Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディの研磨とコクピットの製作Ver.4

2015-06-18 22:53:15 | Ferrari308GT Rainbow
昨日は定休日だったですが公私の私が大変忙しくてね~
実は5月の事だったのですが自宅の2階でシロアリが出たのですが同級生のやっている工務店に頼んで最近壁のサイディングを外して調査をしているのですが日はかなり重傷の様でして1階の張りだけでなく2階の張りまでシロアリが食べ散らかしているのがわかったんです。
しかも角の通し柱は雨漏りが有った様で上から下までまんべんなく強度が無い状態に・・・
さすがにこれではまずいので部分的に補強をする事になったのでした。
そんな現場で打ち合わせをしながらお店の中庭で芝刈り&草取りバラ園もきれいになりましたよ。
夜は安来ほろにが会の例会でお出掛け・・・少々飲み過ぎました自宅に帰ったのは随分前に馬車がカボチャに戻ってしまっていた・・・と言う時間でしたね。
またお金が飛んでゆきます・・・(汗)

先日完成したアルファロメオT33/2は先日発送により納品を済ませましたが本日電話を頂きまして作品がお客様の手元に届いた事が確認出来ましたのでギャラリーに画像をアップ致します
ただ使い慣れない娘のカメラなのでなかなか自然な画像が撮れない・・・
そんな画像でもよろしければご覧下さい。

一昨日だったでしょうかステアリングを作りまして塗装まで済ませていましたが取り付けの時間は少し足らなかったので本日最初の作業はこの取り付けをいたしましたステアリングが付きますとダッシュボードが引き締まりますね。

本日はやっとボディの磨きが出来る様になりました
まずは2000番ペーパーで削りますが、塗料の寄りが無い様にクリアーを塗ったのにもかかわらず若干は塗料の寄りが見受けられますからこの寄りを無くす様に削ってゆきます。

ルーフも磨きます
ルーフはご依頼者様の希望でボディに取り付けずシートの後ろ側に格納する様にしています、しかし仕上げは他のボディと同様に仕上げておきます。

ボディの磨きというのは神経を使う仕事です余り連続してこの作業を行いますと注意力が散漫になったりいたしますので他の作業を折り込みながら行ないます
その一つが内装の組み立てなのですが今日はドアの内装を仕上げてゆきます
ドアの中央部分に丸い凹みが有りましてその底の部分は何故かレッドになっているんですね。
この丸い凹みですがただ単なるデザインなのかなにか意味が有るのかわかりませんがこの底に部分だけを赤く塗るというのはなかなか難しい事でしてしかも内装はブラックですのでレッドを塗る為には下塗りにホワイトを塗らなくては発色しません。
こんな小さな丸い部分を正確に2度も塗るのはなかなか至難の業なのです
でもこんな場合デカールを丸くカットして貼付けた方がシャープな出来になるのではないかと・・・
真鍮パイプで簡易的にぴったりの寸法のポンチを作りますと楽に切り抜けますよ。

次はホイールの組み立ても少々
ホイールのセンターにはアルミのハブのカバーが取り付けられています
普通はここにフェラーリのマークとかが入っているのですが・・・この車はアルミのカバーですね。

次はホイールボルトですがこのホイールにはクロームメッキの施されたホイールボルトが取り付けられていましてそれがまた良く目立ちますのでこれを作らないては無いですね。
3番のインセクトピンを研磨して同じ形状に揃えます。

そして頭の部分をバフ掛けしましてピカピカのクロームメッキを施したホイールボルトを制作致しました。

ホイールボルトの穴の部分を少し大きめに加工しまして先程作ったホイールボルトを接着します

1個のホイール辺り5本のボルトを差し込んでみます
4本のホイール辺り5本のホイールボルトをつかいますから全部で20本も作らなければなりません

ステアリングのセンターには何時ものフェラーリのマークが入ります

ボディはやっとピカピカになりましたよ~!

ボディのクリアー塗装及びコクピットの製作Ver.3

2015-06-16 21:23:27 | Ferrari308GT Rainbow
昨夜はほぼ雨が降っていなかったのですが(寝ていてよくわからない)朝起床前からやっと雨が降って来まして出勤時頃まで2時間程度でしょうか、降っていました。と言ってもそう強く降った訳では無く道路がやっと濡れる程度・・・
こうなりますと余計に始末が悪く蒸し暑いし作物には潅水が必要になりますし・・・
でも暑いのは嫌だし昨日は潅水もしてあったので今日は朝から製作を進めます。
その割には一日を通して効率が良く無かった様な気がしますが・・・

