Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

内装の手直し

2017-10-26 22:07:54 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は秋晴れと言うには少し雲の多い天気でしたね
黒い雲はなかったですが晴れと言うよりは薄曇りでしたね〜

そんな中ですがイチジクの収穫・・・もう量は少ないですけどね
そして柿の収穫ですね・・・本日の柿は富有柿ですね
少し固くて歯ごたえが有ってなかなか良いですよ、剥いて試食しましたが大変美味しかった
甘みは合わせの西条柿よりも少ないけど歯ごたえは有って富有柿らしいですね

本日の仕事をどんどん進める筈だったのですが
お昼はCafeの方が大変忙しくて手伝いの要請が入りました
2時半頃まで手伝ってお昼ご飯を食べてアトリエに戻ったら3時です(笑)
昨日までに塗った部品を取りに来られるとまだマスキングを剥がしていないので迷惑をかけてしまいそうなので頑張ってマスキングテープを剥がします

完成した排気管はこの様に並べて保管します
少しずつ焼け具合は違いますが一つづつ違うところがまた良いところですね〜。

マスキングテープを剥がしながら部品を一つずつ確認していますが中にはこんなものがあります
何故かわからないけどサイレンサーの部分の塗料が割れています
下地が良く無かったわけでもなく他のにはこの症状が出ていないですし・・・塗料が悪いわけではないですしね。

取り敢えずペーパーをかけてシルバーを塗り直して焼け色を付け直しました
直してしまってからは塗料が割れる様なこともなく乾燥機にかけても何も問題はなかったですね。
何故でしょう??
下の画像はシルバーを塗ったところですね・・・ここで問題が出なかったら問題ない筈です・・・。


さて本日のメインイベントと行きたいところですが・・・
そうは簡単にはいかないのです
それはこのキットの大雑把な表現に原因があるかも・・・(笑)
逆に言えば手の入れ甲斐があると言うもの・・・ですね
仮組でここまでは手を入れてたのはご存知の通りですがこれで塗って仕上げて終わりならば話は簡単ですがそれでは仕事で作る意味がないのです
最初の仕事はコメントから指摘があったロールケージの後ろ側の斜めの部分の角度を直しておきましたのでその部分の余分な樹脂を削ってみましょう
・・・削っていたらロールケージが一部分解してしまいました
レジンが少し脆いので気をつけなければならないことをすっかり忘れていました
ちょうど良いので他の部分も直しておきました・・・納得いく様にしておかないとね〜後で自分が後悔しますから。

ダッシュボードの下側のセンタートンネルの部分ですが何やらキルティングの様なモールドなのですが、レース用の車の場合は内装を外してしまうのは一般的なのですがトムソンの車の内装にも同様のキルティングが付いている様なのですがふっくらとした様なキルティングではなくシルバーの耐熱性の生地で遮熱用に最低限の物の様なので厚みはあまりなさそうなので一旦モールドを埋めておきます
デカールで縫い目を作って貼り付けるくらいでちょうど良い様な気がします。
こんなカクカクのキルティングではイメージが違いますのでこの部分をやり直しをしないと塗装に進むことができません・・・少し回り道をすることにします。

センタートンネルの部分にも同じ様なモールドがありますのでこちらもパテを盛って消しておきましょう


明日は少し前のブログにもありました様に日帰りで上京します
制作のご依頼の実車を拝見しに行ってきます、1日費やしても現車確認ができればしておいた方がいいですからね。
私の仕事のやり方です・・・(笑)

雑用完了(一時的にね)

2017-10-25 20:57:34 | その他
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本日は定休日の2日目です
山陰の天気は曇時々晴れですね、まあ晴れてはいますがすっきりとしたいい天気ではなく遠くには雨雲らしき黒い雲も見えています、あの雲の下は雨だろうな〜と思いつつ・・・仕事をしていました。
午前中はイチジクの収穫をしてからピーマンとかを収穫していましたらこんなものを見つけました!

これ何かご存知でしょうか?
これはハヤトウリというものです
今年の春に近所のおじさんから芽の出たハヤトウリをいただきましたのでキュウリの棚の近くに植えておいたものが大きくなりましてキュウリはもう枯れてしまいましたがハヤトウリは秋になってから一段と元気に大きくなりました。
そして少し前から花は咲いていましたが家内が見た時には小さな実しかついていなかったらしいですが・・・結構大きくなっています。
と言うことで何個か収穫して見ました
家内は昨日の夜小さいものを3個で198円もしたけど買ったと言って悔しがっていました(笑)
葉っぱと似た色なのでわからなかったんですね〜。
それでも当分楽しめそうですね〜
酢の物にしたり奈良漬けを作りますと絶品だそうですよ・・・料理は手をかけるだけ美味しくなるのでしょうね。

さてそんなことばかりしている訳にはゆきませんよ、締め切りまで時間がないのです。
締め切りは26日・・・と言うことは明日ですね。
しかも27日は日帰りで上京して次に作らなければならない車の実車を拝見することになっていますからね〜
もう後がないのですよ・・・!

