KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

どうぞ、どうぞどうぞ・・・ってちょっと違う?

2011-03-18 22:54:06 | ニュース

大地震から1週間、いろんな意味でつかれました。なので、今回は、ニュースの拾い読み。

(1)ダチョウ「ウエシマ作戦」ネットで拡散

ダチョウ倶楽部の定番ギャグ「どうぞどうぞ」が、こんな場面で役に立つとはね。ガソリンなどの買いだめ問題の解決に一役買っているようだ。

ほかに関東で輪番停電の始まる頃から、エヴァンゲリオンからの着想だという「ヤシマ作戦」という節電を呼びかけることもはやっている。ちなみに、ぼくはヤシマ作戦もウエシマ作戦も継続中です。とはいえ、ぼくの場合、買い物が夜遅くにならないとできず、ほぼ品薄な状態が続いてますがね。今週に入って、スーパーやコンビニでパンと牛乳と乾麺をほとんどみかけない。

ちなみに「アオシマ作戦」というのもあるらしい。「事件は現場で起きているんだ!」ということで、現地でがんばっている人を応援することらしいのですが、それ以上はよくわかりません。

(2)AC大量CMに苦情殺到…脅迫電話も

 少しかなしい話だと思った。何回か前のブログでぼくも、ちょっとACのCM多くていらつくナァ、と書いていた(もちろん、その後にオチはつけてますよ)のですが。とはいえ、それ以外のカードローンだとかビールだとか、とかくやかましいCMの代わりにこういった啓発モノを流すのはいいことだと思っている。大量に流れるからか、最後のコーラスが癪に障るらしくて、脅迫まがいの事件にまでなっているという。自分の心の広さ(狭さ?)を測られた気がした。

(3)磯山さやか、テレビで放映されない忘れられた被災地、茨城の惨状訴える

 報道では、今回の震災でとりわけ被害の大きかった宮城、岩手の沿岸部や、福島の原子力発電所の問題を多く取り上げている。窮状であることや、先の見えない不安を伝えている各放送局の姿勢はよくわかる。だけど、TVには映らない、そのほかの地域にだって被害が出ているのはたしかなわけです。巨大地震に埋もれ、被害が大きいにも関わらず報じられない地域、思い当たるだけでも、長野、新潟、静岡、山梨、千葉・・・とくに、火曜夜の地震で震度6強で被害の大きかった富士宮が、個人的には心配です。

 TVではなかなか取り上げられることもないかもしれないが、心配する人はいますし、応援する人も必ずいます。ぼくたちは、そんな地方のことにも目を向けなくてはなりません。

(4)プロ野球分離開幕、セは25日 パは4月12日

mixiのぞくと、この件でけっこう怒っているマイミクさんが多いことにちょっと驚いた。きっと、プロ野球の公式戦→ドーム&ナイター+中継→節電体制なのに電気使うのか。という思考か、あるいは、某新聞社のお偉いさんのKY発言が怒りを買ったのか、そのどちらかだろうと思う。

 大変な目に遭っている被災者のことを思うと、とても野球なんて・・・という選手団の気持ちもわからなくはない。一方で、被災した方々を勇気づけるのには真摯なプレーを見せて楽しませる(喜ばせる)ことも、とても大切なことだと思う。今はまだ被災者への思いが強すぎるから、開催中止の声が大きいのだろう。といって、なにもしないつもりなのたろうか。

 個人的には試合をして欲しいと思う。ただ、昼間に屋外の野球場、もしくは河川敷の練習用野球場などで、チャリティーとして行うことを。

(5)ジャイアントパンダの公開は延期に…動物園・水族館の営業中止状況

 主な理由は、余震の影響でお客様の安全が確保できないことと、例の停電という。

 リンクは貼っていないが、被害を受けた仙台の水族館も、管理されている魚が次々弱っている・・・というニュースも聞いた。

 地震の影響を受けた人が、かつてないほど多くいるのは承知だ。先が見えない不安と、健康問題、夜中まで続く停電など、目の前真っ暗な現実がいつまで続くのかと・・・。

だけど、ぼくは言う。こういう大変な時こそ、笑って、楽しいことを考えて生きていたい!

誰かを励まそうとする人まで、暗く落ち込んでいてはやっぱりダメだと思う。

今すぐには無理かもしれないが、今後地震も、避難活動も一段落着いて、心に余裕が出来た頃に、上野のパンダやその他の動物を、まずは被災者のこどもたちに優先して見せてあげるというのはどうだろうか?

