Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディ中研ぎからデカール貼り

2015-06-13 22:05:26 | Ferrari308GT Rainbow
今日は天気予報では32度になると言われていました。
予定では駐車場の芝に生えた雑草を取り除きガレージの周りの草を刈る予定にしていましたので暑いのは勘弁!
と思っていましたが、実際にはそこまで気温は上がらず・・・多分29度くらいだったんじゃないかと思われます。
外で作業をしていてもそんなに暑く無かったからね~。
芝の雑草を抜いてからガレージの周りの草を刈っていた時の事でした、草刈り機のアイドリングがかなり高くなって来ましたこうした場合は普通ガス欠なんですが・・・どうも様子が違いました。
ガレージに戻ってエアクリーナーを分解してみてびっくりです、エアフィルターが半分位無くなってしまっていましたそれでゴミがスロットルバルブに噛んでしまって少し開いた状態になった様です。
これだと草刈りは中止でエアクリーナーを手配しなくては・・・

さて製作を開始致しましょう
昨日はボディカラーを塗りましたが一晩経過しましたのでもう塗料は完全硬化している様ですね、ボディ表面が少しうねっていますので中研ぎをしておきます。
中研ぎをしますと塗膜の表面に傷が付きますからこの傷に汚れが付き易いのでクリアーを塗るまでは十分に注意が必要ですね。
汚れが付いたままクリアーを塗ってしまいますともう最悪ですね。
もう一度剥がして塗り直しになってしまいます。

この車はサイドにコの字型の凹みでキャラクターラインが入っていますがこの凹みの底の部分に黒いラインが入っています。
まあフェラーリF40やF50にも有りますのでこれは珍しく無いのですが、問題はこの底の部分だけにブラックを塗る方法がなかなか難しい・・・
市販品のミニカーではこの部分は再現されずこの凹み全体にブラックを塗られています。
今回は底の部分だけブラックにしたいのでブラックのデカールを細く切って・・・

左サイドの下側の凹みからデカールを貼ってみました。
幅が広いとデカールが溝の中で斜めになってしまいまして結果的に上下にラインがずれてしまいます。

細すぎますと底の部分が全てブラックになりませんし・・・
丁度良い幅になるまで何度も切り直します

上側のラインと下側のラインですが太さが違う様に見えますがこれは面の向きがちがうので見え方が違って来ています。

次はリアの308GTRAINBOWの文字ですがこれはオートクリエーションのキットのデカールを参考にして作ります
そしてリアホイールハウスの前側のベルトーネのエンブレムも作っておきましょう。
このベルトーネの文字は黒ベースなのは理解出来るのですが文字がホワイトなのかシルバーなのかよくわかる画像は存在していない様です。
今回は文字の輪郭をシルバーで印刷して作っております。
もちろん事実が判明しましたら作り直します。

印刷してみますとこんな感じです。
ベルトーネのエンブレムの文字の輪郭の幅は0.13mmで印刷してみましたが意外と綺麗に印刷出来ています、さすがアルプスです!!

デカールを貼ろうとカットしてボディにあてがってみますと跳ね馬のマークの上下寸法がギリギリで使えません。
この跳ね馬のマークは上下寸法が2.5mmなのですが安全な寸法は2.0mm程の様ですね。

跳ね馬のマークのみ縮小して上下寸法を2.0mmに致します
下の画像で上側のデカールは変更前の2.5mm下側のデカールは1.98mmになっています、一見大きさは変わらない様に見えますが・・・その小さな違いで大きく違う物なのです。

デカールを貼ってみますとこんな感じになります。
大きさは良い感じですね~。

デカールを貼ってもすぐに次の行程には移れません。
デカールの水分が完全に乾燥していないとクリアーは塗る事が出来ないのです
もし無視して次に進んでしまいますとシルバリングや水分によってクリアーが悪影響を受ける可能性が有ります。
なのでボディ以外の作業を行いましょう。
続いてホイールでも組んでおきましょうか・・・
挽き物のリムに塗装済みのディスクを接着します。
ただ塗料の厚みですんなりとは付かないのでリューターにくわえてまわしながらペーパーを当てて少し削っておきます。

