Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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アトランティック復活!!

2015-01-17 21:17:10 | Bugatti Type57SC Atlantic
今日は朝から冷たい雨、時々雪が降って来まして中庭は一瞬にして白くなってしまいました。
まあ積るほどでは無かったですが寒い事に変わりはないですね。
アトリエで制作をしていてもつま先が冷たくなって来ます、つま先が冷えると僕はよく風邪をひくんですよね~。
今は風邪をひきたくないな~最近度々だからね(笑)

先程メールが来まして先日納品させて頂いたFerrari F2008は本日ご依頼者のI様に納品された様です、とても喜んで頂いた様で良かったです。毎日一人でアトリエにこもって製作をしていると社会から隔絶されていると言うとおおげさですが、嬉しい事/楽しい事/苦しい事等を感じる事が少なくなって来ます、お客様の様子を教えて頂くのは非常に励みになりますね。
大変有り難い事です。

さて製作をすすめましょう。
え~っとどこまで進めていたかな??
そうそう、フレームの一番太いメンバーの取り付けでしたね。
部品はすでに作ってあったはず・・・
まず一番下の板を左右のフレームの間に渡します、そしてハンダ付けですね。
左右のフレームは目玉クリップで治具に留めておきますときちんと寸法が出ます。

次は前後の縦のパネルをハンダ付けします。
そうそうこのメンバーは閉鎖断面ですので一番強度が高い物ですね・・・。

上側のパネルもハンダ付けしまして余分なハンダを削り落としまして仕上げますとこんな感じになります。
それにしても軽め穴が多いですね~実車が如何に丁寧に作られているのかよくわかるフレームですね。

何時間かかかってやっと5台分のフレームが完成致しました、比較的単純な作業ですがさすがに5台分となりますと時間がかかりますね。

このメンバーだけで今日の仕事が終わる訳では有りません(笑)
先程作ったメンバーの後ろ側にももう一つメンバーが有るのでそれも作りましょう。
0.5mmの真鍮板をロールで0.3mmまで延ばします(0.3mmの真鍮板が有ればこの必要は無いですよ)ウイングローブ氏の図面に合わせて真鍮板にケガキしておきまして1個だけ切り出します。
それをガイドにして4枚重ねた真鍮板を切り出します。

5枚重ねた真鍮板の寸法を確かめる為にフレームに入れてみました・・・なんと一度も削り合わせなくてもぴったりです!!

このメンバーは閉鎖断面では無いので上下に0.2mmの帯金をハンダ付けしておきます。
断面がコの字型になる訳ですね、CMCのミニカーでもこの様になっています。

ハンダ付けしたメンバーを削り合って仕上げます。
コの字型の入角を奇麗にするのはなかなか骨が折れますが・・・(笑)
まあ時間を掛ければ出来ない事じゃない。

作ったメンバーを試したかったので1台分では有りますが取り付けてみました。
このフレームは作るのは大変ですがそれなりに価値ある美しいフレームですね。

Arena 1/43 Lancha Stratos Gr.4 Safari/Acropoli 1975

2015-01-17 20:14:52 | 最近手に入れたキットのご紹介
最近は余りキットを買う事が無くなってしまったのですが、アイドロンからランチアストラトスの完成品が出ましたね。
当店でもいくつか売りまして完成品を見たのですが、とても良い造形でして・・・。
こんな完成品からでも製作心をくすぐられる事も有るのです。

多分本当はラリーカーも出したいのでしょうけれど、貼るデカールが多いからきっとアイドロンコレクション級の価格になってしまうのかな?
問題はまだ有るでしょうランチアの版権がいつまで有るのか知らないけれど手の込んだ完成品を発売するのには時間がかかるのです・・・
ストラトスのラリーの完成品が難しいのであれば・・・自分で作ってみたいと思うのもモデラーの性か!?(笑)
一番の問題はランチアの車で売れ筋のミニカーが作れるのか?と言う問題が有ります。
ランボやポルシェ、フェラーリなら連続的に版権を契約しても沢山の人気車種が有りますから良いですがランチアになりますと・・・他にあまり無いですね。
興味の有る物は有るのですが売れるかどうかと言えば少々難しいでしょう。
例えばストラトスゼロやちょっと古い系ですとフルビアHF、アウレリア、新しい方ですとベータモンテカルロ、037ラリー・・・などは有りますが・・・売れるミニカー的にはちょっと弱い・・・
それにゼロはショーカーなのでベルトーネの絡みも有りますからランチアだけの版権では作れないのかも・・・e.t.c.

このアレナのきっとのデカールは意外と版ズレが少なく奇麗な物ですし、ノーマルに近いボディスタイルもアイドロンの物がそのまま使えるかもしれないし・・・ホイールは以前にHPIのミニカーから複製した物が使えるはず・・・!
と言う妄想を抱いての入手になりました。



アレナのきっとのレジンは少し半透明な物でして頼りない感じも致しますが以前メイクアップさんからアレナのストラトスターボ(マルボロ)のご依頼を頂いて作った事が有りますがレジンの質には何の問題も無かったですね。
ボディの形状も完成してしまえばなかなか良かった記憶が有ります、確かショップさんのウインドウに展示される物だったはずでしたがすぐに希望者の方がいらっしゃって買って行かれたはずです。
どこに行っちゃったのかな~。
リアフードのスリットはエッチングが不十分な物だったので確か作り直した記憶が有りますね・・・。


インストを見ますと初期のアリタリアのカラーリングでシンプルですが好感の持てる物です。
アリタリアと言いますと後期の物が多いのですがこのカラーリングもコレクションには必要不可欠であると思います。


デカールはこんな感じです。
カルトグラフとは書いて無いのですがイタリア製キットなのでカルトグラフかもしれませんね~とにかくそれくらい奇麗なデカールです。


完成品を分解して塗り直して・・・このデカールを貼って・・・
このキットとアイドロンの完成品が入手出来たのでいつでも取りかかれる状態なのですがその前に買わなければならない物が有ります・・・

それは製作の時間ですね・・・どっかで売ってないでしょうか『自由な時間』