 それに限らず、被災者だけでなく、ぼくらも明るく元気になれるために、なにか(楽しいことを)考えられないだろうか?

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たまにはこ~んなボカロネタでも

2011-02-12 19:14:29 | ニュース

 昨日は祝日だったので、祝日に関するネタで1本書こうと考えてたのでしたが、事情でPCが使えず・・・、今書いてもいいけど、祝日は過ぎちゃったし、タイムリーではないので、結局頭の中での構想丸ごとボツにした。ブログのネタは、魚と同じで、新しさ、思いついたらすぐ書き起こすのがだいじなのよね。

 という意味で、気を取り直してさっきまで色々ニュース記事みていたら、あるじゃないですか、旬なネタが・・・。札幌に「初音ミク」をラッピングした路面電車が・・・、これこれ、こーいうのですよ。

 今、さっぽろ雪まつりが開かれていて、そこに初音ミクの雪像もある、なんて話題もあり、会社が同じ札幌にあることから、雪像、氷像だけでなく、PR電車の運行も。

 車内アナウンスも、ミクの声を担当する声優さんが入れたというから本格的だ。ぼく個人の思いこみかもしれないが、VOCALOIDに普通の話し言葉を入れようとすると結構難しいのでは?なので、たとえば「ツギ・ハ・ス・スキ・ノ」なんて調子だったとしたらズッコケちゃうかも、って思ってたのですがね。

せっかくなので、地元新聞のニュース記事もリンクしておきましょう。

 ぼくは、札幌はおろか、北海道にも足を踏み入れたことがない。なので、北海道はある種、憧れでもある。だから、行くのならぜひともプライベートで、ありえぬ理想をいえば、親と同じく新婚旅行とかで・・・。すなわち、仕事ではあんまし行きたくない、と暗に言ってるようなものでして。

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大相撲開催”中止”に思うこと

2011-02-06 22:36:02 | ニュース

 前々から指摘されてきた大相撲の八百長疑惑について、別の賭博事件で押収された携帯電話のメールから”証拠”としてでてきた。これを受けて、名前の挙がった力士を調査し、3人が八百長に関与したことを認めた。事態を重く見た日本相撲協会が、ついに来月の春場所開催を中止した・・・。不祥事がきっかけで開催中止に至ったのは史上初だそう。

・・・まったく、残念としかいいようがないね。膿(不正とか諸々のことだよね)を出しきるまで相撲興行はお見せできないと、理事長は言ってたが、それが本当ならいつになったらまた相撲を見られるのだろう?

 相撲ほど、日本文化に根強く関わっているスポーツ(?)もないかと思う。協会は文部科学省の管理下にあるし、神社などへの奉納相撲っていうのもあるし、力士一人ひとりに支援者も数多くいる。静岡に住んでいた頃、大相撲の取組結果を報じるニュースの最後に、きまって県内出身力士(幕下)の取組結果も報じるので、さすが日本の国技(注:とみなされている。日本には正式な国技はないそうだ)だなぁと感じたものだ。しかし一方で、根強い裏社会が指摘される一面もある。他のスポーツに比べて野球賭博や八百長が騒がれるのも、ある意味日本が持つ文化の一側面なのかもしれない。

 とはいえ、大相撲の勝負を売買、あるいは貸し借りする「八百長」はやっぱりよくないな。興行にいくら「みせる(見せる、魅せる)」という特色があるからといって、はじめから決まっていたのじゃあねぇ。支援していた人の落胆ぶりは、TVで見てても察するにあまりある。

 TVで、「人情相撲」のことを報じていた。江戸時代、貧乏力士だった佐野山は、親が病気で薬代もままならないという。そんな状況を聞いた、当時向かうところ敵なしの谷風関、佐野山との対戦でわざと敗れた。これにより佐野山は、多額の報奨金を貰い、借金を返し、さらに親のために医者を呼ぶこともできた。世間では、谷風がなぜ佐野山に敗れたのかわからなかったが、やがて谷風が一世一番の大芝居を打って敗れたことが知れ渡ると、人々は彼を責めるどころか、「人情相撲」だと谷風を喝采したという・・・。

 だけどこれは、「八百長」ではない。相手の境遇を思ってわざと負けることと、お互い了解の上で星の売買をすることとは、区別されなきゃならない。

 八百長へ走ってしまう理由のひとつとして、幕内にいるかいないかで、給与、待遇面等で大きく違うことを挙げた人もいる。幕下へ落っこったら給与なし、というのは、ぼくら平凡なサラリーマンにはキツイ話だ。番付によって地位も成績もはっきりしているので、相撲ほど、実力主義が明確なのもないだろう。だからこそ、十両に昇進した力士(関取)は安定した生活が出来るようになり、さらに上を目指すこともできるし、また、幕下へ転落したことを契機に引退する力士が多いのも頷ける。