本日はマフラー関係のマスキングからですね
朝一で駅灰の溶接部分のマスキングをしています、エキパイの部分はサフの代わりに磨いたメタルのエキパイにクリアーを塗りましてそれをマスキングします
マスキングした部分はエキパイの溶接部分になります
ここに焼き色をつけない様にマスキングする訳ですね。

下側の触媒部分の凹みの部分にもマスキングです
ここは十色の変化を付けるためのものなので下地は磨いていませんよ。

全体にシルバーを塗って乾燥させてから焼き色を塗って見ました
最初にクリアーレッド・クリアーブルー・クリアーオレンジの順に塗りますが調子を見ながら塗っていくのは結構大変ですね
1個ならいいのですが・・・シルバーも30回、マスキングも30個、クリアーレッドの塗装も30回、クリアーブルーも30回、クリアーオレンジも30回塗らなければなりません
しかもこの部品だけですねよ。
エキマニはもう一つ部品がありますのでそれも同じ様にマスキングして塗りました。
また組み合わせて不自然にならない様に同じ様な焼け色をつけるのはなかなか大変ですね〜。
そしてマスキングテープを外して見ました
溶接部分は金属色で他の部分は焼け色になりました〜いかがでしょうか?

やっと30個のパーツが塗りあがりましたよ
他のパーツもマスキングテープを剥がさないといけないのですが本日は時間切れで明日再びマスキング剥がしですね〜


明日はマスキング剥がしが終わったらデイトナのシャーシ側の塗装をしたいと思いますよ〜!

休日なので雑用をこなす・・・

2017-10-24 21:55:35 | その他
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本日の山陰は晴れ時々曇りと言った感じでしょうか・・・
どうも秋晴れでスッキリとはいかないですね
もしスッキリならば少しの時間を作って30分ほどでもZagatoで少しドライブしたいところなのですが・・・どうもそんな天気では有りません
仕方がないので畑の耕運作業をいたしました
先日サツマイモとオクラを抜いたところはそのままになっていましたので次の作物を植えるまでに何とか整えなければなりません。
まずはざっくりと耕しておきました

さて本日は定休日なので雑用をこなしておかなければなりませんね〜
もうすぐ次の締め切りが来ますからね〜(笑)
私が原因で作業が遅れたら申し訳ないですからね
でも最初は自分の事から・・・(爆)
ワタナベホイールの専用ナットを塗装しておきます
普通ならシルバーでしょうけどね実物はクロームメッキのものと黒染めの物が有ったはずですね・・・
私はいつもクロームを選択していましたので今回も迷わずクロームです
サフを塗ってからウレタンクリアーを塗ってメッキ調の塗料を塗っています
下地にウレタンクリアーを塗る事で表面が滑らかになり一層メッキ調に仕上がります
プラモデルのメッキでもメッキの下にクリアーが塗られているのはこの為です
余談ですがプラモデルのメッキ部品のメッキを落とすときにハイターとかに浸けますけどメッキが落ちた後にクリアーが残りますがこれはメッキの上にクリアーが塗って有った訳ではなくメッキの下地としてクリアーが塗られているのです・・・まあプラモデルの場合は蒸着メッキを施すのですけどね
ホイールにキラッと光るナットが付いていると格好が良いですよね〜これを狙っています。

マフラーのサイレンサー部分にパテを盛っていますのでこれを整形いたします
大まかにナイフで切り出しておきましてペーパーをかけて馴らします
やはり変な隙間はない方がいいですからね・・・
塗るだけで良いと言われていますが仕上げを考えますとやっぱりしておかなければね〜
ついでにサイレンサーのフランジの部分に少し引っかかりが有りますのでここも丁寧にペーパーを当てておきましょう

パテを削っているときに気がついたのがこの部分です
フランジのバリを取るときに欠けてしまったんですね〜ここもこのままにしておくわけには行きませんから直しますよ

ここは光硬化パテで盛り付けます
ただこのパテですがフランジの薄い部分が凹んだ様になっていますがこんな部分に盛るのはちょっと不得意なんですよね
モタモタしていますと固まってしまいますしね〜
こんな時は下側にマスキングテープかセロテープを貼っておいて(光が通るものを使いましょう)パテを盛りますと欠けた部分が凹まずに盛ることができます
もちろん蛍光灯にかざせば一瞬で硬化しますからテープを外して削って仕上げます