次はピアスボルトの付くリムのフランジ部分を接着します

せっかくなのでタイヤを付けてみました・・・このホイールなかなか格好がいいですね~。


塗装工程

2015-06-12 19:36:28 | Ferrari308GT Rainbow
今日は大変良い天気でしたがちょっと湿度が高くて如何にも梅雨の晴れ間・・・と言う感じでしたね。
昨日完了出来なかった中庭の芝刈りですが残りはこんな感じです・・・
手前側は芝を刈った後、先側がまだ芝を刈っていない部分ですね。
雑草が生えているのが見えますね・・・この画像はcafeの窓から見ていますのでこれだけ雑草が伸びますとお客様の所からもよく見える訳でして・・・全く良くないですね。
一日も早く完了させなくてはなりません。

中庭の餌場には相変わらずスズメが着ています。
この餌台に長くいるのはこの春に生まれたヒナでしてゆっくりと食事をとっています。
また小スズメの場合は庭の自分が気に入っている所まで餌を運んでゆっくりと食べています。

反対に大変忙しいのはこの親鳥達でして只今今年2回目の子育ての真っ最中でして、餌場に着てパン屑をくわえますとまっしぐらに巣に戻ってゆきます・・・

同じスズメなんですが小スズメと親スズメの違い・・・こんな事に今年初めて気が付きました。

スズメの観察をしながら芝刈りをしていましたら・・・やっと芝刈りが完了しました。
と言ってもバラ園の通路はまだそのままなので今度はそちらもやらなくてはなりませんが・・・。



さて製作も進めなければ・・・!
ボディの整形を繰り返しております、盛っては削り、盛っては削りを繰り返しております。
これで良いかと思う所までゆきますとサフを塗ってみますがまたダメな所が見えてしまいます・・・そんな事を繰り返した一日でしたね。
ご覧になっている方にとっては昨日とどこが違うのかよくわからないかもしれませんが製作は確実に進んでいると思います(笑)


パテが硬化するまでは他の部分を進めておかなければなりません。
シャーシの塗装ですがクリアーの面を出す為に一度中研ぎをしておきます、この後もう一度クリアーを塗って仕上げます。

塗装の終わった部品はこの様に収納して保管しておきます。
組立てが楽しみですね~

最終のサフを塗ってみました・・・もうこれで大丈夫でしょう。
傷はもうほとんど有りません・・・

シャーシのパネルにクリアーを再塗装しています。
かなり奇麗な面が出ていますよ。

ついでにシャンパンゴールドを塗ったホイールディスクの部分にウレタンクリアーを塗ってみました。
ここの部品は多分実車でもブレーキダストで汚れやすいですし腐食防止の観点からもクリアーを塗ってあるはずです。

ウ~ン
ボディ塗装を始めましたが・・・まだ塗り重ねが少ないのでホワイトが透けてグレーに見えていますね。
そうそう、当初からこの車はホワイトで予定されていましたが予定の変更は無いかご依頼者様に確認のメールを入れておいたんですが変更無しという事で心置きなくホワイトを塗る事が出来ますね。

シートの中央の凹みの部分はホワイトの様ですので筆でホワイトに塗ってあります。
この後シートの表面の艶を整える為にセミグロスクリアーかフラットクリアーを塗って仕上げる事になります。
セミグロスではどうも艶が良すぎるのでフラットの方が良いかもしれませんね~。


ボディの整形Ver.2

2015-06-11 19:19:20 | Ferrari308GT Rainbow
昨日は定休日だったのですが・・・
皆さんはお休みの日はどの様に過ごされるのでしょうか?
私は・・・自営業なのでお休みもへったくれも有りませんが・・・
例えば昨日の私?
午前中は娘と家内の用事でアチラコチラに引き回されまして午前中は沈没!
午後からは安来市の安全協会の総会に行ってきました、帰って来たら午後のティータイムはとおに過ぎている時間になっていましたが
芝が延びていますし雑草も多いのでこの辺りで芝を刈って雑草も抜いておかなければなりません。
昨日の午後遅い時間から始めましたので1/3しか刈れませんでした、今年はどうも一日でスッキリと芝を刈れない年回りなのかな~。
そして本日は午後から雨の予報が出ていましたので朝少し早めから出勤しまして芝刈りの続きをしました・・・が本日は午前10時から文化協会の企画委員会午後2時から同じく編集委員会という事になっていまして午前午後ともまともには芝刈りを出来そうにないのです・・・。
それでも本日の朝の芝刈りで多めに見て1/2の芝を刈りましたが残り1/2は明日に持ち越しという事になってしまいました・・・幸いにして明日は天気も良い様ですし明日は何もスケジュールが入っていないので残り1/2の芝を刈る事が出来そうですね。

