Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディ研磨と小物塗装

2017-01-03 21:52:13 | Benz 280SE

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本日の山陰は朝は少し雨がパラつきましたが、概ね良い天気でしたよ。
外はまずまず暖かく家内は中庭の草取りに出ていたくらいです。

私は息子の残業に付き合って!?アトリエで製作をしていました。
本日の作業は昨日塗ったウレタンクリアーを1500番のペーパーを使って研ぐことから始めます。
最終的には全体を研ぐのですがまず最初にエッジの部分に寄ってしまったウレタンクリアーを平面になる様に削っています。
そして全体にほんの僅かに有るユズ肌の部分が無くなる様に全体を2000番のペーパーで研ぎます。
次は3000番のバフレックスで全体をなでてやります、この時点ではゴシゴシと擦る様なことはしなくても大丈夫です。

次はコンパウンドを使って磨きます。
最初に使うコンパウンドはイサム塗料のミラノ2Kです。
このコンパウンドですが情報筋によりますとすでに廃版!?らしいのですが何か後継のコンパウンドが有るはずなのでその内に調べてみましょう。
この手の情報はイサム塗料を扱う塗料屋さんに出向いて直接聞いた方が正しい情報を楽に得る事が出来ます。
ミラノ2Kを使って磨きますと2000番のペーパー傷はここまで綺麗になります。

見え難いので拡大して見ます・・・まだ完全という訳ではないのですが、1種類のコンパウンドでここまで綺麗になるのは驚異的ではないかと思うのです。

次は3Mのハードを使ってさらに研磨を進めておきました。
もう一段細かな物は最後の仕上げの時の為に残しておきます。

さてボディの加工の部分でサンルーフを潰しました。
しかし内装の天井部分を良く見ますとサンルーフの凹みが有ります。
これも何とかしなければ片手落ちという物です。
そして天井のカラーは少し濃過ぎる様なのでついでに塗り直しをする事にいたします。

天井の裏側を見ますとサンバイザーとバックミラーは別部品の様ですのでピンを少し削ってから取り外します。

サンルーフの部分の凹みを測ってみますと0.5mm程の凹みになっています。
プラ板の0.5mmの物をカットしてこの凹みに貼付けます。
皆さんがこの凹みを埋める方法として一般的なのはパテ盛りだと思いますが、凹んだ部分に直接パテを盛りますと削る時に大変苦労致します。
ここはプラ板を接着しておいてから残った溝の部分にパテを盛って平面に仕上げた方が綺麗に整える事が出来ます。

筋彫りの部分にパテを盛りました。
天井のステッチの部分にはパテを盛らずにプラ板の溝を使って再現しています。
プラ板に新たに掘り込みを入れても良いですが・・・どちらが最良の方法か難しい判断ですね。

パテを削って仕上げます。
プラ板を使うのはこの時の削りが巧くいくかどうかなんですね。
これが全てパテですと面一に仕上げるのは大変難しいのではないかと思います。

ペーパー傷を整える為に500番のラッカーサフを塗っています。
ここは少し荒い感じの方が良いので500番を使っています。

写真が良く無くてわかり難いのですが内装のアイボリーホワイトを塗っています。
光の調子でグレーに見えますね・・・

サンバーザーを元に戻しました。
同じアイボリーでも調子の違う色を塗っていますし素材がレザーなので半光沢での仕上げにしています。
色だけでなく艶でも質感の違いを再現しますとより効果的ですね。

内装のユカはブラックに近いグレーの物の様なので赤い内装から塗り直しております。

当初から気になっていたのはグリルのブラックの部分です。
このメッシュの部分は少し離れた所からみますと穴の空いたスリットなのでフラットブラックの印象なのですが、実車ではグレーなのです。
当家に有ったメルセデスベンツ450SEもこのグリルのメッシュはグレーでしたね。
マスキングをして塗り直しましょう。

フラットブラックの部分をグレーで塗りますと印象が随分柔らかくなる様な気がします。
画像をご覧になられて如何でしょうか?