「春は名のみの 風の寒さや」、ちょうど今頃の天候を歌っているのでしょう。この1か月ほど、本屋に行くたびに手にとってどうしようか迷っていた『覚えておきたい日本の童謡・唱歌名曲50選』を買ってしまいましたが(ジョギングシューズを予算よりだいぶ安いものにしたので^^;)、全50曲120分のCD2枚付きで全曲の歌詞、美しい写真や情緒溢れる挿絵がついて1400円ですから、これはお勧めですね。
最近の学校ではこういった唱歌を教えなくなっているということで、うちの子も知らない曲がかなりあるようですが、あまり人のことは言えません。私自身も一応ほとんどの曲は知っているものの、2番以下の歌詞がわかる曲はほんの僅かだし、冒頭の早春賦にしても子どもの頃は「なのみって何の実のこと?」と疑問に思っていたりして、あらためて歌詞を読みなおしてみると格調高く美しい日本語の響きに心を動かされます。故郷、朧月夜、冬景色、夏は来ぬ、そしてシャボン玉。そういえば唱歌や童謡でなくても、知床旅情や学生時代(♪つたの絡まる~)といった世代を越え時代を越えて歌い継がれる名曲がありました。こうやって郷愁に浸ってしまうのも加齢現象の部分が大きいとは思いますが、それだけでなく良いものは良いし、伝えるべきものは次世代に伝えていかないと、子どもの遊びの文化などとともにあっという間に滅びてしまいかねません。そういう意味でこの本の企画は時宜を得たものでした。(なお、演奏のみで歌は収録されていませんので念のためおことわりしておきます)
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最近の学校ではこういった唱歌を教えなくなっているということで、うちの子も知らない曲がかなりあるようですが、あまり人のことは言えません。私自身も一応ほとんどの曲は知っているものの、2番以下の歌詞がわかる曲はほんの僅かだし、冒頭の早春賦にしても子どもの頃は「なのみって何の実のこと?」と疑問に思っていたりして、あらためて歌詞を読みなおしてみると格調高く美しい日本語の響きに心を動かされます。故郷、朧月夜、冬景色、夏は来ぬ、そしてシャボン玉。そういえば唱歌や童謡でなくても、知床旅情や学生時代(♪つたの絡まる~)といった世代を越え時代を越えて歌い継がれる名曲がありました。こうやって郷愁に浸ってしまうのも加齢現象の部分が大きいとは思いますが、それだけでなく良いものは良いし、伝えるべきものは次世代に伝えていかないと、子どもの遊びの文化などとともにあっという間に滅びてしまいかねません。そういう意味でこの本の企画は時宜を得たものでした。(なお、演奏のみで歌は収録されていませんので念のためおことわりしておきます)