マフラーにサフを入れました
さすがに30個にもなりますと塗るのに時間がかかりますね

この後シルバーを塗って焼き色を入れておきました・・・
今思い出しました排気管のエンドにフラットブラックを塗るのを忘れていました・・・明日塗っておきましょう。

外れてしまっていたワタナベホイールの専用ナットを塗ったのですが感じがいいので今回使うものを塗っておきますまずはサフから・・・
キットのはもちろん未塗装ですからね、皆さんのお好きな色で仕上げてくださいね

サフを入れると目立ってくるのがパーティングラインですね
こんな感じで排気管の側面に出て来ます・・・
ナイフの刃でこする様にして削ってパーティングラインを無くします
これがなかなか大変なんですよ〜
この処理でゆうに3時間くらいかかりました〜塗っている時間よりも整形している時間の方が長いですよ(笑)

3時間後にはこの通りきれいになりました
この後サフを入れてからシルバーを塗りました


明日はこの雑用を終わらせてしまいたいですね〜

タイヤの仕上げ

2017-10-23 22:32:48 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は曇り時々晴れでしたね
台風一過でもっとスカッと晴れて欲しいのですが・・・
まあ自然相手なので私が文句を言ってもどうにもならないですよね〜
本日出勤してPCに電源を入れますと占いが出てきますヤフーのブログの部分に出てくるのですが・・・
今日は98点だそうでこれ以上高い点数だった記憶がないですね
今日は良いことが一杯ありそうだと思ったのですが・・・夜にブログを書いておりまして何か良いことがあったのか考えたのですがほとんど何もない事が判明しました(笑)


昨日塗ったタイヤとホイールを合わせて見ました・・・
雰囲気はこんな感じですね
なかなか良い感じです

タイヤの一部にクリアーを塗りました
せっかく艶消しに・・・いやゴムタイヤの様な質感が出ているのになぜ!?と思われるかもしれませんが
決して全体でなくても良いのです(笑)

ホイールのリムの部分に少しザラつきがありましたので600番程度のペーパーで研磨しておきました
ホイール全体を研磨しないのはこの時代のホイールは金型で鋳造していません、ほとんどは砂型で鋳造しているのです
ですからザラザラな仕上がりなんですね
リムの部分は機械加工されているものもありますが鋳造したそのままになっているものも有ります。
綺麗にするのであればこの部分だけ旋盤で挽いた物に交換すれば簡単な事なのですが時代を考えるとここはラフな方が時代感があって良いと思うのです
しかし少し整えておこうと思ってリムの部分だけ少し磨いておきました。
このあとクリアーを塗っておきました

クリアーを塗った部分にキット付属のデカールを貼っておきました
クリアーを塗って面を整えて有りますのでそう難しいことでは有りません
デカールの上側にマークソフターを塗って密着させておきました

デカールの上からフラットクリアーを塗って艶を落としておきました
これで元のゴムタイヤに戻りましたね(笑)



ここからはワタナベホイールですね
昨日塗ったタイヤをホイールに組み合わせて見ました
なかなかシャープで格好がいいですね〜

ここから組み立てを始めます
まずアルミのリムをタイヤに接着します
スポーク部分は一応位置決めのためにタイヤに付けたままにしております

次はスポーク部分を接着します
アルミのリムに合わせて接着します接着剤はエポキシ系のものを使用しています

3台分のタイヤホイールと予備のフロントホイールを1個だけ組み立てております
その予備をショップの展示用にしようと真鍮製の台に乗せて見ました
なかなか格好がいいじゃないですか〜!
この真鍮の下側には木の台をつけてアルミ製のプレートも作って見ましょう・・・いかんな〜だんだん悪ノリしてきました(笑)

展示用のホイールは車両に取り付けている訳ではないのでホイールナットが付いているのは少し不自然なのでホイールナットのつく部分には穴を開けておきました
キットには付属の専用ナットがつきますからそれを接着することになりますが・・・

次はエアバルブですね
エアバルブのパーツには切削時に残ったバリがついていますので400番程度のペーパーでこすって削っておきます
わずかなバリですがこれが有りますとエアバルブが斜めについてしまいます

エアバルブをホイールに取り付けました
如何でしょうか?
専用のエアバルブを再現して有ります
ワタナベホイールのエアバルブはこんなスポークの間の方についています
ホイールキットではエアバルブのつく部分に円形の膨らみをつけて有りますのでその部分に接着します。
他の場所(一般的なリムの部分とか)には付けない様に・・・

悪ノリをして木製の台に付けて見ました・・・あとはプレートを作らなければ・・・(笑)