一昨日(!?)作ったダッシュボードの吹き出し口はダッシュボードが反射防止の為に完全にフラットブラックに塗られていますがこの部品は恐らくプラスチック製のはずなのでセミグロスブラックに致しました。
フロントガラス越しに完全に見えますから質感の違いを表現したかったのです。

シートは完全に接着しておきましたしシフトレバーの前側の灰皿はセミグロスブラックで塗ってから取り付けましたがこの角度で見て・・・見やすい角度だと思いますが・・・ほとんど見えていませんね。

一昨日塗ったボディのウレタンクリアーは完全に硬化していますので中研ぎをしております。
今回は1200番のペーパーで塗料の寄りを無くす様に研いでいます。

2度目のウレタンクリアーを塗りました
この2度目のウレタンクリアーは筋彫りの脇や角の部分に塗料が溜らない様に塗っています。
塗り方の工夫次第でこの後の磨きがかなり楽になります。
その塗り方は今までにも何度か書いていますので今回は省略します(笑)

ボディは一度に厚く塗らず10~15分程度のインターバルをおいて何度か塗ります。
その間に他の仕事を進めておきましょう
真鍮パイプで簡易的にポンチを作りましてメーターの文字盤を切り取ります

切りとったデカールをメーターパネルに貼りますが実車画像を参考に貼っていますが・・・メーターの配置が何とも適当な感じがするのは私だけでしょうか??

旋盤で真鍮素材を使いましてメーターリングを作ります
スピードとタコは内径が2.0mmその他の補助メーターは内径が1.5mmになる様にしています。

今回メーターリングを作ったのは真鍮素材なのはリングがセミグロスブラックだからですねメッキなら迷いなく洋白を使っていたと思います。
裏側をペーパーで磨いて整えています。

次はステアリングですね
トロンのエッチングに丁度良い穴無しのステアリングスポークが有りましたのでそれを使いました
そのステアリングスポークに合わせてグリップの部分を作っています。
この後切り取るのですが切った時にバラバラになりますと具合が悪いのでハンダ付けしておきました

スポークのエッチングと先程作ったグリップをハンダ付けをします
一見難しい作業の様に見えますが慣れれば簡単です

メーターリングに塗装をしました
この部品はかなり繊細な部品なのでサフを塗らずプライマーとしてミッチャクロンを塗布しましてセミグロスブラックを塗りました。
繊細な部品にはこの方が良いですね

メーターリングやスイッチ類を取り付けました・・・何度見ても雑然とした配置である様な・・・(笑)

そしてダッシュボード中央部分には空調用のレバー類が尽きます
このタイプのレバーはこの時代のイタリア車には多いですね。

コクピットの製作Ver.2

2015-06-15 19:35:42 | Ferrari308GT Rainbow
今日は曇りで夕方から雨が降る確率が30%だったのにもう夜になろうというのに、雨が降ってこない。
こんな事も有ろうかと午前中は野菜を中心に潅水をしておいたから少しは安心出来ますね~。
ついでにブルーベリーも草を抜きながら潅水をしておきました、これで万全か・・・!?(笑)
もう完全に天気予報を信じていませんね・・・(爆)

そんな事をしていると直ぐにお昼になってしまいました。
午後からはしっかりと制作を進めます。
その前に本日は見積もりを作っておりましたよ、昨日新しいカテゴリーを追加したビアンキはまだ肝心な見積もりを出していなかった・・・お粗末!!
つまりフライングスタートだった訳ね。
ご依頼者からは親切にも前期型の特徴を書いた依頼書が届いています、実はこれは大変有り難い事でしてこれが無いと頭の中で想像しながら見積もりをしないといけないのです。
当然御依頼者様とのイメージが離れてゆく事もしばし有りますね~。
自分はなるべく歩み寄っているつもりなんだけど・・・現実にそうなっていない事も多々有ります・・・つまり空回りって奴ですね。
この方はボディの色の雰囲気や内装の色などもイメージ写真を送って下さっていますので大変助かります。


さて今日レインボウを作ります。
今日はパワーウインドウのスイッチからですね。
コクピットの中央部にコンソールが付いていますがシフトレバーの後側の部分に何やらスイッチが付いているのです。
2個か?3個か?いろいろ調べてみるとどうやら2個・・・ベースになった308GT4ですとシーソー式のスイッチがついていたはずですね。
ちなみに308GTB/GTSではドアの内装の前方上部にスイッチがついています。
308GTBi/GTSiの時代になりますとコンソールのシフトレバーの後ろ側に付く様になります。
イタリア人の方がいくら手が長くても反対側のドアの内装に付いているスイッチでは具合が良くなかったんでしょうね。
スイッチ自体は真鍮の帯金の幅が違う物を2枚重ねてハンダ付けをしまして作っています・・・が
余り小さくてどれが部品なのかよくわからないかもしれませんね。

