくしゃべり続ける。映画とのギャップの大きさに驚かされた。 

 最近の「RMモデルズ」にも親子でインタビューされていて(No.189 2011年5月号)、短髪ではあるが元気な姿を誌面にて拝見したのだが、最近公開された映画の記者会見での氏の姿は、車椅子に乗り、記事によると声もほとんど出せない状態だったという。その間わずか3ヶ月、衰えるというのはこういうことなのかと、絶句した。

 鉄道マニアにもいろいろいるけど、彼の場合は、いわば「レールマニア」とのこと。子供の頃は東武線沿線に住まれたとのことで、ポイント(分岐器)を列車が通るときの和音を奏でるような音とか、単線の線路が大きくS字にカーブしているのが最高なんだという。

 さらに記事を読み返したら、原田氏もNゲージによるレイアウトを作られてたそう、しかも3台も。だけどみな誰かに譲ったとかで残っていないという。どこかに誰か持っていれば何かの機会に見てみたいものだが。でもその縁もあってか、「鉄道模型ちゃんねる」のナレーターもされてましたよね、たしか。

永遠に続くレールの槌音とともに、ご冥福をお祈りいたします。

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ボーンボーンボーンボボボ~ン♪

2011-06-24 23:47:45 | ニュース

 さきほど、といってももう40分くらい前のことですが、小笠原諸島が世界遺産の自然遺産としての登録が正式決定というテロップニュースが流れた。おめでとー。

 で、これは昨日のことだが、JR九州のCMがフランスの広告祭で金賞を受賞した、というニュースもおめでたい。

 幻のCM、とされているが、ぼくはYou○ubeで視た。九州新幹線開業をみんなで祝おう、という3分間の、CMとしてはかなり長い内容だが、幻といわれるのは、開業日(3月12日)の前日がかの大地震で、ご承知のとおり、TVも地震関連ばかりになり、CMは当然自粛、その煽りをまともに食らってしまったからだろう。開業セレモニーまで取りやめてしまったくらいだし。

 今からでも全国放映して欲しいくらいだね。いまは国民目線が東北、北日本に向いているから、このCMをも一度流して九州ここにあり、な感じで負けないでほしい。

 ちなみに今回のタイトルは、そのCMソングから。一時期流行ったA○の某あいさつCMではないですよ。でもよく似ているなぁ。

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生肉に思うこと 脱線あり

2011-05-04 21:27:10 | ニュース

 焼肉店でユッケを食べた人が次々と食中毒を発症。現在までに死者3名・・・。

焼き肉店食中毒 生食用牛肉“流通していない” 国の基準形骸化

亡くなられた方々には、本当にお気の毒としか言いようがない。

 魚介類(もちろん生食可のもの)ならともかく、牛肉に関して、ユッケの形で生食として提供されていることすら、ぼくは知らなかった。肉に関しては、程度の差こそあれ、必ず火(熱)を通すものだと思っているから。豚・鶏は必ず、牛も半分以上はね。

 どんな形であれ、食の安全はいかなる場合でも保たれなければならない。ユッケなど、報道で見る限りだけど、鮮度が落ちてしまうから手早く(3分以内?)調理しないといけないらしい。そもそも、生食用の牛肉が流通している実績はないとも言われているのだが。それが事実だとしたら、店はどんな判断でユッケを調理したのだろうか?まして、子供が食べることを承知だったのだろうか?

 ここからちょっと脱線するが、最近、夜遅い料理店や飲み屋さんで、小さいお子様の姿を見かけるようになった。別の日には、コンビニで買い物中、小学生くらいの男の子が店内をちょろちょろ動き回っていて、それを店の外にいたお母さんが、その子を叱って外へ連れだした。そこまではよかったと思うが、その先。親子が入ったのは、隣の串料理店・・・ようは飲み屋さんだった。呆れたとは言わないが、ちょっと閉口した。

そこでどんな料理を食べようかは自由だけれど、居酒屋やそういう系統の店に、しかも夜遅くに、子供同伴で入るってのはどうだろうか?ぼくは首を傾げてしまう。本来、ああいう店は大人だけのもののはずなのに。

そもそも子供のくせになぜユッケなんて、贅沢な・・・というのは、貧乏人KouChanの素朴な思い。あぁ今回もうまくまとまらないや。

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花みち

2011-04-15 23:29:18 | ニュース

たまにはこんなはなしでも。

東急東横線跡地の「東横フラワー緑道」、全区間で開通へ/横浜

行ってみたいなぁ、って思った。確かに'04年に地下化されてからどうなったか見向きもしなかったし。この区間には代官山みたいに短いながらトンネルもあり、急行に乗ってかぶりつきをすると、菊名→横浜の区間はちょっとしたジェットコースター気分を味わえたものだ。

この区間では写真を撮ってなかったので、それに代わるちょっと懐かしめなやつを今回用意した。

Dscf0058

まだ高架の頃の横浜駅です。下には横須賀線も見える。余談だけど、このホームに寄り添っていた駅ビルも先日閉館しちゃった。あれは今後どうなるんだろう?

余談。タイガースのアニキこと金本選手の連続試合出場の記録が途絶えてしまった・・・あぁ。といって、今回のタイトルは彼の引退促進を意味するものではありません。

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