Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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久しぶりにトロップフェンワーゲン更新!

2015-01-05 18:57:24 | Benz Tropfenwagen
今日は少し寒さも緩みまして結構穏やかな天候でしたね~。
200km程離れた益田市からバイクで友人が訪ねてくれました。
益田市と言いますと私がサラリーマン時代に住んでいた転勤先でしたが・・・200kmはかなり遠いです。
しかもこの時期にバイクで・・・寒かったでしょう~。
僕は自営業になってから行った事が無いので・・・そのうちに一度行こうとはずっと思っているのですが11年間一度も行っていません。
バスに乗って通過した事は有りますが・・・。
春になったら一度行ってみたいですね~。

さてさて今日はCafeのK子さん町内の行事の為にお休みなので私が厨房係です、携帯のワン切りが有ればすぐに出動です。
だから塗装とか出来ないのですよ~硬化剤入れたらすぐに呼び出しなんて事も有りますから~。
そんな感じなので今日はトロップフェンワーゲンのデカールを作っていました。
このトロップフェンワーゲンは元々レーシングカーを元にしていますので当然ながらナンバープレートなどのデカールは一切有りませんから作るしか無いのです。
そうの上に台数が少ないから勝手なナンバーを貼ってしまう訳にもいかないのです。
なのでPCデカールを作ります。
まずはデータを作りますが文字の特徴をうまくつかむ事が大切ですね。
例えばリアの正方形に近いナンバーはIVとBの間が少し離れています、また全体の配置は下側の4000の方が横長でIV Bはそれよりも幅が狭い・・・
小さな事ですが文字を並べるにもその印象を良く、観察する事は大切ですね。
小さな気使いがその特徴をつかむ事につながる様な気がします。
フロント用のナンバーはIVBの文字は等間隔で並んでいますがIVBの後にハイフンが入っていますね・・・しかもそのハイフンの高さが中央では無く少し上側に上がっています。
そして各文字とまわりの枠のバランスも考えながらデータを作ります。

印刷は単色指定で紙用ホワイトを2回印刷してからブラックを1回ですね・・・
大きさは98%100%103%と大きさを3種類準備しておきます。
こうしておけば万が一大きさが少し違っていてもすぐに貼り替える事が出来ます。
多少無駄は出ますがダメな時にいちいち印刷していたのでは時間がかかり過ぎるのです。

印刷したデカールは印刷した部分にリキッドデカールフィルムを塗って補強しておきますと後でカットする時に傷を付けてしまう可能性が低くなります。
でもこのリキッドデカールフィルムは地方では売っておりません・・・代用品はタミヤの水性アクリルのクリアーで行ないます。
たぶん同じ様な性質のものですね・・・それも無い場合にはラッカーのクリアーでも大丈夫なのですが、厚く塗るとデカールが溶けてしまいます。
またデカールを貼る時に少し硬くなってしまうのが欠点ですね。
リキッドデカールフィルムを塗って乾くまで他の作業をしておきます。
この時代のブレーキドラムの表面には丸くて黒い穴?があいています。
冷却の為なのか!?はっきりとした理由はわかりませんがワイヤースポークホイールを通してこの黒い穴が見えますのでエナメルカラーでスミ入れをしておきましょう。
実車画像では穴なのか黒い他の材質なのか判断は出来ませんが・・・。

さてデカールのリキッドデカールフィルムが硬化しましたのでボディに貼ってみましょう。
まずはリアです。
ご依頼者の方とお話をしたのですがここにはトランクの筋彫りが有りますのでその筋彫りにピッタリに仕上げたかった訳ですが100%のデカールでだいたい良い様ですね。
問題は反対側なんです・・・実車画像が全く有りません・・・
つまり反対側にもナンバーが付いているのか無いのかよくわからないのです。
ただフロントは左右とも付いていますのでリア側も左右に付いていても全く問題ない感じがします。
その上に右側にナンバープレートが無い場合には右後から車を見た場合にナンバーが全く見えないのです、ですから多分右後にもナンバーが付いているのではないかと・・・反対側にも貼りました!

フロント側のナンバーも貼ってみました・・・下側の実車画像と比べてどうでしょうか?大きさは良さそうですね・・・!

ボディにデカールが有りますので一応クリアーコートは必要になるかと思います。
まあ明日以降ですが・・・

その上で少し艶を落とした仕上げになりますのでいつものツルツルと言う感じにはしないと思います。
どんな仕上げになりますかお楽しみに~!