 幕下以下の待遇を良くしろと言う意見もあるが、たとえば、いったん相撲の世界に入ったら、まず身の回りのものをいっさい取り上げ、まさに裸一貫からスタートさせる、というのはどうだろう。今はPCやケータイがすごいスピードで氾濫する時代。だからこそ、そういうモノをいっさい持たせず、とにかく相撲の世界をとことんまで味わわせ、稽古あるいは力士の付き人として働く。付き人になったら、まさに関取とのマンツーマンのOJTというわけだ。その代わり、各部屋は親方が彼ら幕下以下の力士の生活についての一切を、責任もって受け持つことを義務づける・・・。というのはどうだろうか?

 とすると今度は、閉鎖的になって、事件にもなった親方や兄弟子による暴行も起こりかねないので、それをファンや後援会達がしっかり見守ったり、あるいは苦情を労働組合のような組織、しかも外部組織に直接訴える権利を力士に与えたり・・・?

 最後はちょっと無責任な提案になってしまったようですみません。でも相撲を安心して見られるようになるための荒療治と思い、一日も早く気持ちよく大相撲を見られるようになりたいと、ぼくも願うわけです。楽しみにしているおじいちゃん、おばあちゃんもホント多いですからね。

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父ちゃん、伊達って人からランドセル貰ったよ!

2011-01-16 20:16:26 | ニュース

 「タイガーマスク」の主人公、伊達直人の名をかりて、全国の児童施設にランドセルなどの贈り物を届ける行為が全国に広がり、いまや一大ブームにまでなったことについてぼくなりに考えてみた。

 贈られた児童施設からは感謝の声が、そしてそのニュースの影響で、さらにふえる贈り物。送り主も伊達直人だけでなく、様々なアニメやドラマのキャラクターにまで拡大し、「いい話題」として日本の経済状況とは逆のスパイラルをたどっている。

 送る人の気持ちって、どんなだろうかね。純粋に人助けしたい、子供の役に立ちたい、と思う人もいれば、それとは違う動機を持つ人もおそらくいるだろう。中には、あきらかにブームに便乗したと思われる人もいるようで、横浜のある児童施設には、なぜかボクシンググローブが届けられたというのを、ラジオのニュースで聞いた。直接こども達の役にたちそうもないと、施設は結局、拾得物として交番に届け出たそうだ。

 ぼくも一肌脱いでランドセルを・・・というつもりは残念ですがまったくありません。そこまでの経済的余裕はないし、そこまでの慈善活動をしようというつもりもない。

ぼくはこう思う。

 TVのニュースやドキュメント番組をみると、景気悪化や格差社会、超高齢社会に児童虐待、といった、暗く重たいテーマばかり。最近はミドルクライシスという、30代(ぼくらの世代ですね)が生きていくための苦悩を描いたドキュメントまである。そんな話題に取り上げられる人達を連日TVで目の当たりにしていて、彼らと自分をついつい比べてしまう。

 同じ人間なのにどこが違うの、とか、自分は今でこそ普通に仕事して稼げて、それなりに生活も充実しているけれど、それだけでいいのか?もしかどこかで想像しがたい悲劇が繰り広げられているのかも・・・?そんな境遇の人達に思いを巡らすうち、何不自由なく普通に生きていることが恥ずかしいとか、後ろめたいと感じるようになる。

 彼らを助けてあげたい。だけど、方法も分からないし、ひとりでは何もできないし、そもそもきっかけが掴めない・・・おそらく普段からこう思っていたのだろうと思う。

 そんなモヤモヤした気持ちに突如登場した「タイガーマスク=伊達直人」は、それを一気に解決できる最適なテーマだったのかもしれない。ある評論家が今回の現象を、「日本人の「照れ」文化の象徴」などと評していたが、ぼくは「照れ」よりは「恥じらい」の文化だと思っている。普通に生きていることに、余計な後ろめたさを感じるから、何かしてあげたいという思いが芽生えてくるのかもしれない。

 その手段として、伊達直人の行動にあやかって、ランドセルや文房具などを児童施設などに届けるのだが、もちろん自分の功績とはならない。誰にも言えないし、言えるわけがない。届けた先でどう使われているのかを想像するだけで満足なのだ。