スイッチは塗装をしていませんので置いただけですが・・・一応雰囲気を確認という事です。

また小さ過ぎてよくわからない部品が出てきました
どれが部品がわからないでしょうね~カッターマットもそろそろ変えないといけませんね~かなり汚れております(笑)
説明をしておきますとこの部品は洋白で作った1.5X3mmの板、真鍮板で作った1.2mmX2.4mmの板ですね。
そうそう0.5mmの洋白線も長さ1.5mm程に切っています。
どれかわかりますかね~ちょっと心配です。
この部品は組立てますとシフトレバーの前側に有る灰皿になります。

ベースの板だけ接着してみましたシフトレバーの前に有る大きめの洋白板がそれです。
灰皿の蓋は塗装後に取付けますよ~。

ここでボディのクリアー塗装をする事に致しました。
ここからの組立て作業ではもう当分の間ボディは触らなくて良さそうだから・・・と言うのが理由なんです
ボディカラーがホワイトなのでクリアーが塗ってあるのか無いのかよくわかりませんね~。
見た目にはかなり良い感じに塗れました。

ついでに細かな部品の塗装もしておきます
まずはABCペダルですがこれはペダルの部分にゴムのカバーが付けてありますからゴムの色という事でブラックに少しグレーを混ぜた物を塗っています。
画像ではただのブラックにしか見えませんね~。

こちらはダッシュボードのデフロスターの吹き出し口です
これはプラスチックなのでセミグロスブラックですね。
細かいけど塗り分けています・・・。


次はダッシュボードのメーターを作りたいのですがベースになる物をスキャンしたいのですが・・・
試しにスキャンしてみますと・・・

問題点が見えますか?









そうなんです!
スキャナーのトラブルですね
まあ機械的な物なので私でも対処は可能です(笑)
買ってから一度もしていなかったスキャナーのガラスの掃除です。
もちろん表側は何度も拭き掃除はしていますが機械の内側は自慢じゃないけど一度も拭いた事が無かったですね
分解しています・・・

汚れが見えますか??
蛍光灯が写り込んでいる部分に少しモヤモヤっと白い汚れが付いていますね~。

こちらは拭き掃除をしまして組上げた所です。
何となく奇麗になったと思いませんか??

同じメーターの文字板をスキャンしてみました
ほら!如何です?
何かスッキリした様な気がしませんか?
もちろん解像度も同じですし画像は何も加工していません。

掃除前をもう一度・・・

ここからデータを加工しまして印刷しました。
と書きますと時間がかかっていない様に見えますけどね、本当は結構時間が経過しています。
だから今日はこのデカールを貼る時間が無かったのです・・・続きはまた明日!


コクピットの製作Ver.1

2015-06-14 19:20:31 | Ferrari308GT Rainbow
本日の天気は新しいカテゴリーの部分に書きましたのでここでは割愛!(笑)

いきなり制作開始もちょっと如何な物かと思ったり致しますが・・・
他に余りネタも無い・・・(笑)

さて308GTRainbowはコクピットを組立ててゆきます。
既に仮組はしていますので大きめの部品は既に完成していますが細かな部品はまだまだ製作を必要と致します。
まずはダッシュボードのデフロスターの吹き出し口ですがここは真っすぐなフィンがついていまして風の向きをコントロールする訳ですがこのフィンが両サイドだけ斜めに付いているのです。
まあウインドウは左右に大きいですからこうでもしておかないと窓が曇ってしまうのでしょう~
ダッシュボード上側は既にダクトの部品を入れる為に掘り込んでは有りますがこのフィンを作らないといけないですね。
まずは中央部分の真っすぐな物はタメオのラジエターのエッチングを切って嵌め込みます。
この両側はこのラジエターのエッチングを斜めに使って斜めの吹き出し口に見せるというのをやってみました・・・

ダッシュボードのメーターパネルはどうやらアルミ板で作られている様ですので0.5mmのアルミ板をカットしてダッシュボードに嵌め込める大きさに調整をしてみました

右シートの正面に何やら14個の丸い物が有ります・・・黒いのでわかり難いのですが穴が開いている様ないない様な・・・
ちなみに穴空きで作ってみましたが穴を手で開けるには穴の位置が揃わないので没ですね。
もう一度アルミパネルを作り直しました。

穴の位置が揃わないので今度は他の方法を試してみます
そうフライスで穴を開けてやれば良いのかな?

