中学の部活動でやってたので、ぼくにとって一番なじみがあるスポーツではあるのだが。
今回のオリンピックではじめて、夜中の生中継を見た。バドミントン女子ダブルス決勝戦。
かつてのオグシオでもなく、期待されてたスエマエでもなく、藤井、垣岩の「フジカキ」ペア。準決勝から見ていたが、自分たちのゲームを楽しんでいる、という印象が強く、もしか勝ってしまうのではと思ってたが、はたして日本選手初の決勝、さらにこの時点で銀メダル以上が確定。
決勝は、このペアの良さが出てくれるだろうか、そうすれば、ランク上位の相手とはいえ、可能性はあるかもしれない。開始前はそう思ってTV中継が始まるのを待つ・・・10分くらい、卓球中継が押しただろうか。
第1ゲームは、相手の中国ペアの厳しいコース突きについていけず、後ろに上がったシャトルを二人で取りに行ってがら空きになった前を突かれるなど、正直あまりいいところはなかったように思う。
エンドが変わった第2ゲームでは、準決勝で見せた自分たちのプレーが随所に出てきたように思う。とくに11点を最初に奪ってからは、準決勝で見せた笑顔が両名に戻ってきて、長期ラリーで打ち合いを演じ、最後は甘く返ってきたところを垣岩が3連続スマッシュ(しかも3回目はジャンピング!!)で決める。
いつしか自分も、中学生の頃に戻ったように、スマッシュのチャンスでは「撃て!」、凡ミスをしたら「シンチョ、シンチョー(身長、慎重)!」、スマッシュを決めると「よし!」とガッツポーズ。深夜1時になろうという時間にひとりTVの前でこんなふうにはしゃいでいる。ドキドキと興奮がおさまらない。
マッチポイントで大ピンチに陥りながらも、3度それをはねのけ、22-21で一度はアドバンテージを奪うも、最後はレシーブが甘く入ったところを決められ、決着。金メダルこそ逃したものの、一歩も引かない大熱戦だった、と思うのだが、後でニュース記事を読むと、どの記事も短く纏められていた。「中国に惜敗」なんて見出しも目立ったが、ただの「惜敗」で終わらせるような単純なものではないぞ、というちょっとした怒りもあるわけで。
その一方、バドミントンは今回、「無気力試合」というのが話題になってしまった。
ナナメ読みした感じでは、予選リーグから決勝トーナメントへ勝ち進む際、自分の有利な位置に入るため、途中で自国選手同士で対戦しないように、同じ国で金銀独占を狙って、点数調整(?)・・・ということが背景にあるらしい。
理由はどうあれ、ひじょうに残念に思う。オリンピックは、国の威信をかけて競うものであり、そのため誰もが憧れ、出たくても出られない人も大勢いる。その人たちの範とならなければいけないはずだ。金だ金だと騒いで結果銀や銅で終わるのは仕方ないこととしても、戦略上、わざとミスしたり、勝とうとしないプレーを続けたり・・・。日本のサッカーにも同じような疑いがかけられているようだが、バドミントンほど大騒ぎにはなっていない。
一体なぜ?ぼくにはわからない。
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