本日は朝から雪が舞って山陰は寒い一日でした。
先日の好天が嘘の様ですね・・・今日など畑で作業などとんでもない話になりそうです。
それに画像からご紹介が始まるパターンは珍しいですが・・・。
今日の朝、スーパーセブンを更新したので更新がもう無いと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、そうじゃないんですよ(笑)アレは頭の中で考えただけで実行していませんからそう時間がかからずに更新出来るのですが実際の制作になるとそうはいきませんね。
ブルーバードをメインで製作中ですが他の作品も制作に準備だけはしておかないといざ作り始めようとした時に手待ちになってしまう事も有りますからね。
本日はその準備から行なってみました。
マイバッハは必要最低限のエッチングは準備されていますがやはり足らない物も有ります。
他の部品は私だけで何とか作れるのですがエッチングやメッキの部品はどこかの工程で人様のお世話にならないと作れない物ですから事前の準備が如何に大切なのかよくわかりますね。
エッチングを一番必要とするのは細かな部品もそうですがタイヤなどもその一つであろうと思います、こう言うと何で?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがトレッドや再度のレターの部分はエッチングが無いとどうにもこうにもならない物なのです。
今日は準備の一環でタイヤの制作を進めてみましょう。
タイヤはこんな感じです。
CONTINENTALと有りますがその後ろ側の文字は残念ながら判別不可能な文字ですね・・・。
こんな時にどうするかと言うと検索サイトでCONTINENTALその後の文字を読める物だけ1字づつ入れてゆきます。
多分最初はB、次はAその次はよくわからないですがLの様ですね・・・ここまで入れて画像検索をかけてみるとずっと下の方にこんな物が見つかりました!
多分再度ウォールのレターはこれで間違い無いと思います。文字はエッチングで用意するとしてもタイヤの細かな寸法を決めないと文字をエッチングで作れないのでタイヤの原型製作を先行しておきます。
タイヤの原型になるのは真鍮の丸棒です、内径は10.5mm(ホイールの外径が11mm程ですから)外径は18mmですこのサイズは記憶によるとずっと前にデューセンバーグを作った時のタイヤサイズとほぼ同じ物ですね。
今回は幅4mmになります。
素材を集めます(?)
トレッドはクラシックカーでも少し重量級の車に使われる5スタッドというパターンで幅が3.5mm程の物です、このエッチングは随分前に汎用の部品として作っておいたもの、今回はショルダーの部分も再現してみたいのでこんなエッチングも準備してみました。
エッチングですとただの平板ですがタイヤのショルダーの部分は斜めの面になっていますのでゴム板の上で矢坊主を使って斜めのコーン状に整形してみます、しかしこの方法では歪な斜めになってしまい後で真鍮のタイヤベースにハンダ付けをする時に困ります。
仕方が無いのでプレス用の治具を作ってみました。
真鍮の0.2mmしかも幅が1.0mm程の物をプレスするだけなのでABS樹脂製のプレス型で十分です。
タイヤの原型になる真鍮のリングのショルダーの部分に深さ0.2mm幅1.0mmの凹みを旋盤で入れます。
真鍮リングの加工が終了したらトレッドをハンダ付けしなければなりません。
厚い真鍮の素材をハンダ付けするのはなかなか大変でして熱を良く伝える為にコテで余熱をしながらハンダ付けをいたします。
トレッドが付いたら次は両サイドのショルダーです・・・削りが正確にしてあればハンダ付けはそう難しくはありませんんね。
余分なハンダを削り取っておけばタイヤの原型が70%は完成した感じですね。
後はエッチング製の文字を入れなければ・・・!