今度は穴の位置はマアマア揃ったのだけど
上下2列の間が少し広かった・・・
あくまでもアルミパネルの上下寸法に対してだから・・・

仕方ないから今度は大きめの板に先に穴を開けておいて外形を後で切り出してみました。
上下のバランスも後で外形を整えた方が楽みたいですね~

これでアルミパネルが完成致しました
如何でしょうか?


昨日乾燥器に入れて帰ったボディを取り出してみますと黒いデカールが少し縮んだのか幅が足らない所が有ります、なので少し筆でタッチアップしておきます。

タッチアップが乾いたので室内のパーツをシャーシに接着してみました。
これとセンターコンソールを接着しておかないと他も部品が取付け難いのです・・・

シフトレバーを作ります
シフトレバーはベースになったフェラーリ308シリーズの物と同じものらしいので削って作りましょう。

シフトレバーとサイドブレーキを取付けました
双方とも本日パーツを作ったばかりですね~
いきおい自作部品が多いのです

新しいカテゴリーを追加しました

2015-06-14 18:45:55 | Bianchina Trasformabile 1957
本日は午後から30%の確率で雨が降るはず・・・だったのですが少なくとも夕方までの時点では全く雨が降っていません。
午前中は午後から雨の予定だったのですが・・・降らなかったら植物がしおれてしまいますので潅水をしておきましたが心配は当たってしまいましたね。
梅雨なのにシツドは高いけど雨は降らないですね。

パキ~ンと暑いのはまだ良いのですが湿度の有るムシムシした空気は余計に暑く感じます。
早く本格的な夏が来ないかな~。

さてそんな中ですが先日はアルファロメオT33/2が完成致しましたので替わりの何かを始めなければなりませんね・・・順番待ちになっている物を検索してみますと2年と少し前にご依頼頂いていたNSUと・・・もう一台何だったかな~あ~そうそうシムカ1000でしたね、ご依頼を頂いていたのですが制作順がまわってくるまでに製作するキットが変更されまして今回のBianchina Trasformabile 1960になりました。
キットの内容は以前見積もりした物とほぼ同じなので以前行なった見積もり2枚の間の金額と思っていただければ良いかな~。
明日にでももう一度連絡を入れて確認してみましょう~お互いに間違ったら嫌ですからね~(笑)

ちょっとフライングスタート気味では有りますがキットの内容をご紹介しておきましょう。
まずは外箱ですがまあ1/43キットに有りがちな小さめの段ボール箱に入っています。
ラベルが手書きという事はそんなに沢山のキットを売っている訳では無いという事ですね。


余り知らないメーカーなんですがKlaxon(クラクソンと読むのでしょうか??)と書いてありますがこれを変換しますと「暗く損」と出てきます。本当はクラクションと読むのですが・・・
余り見た事が無いメーカーなのですが名前がそんな名前なのでもう潰れちゃったのでしょうか??まあ暗くて損をするという名前ですからね~(笑)

ボディはこんな感じのレジンですね
ウインドウのまわりはちょっとバリが多め・・・でも全体にスッキリとまとまっている感じですね。
このルーフの形状を見てピンと着ませんか?
日産のフェガロに似ていませんか?
まあこの車はもっと小さな車なのですが・・・


こんなに小さな車でも4人乗りらしくリアにもシートが付いています。
シートの形状はふんわりとした形状を良くとらえている様な気がします

バンパーとテールランプが一体になった部品ですね~
バンパーはこれを使うかわかりませんが・・・メッキまでかけてあってなかなかいい出来ではないかと思います

ウインドウやメーターの印刷物ですね、ちなみにメーターはデカールでは無い様ですね。
左側のグレーの物はルーフのキャンバス地ですね~

ミラーとヘッドライトとそのレンズです
こんな細かな物までちゃんと部品化しています、なかなか素晴らしいですね

タイヤはもう少し大きめな物を回しながら削って作った物らしくトレッド面はツルツルです。
虫ピンは何の為に同梱されているのでしょう??
まあそれは製作時のお楽しみですね

エッチングは結構豊富ですよ
ウインドの枠はエッチングがついているのは有り難いですね
しかしモールはこれだと平面的になりやすいですから洋白線かなにかで作った方が良いかな

シャーシの板はメタル製で良いですね
ホイールはちょっとシャープさが無いので旋盤で作る事になりそうです
確かご依頼者の方はオフセットが気に入らないとおっしゃっていた様な気がしますからここは作り直します

インストは単純明快(笑)
しかしそんなに難しい構造にはなっていませんね~


本当に小さくて可愛い車です完成が楽しみですね~。