 これを上手く簡潔な言葉に表現することはぼくのボキャブラリーでは非常に難しいので結構長文になってしまった。

 ただこのコラムによって、せっかく広がった「善意の輪」なるものに水を差すつもりは毛頭ない。でも普通に生きていることを、ムリして恥ずかしいなどと思わなくていいんだ。「人のために」とは、何も、高価なランドセルをいくつも買って贈ることではなく、いつでもどこでも、だれにでもできることだと思うから。

ということで、相変わらず中途半端な「KouChanの主張」はひとまずこれにて。

参考にしたニュース記事

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20110112dde041040056000c.html

 ところで、今回のタイトルは、「着信御礼!ケータイ大喜利」にて紹介された、「巨人の星」星飛雄馬のセリフ回答から。コーナーが終わった後で、実際に回答を読み上げた声優・古谷徹さんが「飛雄馬って世間知らずなんですね」と評していたのがなかなか面白かったので。

※ブログ内容を一部修正しました。

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「熱」中した1年だと思ったのに

2010-12-10 23:46:54 | ニュース

 今年を世相を表す漢字は「暑」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101210-00000688-yom-soci

 同じ「あつい」でも、「熱い」じゃないんだね。個人的には、初のバンド参加や柏崎遠征も経験し、いろんなことに「熱」中できた年になったと思ってたのですが。

 選ばれた理由はニュース記事にもいろいろ書いているので、そちらを参照してくれればいいけど、ぼくは正直がっかりといおうか、落胆といおうか、諦めに近いモノさえ感じたね。たぶん、ぼくがこの漢字に抱くイメージのせいだろうけど。

 たしかに、12月に入っても気温25℃にも達した日もあるくらいだ。たまたまその日、外で仕事していたのだが、あまりの暑さに「ホントに12月かぁ!?」なんて思わず叫んじゃった。

 異常気象を憂う気持ちよりも、体がバテてうだうだする、やる気が起きないし、活発にもなれない。日本全体が暑気にやられ、活動自体が停滞してしまうのでは・・・というのはさすがに考え過ぎか。

 ただね、今の自分ちの住宅事情を考えると、この気候も悪くないんじゃないかと思うことがある。必要以上に暖房を入れることもないし、コタツは用意したけどまだ2~3回しか使ってない。冬フトンも11月に入ってから使ったし。

 暑い暑いと思っていると、夜は底冷えの寒さになったり雨に降られることもある。昼間の夏のような暑さと、夜の震えるような寒さのギャップで体調崩しているひともふえているというから、体調管理には十分気をつけねば。

明日はまた「暑」くなるらしいよ。

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他人事ではない!

2010-10-06 21:56:07 | ニュース

 今は仕事と、月末のJMRAイベントに出展するモジュール製作のために、ブログが滞りがちなKouChanです。今月は更新が少ないかも、メインサイトの更新となるともっと・・・・。

そんなぼくに、ショッキングなニュースが。「鉄道ファンの忘れ物?爆発物処理班出動し大騒ぎ」

なんでも、放置していたアタッシュケースからリード線が出ていて、それを爆発物と勘違いされた、という顛末らしいのだが、中身が鉄道模型のジオラマだったというのので、これは他人事ではないなと思ったわけでして。

 ぼくの場合、都内やその周辺が会場ならマイカーに積んで運びますが、たまに電車や新幹線に乗ることもあります。サイトの作品一覧をご覧いただくと分かると思いますが、アタッシュケースに収まるほどの大きさではなく、大型の衣装ケース(35cm×45cm×70cmくらい)に最大2~3箱を、キャリーに積んで運んでいく。大きさが大きさなので、まず自動改札通るのに一苦労、あとなるべく空いた車両の隅っこを選んで乗ったり、半透明なので中身が丸見えだったり、・・・ようするに、大変なんです。

 ちょっと脱線しますが、一度だけ、宅配便でジオラマを雑誌掲載のため某出版社に送付したことがありました。すると数日後、雑誌の担当者からメールが来て、あっちこっち壊れている、といわれビックリして当時住んでいた三島から新幹線でとんでいくと、なんともまぁ、

Dscf92711

悲惨な状況でした。

その場で編集者の作業している横で、ちまちま修理していた(そのため掲載が1ヶ月ずれた、というオマケ(?)つき)という、なんとも情けない、しかし得難い体験をしたこともまた事実でありまして。

ジオラマは見る人からみれば「不審物」かもしれませんが、「爆発物」ではないことは間違いないと思います(人にもよるかな・・・?)。

以上!

