Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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2次原型をキャストしました

2013-12-09 21:53:30 | Ferrari250TR NART 1958
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今日はシトシトと雨が降りまた寒くなりましたね~。
昨日は太平洋側では天気が良くて暖かかったらしいですが山陰では想像がつきませんね~。

さて本日は仕様変更のお話を一つしておきましょう。
ただ今制作中の1958年のルマン24時間を走ったNo18を3台とLHDのNo22を1台なのですがその内の1台を1959年のNo17に変更する可能性が出て来ました。1958年のNo18はS/N0666なのですが、1959年のNo17も実は0666なのです。
つまり1958年にクラッシュして出火したS/N0666を修復したのが1959年のNo17なのです。
ルマンのフェラーリで画像を調べてみると・・・またクラッシュしていますね~。

クラッシュ前の姿は新しいルマン年鑑で拝見する事が出来ますね~。

ただデカールやホイール他の部品などすでに準備していますので1台増やして1958年は自分用にしようか・・・検討中です。


さて今日はタイヤの2次原型を作りたいですね。
昨日作ったシリコンが完全に硬化しましたので型枠を外してシリコン型を取り出しました。
まだ中には原型が入ったままになっていますのでシリコンの一部をデザインナイフで切って中の原型を取り出します。

原型を取り出すとこんな感じになります。
原型の表面にフラットクリアーを塗っていますので原型を取り出すとタイヤの形状が白く光って見えますね。

レジンの主剤と硬化剤を計って真空注型装置の中に入れて真空ポンプを起動して空気を抜きます。
右下のゲージが-97を越えていますのでこの状態でほぼ真空状態かと思われます。

ゲージが-97を越えましたのでこの中で主剤と硬化剤を混ぜ合わせてそのままシリコン型に流し込みます。
真空状態の中で混合から流し込みが出来るのがこの機械の利点ですね。

真空の中で流し込んだだけでは隅々までという訳にゆきません、流し込んだら真空を解除しますと外から入って来た空気に押される様にシリコン型の隅々までレジンの液体が流れ込みます。

硬化したレジン製のタイヤはこんな感じです。
この作業を何度か繰り返し10個程度の2次原型を作ってタイヤの素材でキャストする時には1度に10個程度タイヤが作れる様に2次シリコン型を作ります。
今日は2次原型を必要個数だけ作るので手一杯になってしまいました。

ただまだ迷っているのは実車のフロントタイヤとリアタイヤは確かにサイズが違うのですが全体の雰囲気でフロントタイヤを使った方が良い場合も有ります。
よって実際に作ったタイヤを使って仮組をしてみてサイズ違いにするのか同寸法にするのか検討する事にしておきましょう。