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Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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250TRリアアクスルの固定

2013-12-17 20:54:59 | Ferrari250TR NART 1958
English Version

今日は何とも忙しい一日でした。
まあCafeが忙しいのは大変結構なのですが、ショップのオーナーとしては皆が忙しいと知らん顔をする訳にはいかないので手伝いもしなければなりませんので痛し痒しと言う所でしょうか(笑)
まあスタッフの皆さんも頑張って頂いていますので沢山のご来店は有り難いですね。
恒例の天気は少し雨が降りましたがほとんど曇りですね、気温は低いですね~。

さて250TRはリアサスペンションのアクスルの位置決めを行ないました。
ホイールはボシカなのでセンターの穴は1.0mmですからアクスルは1.0mmのシャフトになります。
ちなみにここがシャフトですとアクスルはパイプになるのです。
ですが・・・フェニックス/AMR/ミネルバはシャフトの高さの調整が楽になる様にシャーシの一部とステーとして延ばしてあります。
私にとってはこの構造は余り楽にならないのですが・・・ホイール内側にブレーキを仕込む場合に邪魔になるのです。
ワッシャー程度の物を入れる様な作り方なら何も問題が無いのですがそれでは立体感が出ませんので私の場合はNGなんです。
タイヤとホイールを組んで左右のホイールを1.0mmの洋白線で支えます。
その洋白線には内径が1.0mmの真鍮パイプに通してあります。
このパイプをシャーシにハンダ付けするのです。

ハンダ付けをしてタイヤホイールを外しシャフトを抜くとこんな感じに残ります。
こうしておけば後で簡単に足回りの組み立てをする事が出来ますね。

今回の作品は基本的にボシカホイールと自作のタイヤを使いますが2と刻印を持つこの車体だけはご依頼者様が岸田ホイールとABS樹脂製の岸田製タイヤを使用して欲しいとご希望を頂きましたのでそれを使って車高出しをいたします。
そうそうブレーキドラムもアルミ製の物がセットされています、ドラムの円形の部分には特徴的な冷却用の通気口は無いですね・・・どちらが良いのかは好みの別れる所ですね。

岸田製のホイール/タイヤはフェニックスにオフセットが丁度良い様に作られている様でして細かな調整は全く不要でした。
ボシカと岸田ホイールはセンターシャフトの止め方が少し違います、こんな場合は双方同じ構造にしておいた方が良いでしょうね、特に何台か同じ物を作る場合は特にそうですね。

ボディを被せてみるとホイール/タイヤは適度にホイールアーチの奥に収まっています。
岸田ホイールは作られた数も少ないですしホイールだけで流通している物も極少量と思われますので入手は難しいでしょうね~。
それにしても良い雰囲気を持っていますね~。

ボシカホイールを使う方はそう簡単にはホイールが収まりません、シャーシのシャフトを支える部分の厚みを半分程度に削ります。
これだけでは収まらずレジン製のブレーキディスクのホイールが当たる部分を1.0mm程度削りましてホイール/タイヤを奥側に追い込んでおかないとタイヤがフェンダーより少しはみ出してしまうのです。

ボシカホイール/自作ドラム/GTタイヤF用で仮組するとこんな感じです。
タイヤが少し(0.6~0.7mm程!?)小さいかもしれませんね~。
リアタイヤの原型はこのタイヤに合わせて作りましたのでもう一度作り直しが必要かもしれません。

斜め後ろから見ると少しだけタイヤがフェンダーアーチよりも奥に入っているのがわかりますね、ホイールアーチのインナーが付いていないので奥側が見えていますが完成時にはインナーが付きますので良くなるはずです。