タイヤ塗装

2017-10-22 21:08:14 | Ferrari 365GTB4 Daytona
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本日の山陰は当然ですが1日中雨です
山陰は、幸いな事に台風からはかなり離れていますので大騒ぎしてはいけないのですが朝からず〜っと
雨が降っていまして午後3時ごろからは風も強くなってきました
自宅に帰る頃には雨は大降りでアトリエの前の側溝も溢れていましたよ
これから中部地方や東海地方から関東方面に向かって台風が進むようですので付近の方はお気をつけいただきますようお願いいたします。

全ての事を自分でするのは結構大変ですね
今日は次のギャラリーの案内ハガキも作っています〜


本日はタイヤの塗装なのでまずは番外編から・・・(笑)
ワタナベ8スポークホイールのタイヤはまだ脱脂をしていなかったのでガイヤノーツのレジンウォッシュを使って洗浄しました
少し古歯ブラシなどでこすって油分を落としたら引き上げて余分なレジンウォッシュを拭き取ります

そして気泡をチェックします
どこにあるかわかりますか?
気泡が表面に出て入れば簡単に見つかりますが画像の中央の部分に少し黒っぽい部分がありますね、ここが気泡です。

デザインナイフなどで気泡をえぐっておきます
えぐる事でパテが詰めやすくなります

パテを詰めました
この場合のパテは
ポリパテに液体のポリエステル樹脂(FRPの材料で売っています)を入れて緩くしておきまして硬化剤を入れます
するとパテが柔らかくなりますので穴に入れやすくなります
固いまま入れますと気泡が入ってしまいまして研磨後にやり直しになることが多いですね

パテを研磨してタイヤのサイドウォールに合わせて面出しをします
ウレタンサフは400番くらいのペーパー傷は消えますので400番くらいのペーパーを使用して研磨します
使うペーパーの荒さは荒いほど作業効率がいいのですがその先に使うサフの特性を考えてペーパーの番手を決めてゆく必要がありますね

気泡ですが中にはこんな微妙な位置に気泡があります
この気泡をえぐる場合には脇の盛り上がっている部分を削らないようにえぐりますよ
ここをえぐってしまうと研磨がちょっと面倒になりますね
この盛り上がりの部分をガイドにして削ってゆくからですね・・・

峰の部分を残してえぐってパテを盛ってから磨きますとこの様に何もなかったかの様に修正することができます
ちょっとしたことですが峰を削ってしまいますとこの修正が難しいものになってしまいます

デイトナのホイールにもパテの付いている部分には少し気泡がありましてえぐったら結構大きく欠けてしましました
パテで修正して研磨しました多分塗ったらわからないと思います・・・そうでなければいけませんね。

デイトナのホイールにサフを入れました
旋盤で削っていますから
ほとんど問題はないのですがこのあとペーパーで馴らしながら点検をします

ホイールにもサフを入れました
いかがですか先ほどパテを入れたホイールはもうどれだかわかりませんよね〜

ついでにワタナベホイールのタイヤにもサフを入れました
トレッドパターンの中まで塗るのはなかなか大変ですが・・・(笑)

デイトナのタイヤに気泡がありました
このデイトナのタイヤは手流しのレジンで作られていますので小さな気泡が多いですね
こちらもえぐってから光硬化パテで埋めておきました

ホイールはゴールドを塗りました
実はこの車シルバーのホイールを使ったりゴールドのホイールを使ったりしています実車の写真では両方を使ったものまで存在しています
おそらくスペアホイールがゴールドだったりシルバーだったりしたのでしょうね
今回はお客様のご希望でゴールドを指定されていますのでゴールドにしております
ゴールドの場合私はクレオスの金属色のブラスを使います
普通のゴールドはメタリック粒が少し荒くてスケール感が今一歩の様な気がしていましてね〜
ブラスを使うことが多いのです
仕上げにはクリアーを塗っています

いよいよタイヤにダークグレーを塗りました
ブラックじゃないのです
タイヤってよく見ますとグレーなんですよね・・・

ワタナベホイール用のタイヤにも同様にダークグレーを塗っています
いかがでしょうか?何やらゴムの様に見えてきませんか??

サイドウォールの部分はトレッドの部分よりも少しグレーの強いダークグレーを塗っています
一見ダークグレーの単色の様に見えますがサイドウォールとトレッドの部分は色が少し変えてあります
まだ乾燥していませんから艶がありますが乾くと艶消しになりますね
色の違いはほんのわずかですけどね・・・気持ちです(笑)

夕方になってやっと全て塗装が完了しました
これで早めに自宅に帰れますね〜


今夜は台風が接近しますので早めに帰って寝ましょう〜!(笑)