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表現するということは

2010-06-25 00:27:01 | ニュース

 たとえば、絵を描いたり,写真を撮ったり,音楽を演奏したり歌ったり踊ったり、詩や小説を書いたりするとき、作者には何らかの意図、テーマというのが大なり小なり存在するはずだと思う。それを自分の体を使ったり、創造したりすることでひとつの「表現」をしているわけです。ときに過激に、ときにユーモアを交えて。そんな要素のひとつひとつが楽しいわけで。表現活動によって得られる快楽は、実際に作って(実践して)みないとわからないです。

 しかし、この記事に出てきた学生諸君は、そのことをどうも履き違えていたらしい。嫌がる女性を騙し、そのギャップを動画として公開したそうだ。また、これは未遂に終わったそうだが、商店を営む男性に意味ないインタビューをし、最後に「この店つぶれる」などと悪口を吐き捨てた・・・などという動画もあったそうだ。

 彼ら曰く、「不道徳なものから生じるおかしみ」を表現したかったそうだが、もうこの時点で間違っているように思う。

 芸術活動がときに社会性(あるいは反社会性)を持ったり、意図せずに作品のみが一人歩きしてしまうことはあるが、道徳まで否定することはないと思っている。もしあったとしても、それはうわべだけで、その奥に隠れたメッセージが必ずあるはずで。

 そう考えると、彼らの表現行為は単なる「弱い者イジメ」でしかない。弱いものイジメを快楽にしたから始末におえない。彼らのために迷惑をこうむった女性の気持ちをまったく考えてなかったことはもう間違いないな。

少なくとも、相手になにかしらの心地よさが残らなければ、そもそも表現活動としても成り立たないと思うのだが。といって、自分が表現したものが誰の目にも触れられない、というのも寂しすぎるかも・・・。 

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ふりだしにもどる・・・ですか

2010-06-02 21:54:39 | ニュース

 もしかすると、総理版人生ゲームに書かれたマス目の内容が悪すぎただけかもしれない。今朝の鳩山総理辞任のニュース

 歴史的(?)な政権交代ののち内閣発足して8ヶ月、総理大臣になったはいいけど、自己主張の激しい閣僚や自分より力のある部下(幹事長)がいたり、アメリカと沖縄とF党首にそれぞれ違ったいい顔ばかりするから基地問題も中途半端な着地点にたどりつく。そのせいで宮崎の口蹄疫の事件(これは問題ではなくもう事件でしょう!)も手遅れになってしまい・・・今日に至ったわけですな。

 かえすがえすも残念としか言いようがない。ぼくとしては(ここからは個人的な考えですのであしからず)鳩山総理にはもう少し総理大臣を続けてほしかったと思っている。もちろん、今より惨めな結果になった可能性もあるけれど、政権が行き詰って八方ふさがり、その結果で、「や~めた」と投げ出したのでは、過去何代かの総理大臣となんら変わらない。せっかく政権が変わったというのなら、その点でも違いを見せてほしかった。支持率落ち続けても、国民からどんなに反発を受けたとしても、総理の椅子にかじりつき、職務を果たす姿勢。じつはその姿勢こそ、いまの日本に必要だと思っているのだが。

 早速動き始めているようですが、次の総理大臣。おそらく誰になったとしてもあまり変わらないんじゃないの?ニュース見ていると、いろいろ名前挙がっているけど、鳩山サンよりもたないような気がするし、参院選も近いことだし、結果によってはかなり短命な内閣になりそうだが、はたして・・・?

 ところで、総理を辞するとき、「私も身を引くが、幹事長も一緒に身を引いていただきたい」と強力な(幹事長)に進言したけど、おそらく身を引くことはしないだろうな、と思っている。なぜって、それが政治屋だから。

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おどろかして、その先はどーする?

