Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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Western Models 1/43 Golden Arrow 1929のカテゴリーを追加しました

2015-01-23 18:45:04 | Golden Arrow 1929
以前ブルーバード1933年をご依頼頂きましたお客様のリピートオーダーになります。
実は当初から一緒に見積もりをさせて頂いておりましたがブルーバードを先行して製作させて頂きました、ブルーバードの完成から2年と少しになりますか・・・製作順が回ってきましたのでご連絡をさせて頂きました。

当初はプロポーションモデルとしてご相談を頂いておりましたが、せっかくなので中身も入れてもらおうという事になった様です・・・。
大変難しい製作となると思いますが、お客様の期待が少しずつ大きくなってゆくのがよくわかります、私としては期待にお応え出来る様に頑張るしか無いのです。
あちこちの画像を検索するのでがGolden Arrowのフルディティールは見た事が無いですね。

ベースとなるのはWestern Models 1/43 Golden Arrow 1929のメーカー完成品になります。
つまり今回はキットではなく完成品がベースとなると言う事ですね。

ボディの裏側はプロポーションモデルなのでこんな感じです・・・多くを期待してはなりませんがそれでもツインシャフトのドライブユニットはモールドされています。


ボディの裏は残念ながら隙間だらけですが実車は多分完璧にパネルで覆われていたはずです・・・当時の空力の考え方でもここに隙間は無かったでしょうからね~。

メーカー完成品だからという事は無いのですがゴム型が傷んでいて段が出来たままのボディにそのまま塗ってあります・・・(汗)
この辺りや見えるサスペンション部分などを奇麗に仕上げるだけでもスッキリとしたプロポーションモデルになると思います。
なかなか格好が良いですね~~!

コクピットの中も結構見えるからこの辺りも少し手を入れればグッと良くなるはずです。
カウルの分割や固定方法を考えなければなりませんね。


ウ~ンそれにしても最近は簡単な仕事が少ない様な・・・気がしますね(笑)

リアアクスルの製作

2015-01-23 18:11:15 | Bugatti Type57SC Atlantic
午前中は曇りですが夜には少し雪が予報されていますね。
北海道は低気圧が発達して来るので大荒れと言う予報を聞きましたが・・・山陰も荒れるのかな?
皆さんの所は如何でしょうか?

さてこの所順調に進んでおりますアトランティックですがこのままの調子でシャーシ側が完成すると良いですね、私的にはとっても助かります(笑)
シャーシが終わってもエンジンやボディなど難題が待っているのですから・・・

今日はリアアクスルを作りましょう。
先日デフケースは原型を作りましたので今日はその部分から延びるドライブシャフト部分ですね、実車がパイプなのでパイプを使わなければならない・・・なんて難しい事は全く有りませんがシャーシの穴をくぐる様にリアアクスルが配置される物ですからデフケースとドライブシャフトを納める部分は分割しておいた方が組立て時に楽が出来るはず。
しかし精度も有る程度出したいのでここはパイプを使いましょう。
外径が1.4mmの真鍮パイプですこれをカット・・・
5台分10本です

先ほどのドライブシャフトの収まるパイプの部分にはリーフスプリングとリアスタビライザーを固定する為のフランジが取付けられていますこのフランジは四角い板にパイプの通る穴と他に固定用のボルトが通る穴が2つ開けられています。
これも5台分・・・10枚
下の部品は同じ物を作る為に2枚重ねになっていますからね(笑)

木の板に1.4mmの穴を開けましてドライブシャフトのパイプを差し込みまして上側の突き出し量を9.0mmにする様にセットして先ほどのフランジを通します。
ここでハンダ付けですね。
この木の板を使う事でフランジの角度が90°を保てますし長さも突き出し量を9.0mmに揃える事が出来ます。

こんな感じですね~
この突き出し量が9.0mmなんですが真中にデフケースを挟んで両側に9.0mm出しますとこのフランジの位置がちょうどフレームの外側に出てきますので上側はリーフスプリングを固定する事が出来ます。
非常に簿妙な形状なので寸法合わせは厳しいですね。

次はリーフスプリングですが、CMCの物は15枚程重なっていますが、よく見ますとリアのステーに近い4~5枚程はサスペンションの支点よりも後に有りましてサスペンションの構造上意味が無いんですね~多分リーフの長さを間違えているのではないかと・・・見た目だけ真似しているから構造が伴っていないですね。
この当りを少し考慮して10枚重ねにしてみます。
下に画像は重なっているリーフの一番長い物で5台分10枚ですね。

続いて他のリーフスプリングです。
長さは17mmが一番長いもので1mmづつ短くして全部で10枚で1セットになります。
1台当り2セット必要ですから10X2X5(5台分)で100本のリーフスプリングが必要になりますね。
そしてこれはリアだけですからねフロントはまた別の話しですね(笑)

瞬間接着剤で仮組をしておきましてリーフスプリングの後端の丸く加工してある部分を削ります。
重ねて削る事でRを全て揃えておきたいですね。

こんな感じでハンドバイスに固定しておきまして削っています・・・油断していますと斜めに削ってしまいます・・・

そしてリーフスプリングホルダーに固定する為のピン穴を開けたいですが・・・0.2mmの10枚重ねなので2.0mmの厚さが有りますから0.5mmのキリでは刃先が逃げてしまいまして斜めの穴になってしまいます。
この部分は1枚ずつ開けておいた方が良い様ですね・・・。

リーフスプリングの後側だけではなく前側もスプリングが丸く削られています。
これは車によっても違いますからよく観察して作るしかないですね~。
丸くしてあるとこの部分までデザインされている様で何だか嬉しく感じるのは私だけでしょうね~(笑)

片側を丸く削ってしまったら一度リーフを分解して反対側を揃えて仮固定してまた削ります・・・
ただし一番下側のリーフだけは真っすぐなまま残しておきますよ、前側だけはアクスルに連結する為にパイプをハンダ付けしなければならないからなのです。
一つの部品でも先々の事を考えながら作るのは大変ですね~(笑)