さて時間が無くても製作は進みます。
本日は定休日前に塗ったサフが硬化しているはずなのでドアの部分のプレスラインの乱れを直しておきましょう・・・
まあこのミニカーはドアが開閉式だったのでこのラインに乱れが出てしまうんですね~
ドア開閉式のダイキャストミニカーだったらこれくらいのラインの乱れは誰も気にしないと思いますがドアを開閉しない今回のモデルでは大いに気になります・・・多分私だけではないでしょう。

この様な場合には何かをガイドにしてパテを盛る事になるのです、確かに一旦全部埋めてしまってから彫り直す事も考えない事ではないのですが、ここにはドアの筋彫りも入りますので全部を埋めて作業をするのは得策では有りません。
ガイドにするならマスキングテープじゃなくてもっと腰が有って変形をしそうにない物で直線が出ているもの・・・ですが。
本日軽トラックに乗っていて気が付いたのがオイル交換の距離を記しているダイモのテープライターのテープですね。
これなら固さも有りますし直線も結構でています!
早速と言うか出たついでにと言うか・・・買って来ました。
こんな奴でしたね~

切って貼ってガイドに致します。
透明な物を買ったのでよく見えないのですが・・・

溝の部分からダイモテープの下側にパテを押し込む様に彫刻刀の平刀などを使って入れました。
溝の部分に残った物はこの溝に超硬タガネを入れて欠き取っておきますがこの時のガイドはダイモテープで行なう訳ですね。

他の部分にもついでにパテを盛っておきます。
この表現は実はちょっと違っていまして、もう盛る程沢山はパテを必要としないのです、削っても無くならない程度の細かな傷に付けておくというのが正しい表現でしょう。

ついでに細かな部品の塗装に入りました
シャーシの裏板はウレタンクリアーで塗っています。

ドアの内装は中央部分の長方形に凹んだ部分がグレーですので最初にグレーを塗っておきましてマスキングをしてセグロスブラックを塗ります。

製作中の白い車は足元のカーペットがこの様なクリーム色ですからシャーシの裏側(と言うか内側)はクリーム色を塗っておきましょう。

ホイールのディスクの部分は写真によって見え方が違っている物も有ります。
シルバーに見える物やガンメタか?と言う程黒く見えるものも有ります。
今回は一番多いシャンパンゴールドに塗っています。
それも余りゴールドに振ってしまいますと本当にゴールドになってしまいますからシルバーに少しゴールドを入れましてシルバーに近いゴールドとしています。

内装も塗っています。
シートはレザーの様なのでセミグロスブラックで・・・センターコンソールも同様ですがその前側のセンタートンネルのカバーは黒いカーペットかラジエターへ向かう冷却水のパイプのカバーなのか少しセンターコンソールと質感が違う様な気がしますのでこれもマスキングをして塗り分けております。


あ~そうだ、ちょっと困った事がありました
この秋に安来市文化協会では現代作家展というのを行なうのですが、これは現在文化協会に入会している方々の作品を展示しようと言う試みなんですね。
それに作品を2つ出さなければならなくなってしまいました。
製作が仕事という事になりますと完成した作品はすぐにお客様に納品されてしまいますから手元にはほぼ何も残っていません。
破損事故等が起りますとお客様にご迷惑がかかりますのでお客様のご依頼品を借りて出品する訳にもゆきますまい・・・。
と言う事は11月までに何か作品を2点仕事とは別に作れという事ですね・・・奨励賞などを頂いたばかりなので「自分は作品が無いので出せません」と言う訳にもゆかず・・・普通の仕事をしながら余分に2作を作ると言うのはなかなか難しいですね。
これは困りました・・・何を作ったら良いのかちょっと考えてみましょう・・・。

ボディの整形

2015-06-09 21:33:51 | Ferrari308GT Rainbow
今日は雨が降る・・・・と言う予報だったのに雨は全く降らずでしたが昨日結構な量の雨が降っていますので潅水は不要ですね~。
畑の仕事はあと半分のタマネギの収穫とニンニクの半分の収穫が残っていますがもう山場を越した様ですね、そんな気がしていたら中庭の芝が伸びて来ましたので芝を刈らなければならないかもしれませんね・・・明日は休みなんですが芝刈りかな・・・!