2010-05-12 22:12:54 | ニュース

 昨日のニュースですが、東北新幹線の新型車両「E5系」の列車愛称が、「はやぶさ」に決定。昨年惜しまれつつ廃止になった名ブルトレが東北の地で甦ることになって驚いたが、もっと驚いたのは次点として「はつね」が候補に挙がっていたこと。もちろん名づけの元は「初音ミク」で、理由として「色が似ているから・・・」だそうだ。普通の鉄ちゃんでは考えもつかないね。東北の特急といったら「はつかり」くらいしか浮かばなかったもん・・・。

 で、こちらは一昨日のニュースかな?ヤワラちゃんこと柔道家の谷亮子氏 突然の参院選出馬。しかも与党幹事長のお墨付きとのこと。

 参院選には前々から結構多くの著名人やタレントが出馬したり、実際に議員になられる方もいらっしゃるけど、そんな人たちって、言っちゃナンだが、国会で国民のために本当に働いてんのか?と思う時がある。とくに最近は普通の国会議員に対してもそう思う人が出てくる(国会のニュースより、ワイドショーにばかり出てくる人、結構いません?誰とは言いませんけど)のだから、タレントが議員になった日にゃ、政治家以上に覚悟が必要なように思うのだが。

 谷氏はもし議員になれたとしても、柔道は続け、ロンドン五輪も金メダルを狙うというのだが、実際国会が始まったときに、この二足のわらじは履けるのか?それより、スポーツと子育てを続けてきたひとが、推薦があったにせよ、政治の世界にいきなり飛び込んで活躍できるのだろうか?最初にこのニュースに接したとき、「とうとう客寄せパンダにされてしまった」と思った。首相の支持率が20%台まで急落、さらに幹事長もスキャンダルに曝され、政権も政党も危なくなりかけたそのタイミングだったから、余計そう感じるわけで。

 ただ本人は政治も柔道もやる気満々なようなので、今は静かに見守るしかないようだね。もっとも、議員になれるかどうかは選挙で決まることだし、議員になれても、もし肝心のオリンピックでメダルを逃した、あるいは代表に選ばれなかったとき、「政治が忙しかったから」なんて言い訳できるはずもないだろうから。

 ・・・これだけ彼女のことを言うのは、同学年だから、というわけではないことをことわっておきたい。

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34歳独身男は幸か不幸か?

2009-11-01 20:09:25 | ニュース

 ニュースで毎日のように話題になっている、「34歳女」による結婚詐欺事件。少しずつ事情が明らかになるにつれ、彼女の周辺に数百万円~数千万円を振り込んだ男性が相次いで謎の死を遂げていたり、結婚を持ちかけ金を振り込ませようとし、断ると態度を豹変させたり・・・。まぁワイドショーの格好のネタにされているわな。

 同じ34歳の自分としては、ニュースで知る限りの彼女に「ひでぇことするなぁ」と思いつつも、何となく気持ちがわからないわけでもない。

 mixiから辿って出てきた、とある書評を読んだ。「ロスジェネはこう生きてきた」

 それによると、「1972~82年生まれの人」を「ロストジェネレーション」として取り上げている。生まれた頃は日本経済が最も豊かでありながら、「バブル崩壊」によりかつてない不況の波に立たされた時代(ロストジェネレーション)に世に出てきた世代だという。子供の頃、「頑張ればあとから必ずいい結果がついてくる」と信じられたことが「バブル景気の崩壊」とともに虚構とされ、フリーターや派遣社員になったり、一攫千金を夢みてホ×エモンみたいになったり、はたまた無事に正社員となりつつも、いつ倒産やリストラに遭うかという恐怖におののく毎日・・・。

 そういえば、人生を「勝ち組」「負け組」と勝手に線引きするようになったのも、この世代からかもしれない。

 冒頭の「34歳女」も、叶姉妹を「神」とあがめ、高級マンションに高級車という、一見セレブリティ(ぼくはこの言葉、大嫌いなんだけど文脈上あえて使います)な生活も、じつは支払いに追われ、その結果としての詐欺行為なんだそうで。身から出たサビだ、自業自得だと言ってしまえば簡単だ。だけど、同じ世代の視点で考えると、そうでもしなければ「『自分』が『自分』として生きていく」ことができないと。「努力すれば報われる」という、昔の金科玉条を失った今の時代の中で、彼女なりに必死にあがいていたのかもしれない。ただその方法が非道すぎたわけで。

 一応ぼくも、社会で10年以上もまれ、その中でもある程度の苦労はしてきているつもりだ。今でこそ、会社員としてひとりで何とか生活できているつもりだが、もし明日にでもクビになったら、病気で働けなくなったら、天災や人災に巻き込まれたら・・・なんて考えることはある。バブル崩壊で子供の頃抱いていた「甘ったれた人生設計」など望むことさえできなくなった今、このままでいいのか、それともどこかで転機を求めるべきか、ひじょうに大きな舵取りを日々迫られているような気がする。

 「幸か不幸か」という、サブタイトルのテーマの答えは、今早まって出さずに人生の引き際にでも考えればいいかな・・・なんて思うのですが、ダメ?

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