そんな中ですが本日は先日申し入れが有りました新聞の取材でした。
本日の記者さんは若干27歳という若い記者さんでして私の息子と同じ歳の方でした。
なにか息子に取材されている様で・・・少々恥ずかしい(笑)

2時頃にいらっしゃいまして5時半の閉店までアレコレとお話をいたしました。
お若いので真面目な方でしたね、当家の息子達もこんなに真面目に過ごしているんでしょうか??

製作の方は昨日アルファロメオT33/2が完成致しましたので一段落と言った所なんですが製作をしなければならない物は多々有りまして次々と待っています・・・

まずは作りかけのFerrari308GTRainbowを進めておきましょう。
大改造したボディですからサフを塗ってみますと思いもよらない部分に問題が出てくる事が有ります。
ボディラインが思った様に出ていなかったりするんですね~。
そして少しずつパテを付けて修正してゆくのですがこれがまた彼方こちらなんでなかなかラチがあかないのです。
盛っては削り盛っては削りを繰り返しております。
この画像はボンネットの左前側が少し厚みが足らない様に見えたので少しパテを盛って見ている所ですね。

その後削って残ったパテは意外と少なかったですがやはり少しパテの色が残っていますがこれだけ厚みが足らなかったと言う事です。

ボディの内側になる部分も内装が付かない部分はパテを盛って気泡を消しておきます。
レジンのボディなのでいくら真空注型装置を使っても100%気泡の無い物は作れませんから若干は気泡が残ってしまうのです。

サフを入れてみました・・・
画像の右ドアの上下のキャラクターラインですが下側の上の角のラインがまだ整っていませんね~
真っ直ぐでは無く少し上側に上がってから再び下がっていますね~。
ここはもう一度直さなければなりません。
ここはドアが開閉式なので元々ラインが揃っていなかったのですね~。
ここの修正はやり方を考えないときれいなラインが出ませんね・・・サフが硬化する明日の作業になります。

他の部品もサラッとサフを入れてみていますが大きな問題は無さそうですね・・・。

S.R.C. Models 1/43  Ferrari156 F-1 65°

2015-06-09 12:02:41 | 最近手に入れたキットのご紹介
少し前になりますが広島からお客様がいらっしゃいまして・・・頂きました。
S.R.C. Models 1/43  Ferrari156 F-1 65°になります。

S.R.C. Modelsと言いますと今は確か廃業しているはずでして、型はS.M.T.S.が引き取って全てのキットでは無いですが再版をしているはずですね。
このFerrari156 F-1 65°は再版しているのを見た事は無いのですが・・・
S.R.C.と言いますとメタルキットのメーカーだったのですがこのキットもメタル製でキャストは奇麗なんですがノーズの部分など少し難しい分割になっていますね。
ここはキャストの関係からしょうがないのでしょうね~他の分割はボディのパネルラインの沿った物なので余り心配が無いのかもしれませんね。この車の一番の特徴はやはりエンジンでしょう、156F-1の場合は2種類のエンジンが存在しています。
このキットは65°のエンジンを搭載したものを再現していますのでエンジンフードの中央部分に透明(網の仕様も有ります)な水滴型のカバーが付いていますのでそれと確認出来ますね。
もう一つの後半戦仕様のエンジンは120°のバンク角を持つ物でそのエンジンフードは水滴型のカバーがフードの左右に分かれています。この後半戦仕様の物はTameoキットから販売されていましたのでご存知の方も多いはずですね。

こちらがタイヤ/ホイールですが・・・タイヤは1/43ではまあ普通の物なんですがホイールはさすがに時代を感じさせるホワイトメタルのキャストになっています。
このホイールは幅が狭いのでなかなか市販品という訳にはいかないでしょうから自分で作るしか方法が無いかもしれませんね~

メタルパーツはこの通りでして
一応フルディティールが作れる様になっています。
サスペンションがメタルなのはちょっと大変かもしれませんが・・・この辺りは作り直しかな!?

デカールとバキュームはこんな感じです。
一般的にイギリス製のキットの場合デカールの糊が変色して黄変している事が多いのですがこのキットはまだ奇麗ですね。
黄色くなっていたらもう使えないので自作する事になりますがこれならまだ単純な物が多いので楽かな!

インストは・・・少し黄ばんでいます(笑)
黄ばんだのがデカールじゃなくてインストで良かった(爆)


タメオの156にこの前期型エンジンとカウルを組み合わせて前期型のマシンを作るとかも可能な様ですよ・・・(笑)
なかなか楽しみなキットを頂きました、有り難うございます。