真さばを生姜で甘辛く煮付けました。淡路産と書いてあって、捌くと腸がきれい | |||||
なので、刺身かしめ鯖にしたいくらいでした。でも、アニサキスが怖いので煮て | |||||
食べることにします。小振りなのが1尾600円!・・さばも値段が高くなりました。 | |||||
材料 | ・・2人分 | ||||
真さば | 片身・骨付 | 180g | ・・二切れにして、皮目に十文字の切れ目を入れる | ||
生姜 | 2センチ | 15g | ・・皮付きのまま繊切り | ||
小松菜 | 1株 | 160g | ・・塩ゆでして、3~4センチ巾に切りそろえておく | ||
調味料 | |||||
濃口醬油 | 大さじ2 | 20cc | |||
溜まり醬油 | 小さじ1 | 5cc | |||
みりん | 大さじ2 | 20cc | |||
砂糖 | 大さじ1 | 10g | |||
日本酒 | 1/3カップ | 60cc | |||
水 | 1/3カップ | 60cc | |||
作り方 | |||||
1.さばを熱湯にくぐらせて冷水にとり、血合いや汚れを取る。 | |||||
2.調味料全部をなべに入れて煮立てる。 | |||||
3.煮汁が沸き立ったら中火にして、生姜とさば(皮を上にする)を入れる。 | |||||
4.煮汁がふつふつし始めたら、落し蓋をして12~13分煮る。 | |||||
・・落し蓋なしで煮るときは、煮汁をさばに振りかけながら煮る・・ | |||||
5.煮汁がとろりと煮詰まったら出来上がり。 | |||||
6.器に盛りつけて煮汁を注ぎ入れ、小松菜を添える。 |
「世界の終わりの地政学」という本があります。アメリカの地政学ストラジテスト、ピーター・ゼイハン氏の著書で2022年アメリカで発行され、大きな反響があったといいます。日本では2024年7月、集英社から上下二冊が発行されました。
半年以上も前の発刊ですが、私は、この本を1月30日の日経・グローバルオピニオンのページで知りました。そこには「米国撤退後の世界に備えよ」と題した著者ゼイハン氏の談話記事と氏の紹介が書いてありました。記事の一部を下に置きます。
グローバル化が進んだのは第2次大戦後、米国が世界の航行の安全を守るとともに、自由市場を開放したからにほかならない。米国の狙いは、ソ連と対抗するための仲間づくりだった。実際多くの国々は米国の側につき、安全保障政策の主導権を委ねた。だが米国は、もはやグローバル化を主導する意思を失った。背景には二つの要因がある。
第一に冷戦が終わりソ連の脅威が去った。新たなライバルである中国はソ連ほど日常的な恐怖をかき立てず、多くの米国民は中国を抑 制・反撃するための包括的な同盟の必要性を感じていない。第二に、産業化が加速して都市部に人口が集中し、農村では労働力として重宝された子供がむしろ負担になった。この結果、自由貿易の前提となる旺盛な消費も生産力も失われつつある。
そこへトランプ大統領が登場し、脱グローバル化へ・・と記事は続きますが、記事の紹介は中断し本書上巻の内容をまとめたサイト二つを下に置きます。興味ある方ご一読ください。
ブックレビュー『「世界の終わり」の地政学 上巻』|梯 慶太 Keith Kake
「世界の終わり」の地政学 上 〜野蛮化する経済の悲劇を読む〜 - E.I.S | 組込みシステム技術者向け オンライン・マガジン
レシピは「バサのフライ」と「さばの生姜煮」です。バサという耳慣れない魚を見たのは近くののスーパーでした。ヒラメの切り身にそっくりで品名「バサ」と書いてある。料理は「フライ・ムニエルに適している」とあり、値札の隣に「ー20%」のシールが貼ってあります。わたしは値下げのシールにつられて1パックかごの中に入れました。
その「バサ」をフライにしましたが、これがまことにおいしい! 近くに住む娘家族にも試食して貰いましたが「メッチャおいしい!」と好評でした。この「バサ」が何よりも気に入ったのが栄養成分です。100gあたりの熱量54KCal、たんぱく質11.4g、脂質0.9gで低カロリーでたんぱく質が多いので、フライにしても高カロリーにならないのがよろしい。
レシピを「バサとさば」にしたのは、名前が好対照なうえ淡水魚と海水魚、白身と赤身、低カロリーと高カロリーなども対照的なのが面白いとおもいました。今回「バサ」のコストは1パック4切れ160gが(定価のー20%)で200円でした。安くておいしい「バサ」をお試しください。
バサは別名パンガシウスと言い、ベトナムなどで養殖される淡水魚で、ナマズの一種 | ||||||
といいます。フライにするとおいしいと説明書きにあったので「物は試し」で作りました。 | ||||||
ヒラメに似た白身の魚で、ムニエルも試しましたが、フライが一番おいしいと思います。 | ||||||
参考までに、似た名前の「さば」のフライも作って栄養成分を計算しました。 | ||||||
材料 | ・・2人分 | |||||
バサ切り身 | 4枚 | 160g | ・・塩胡椒を軽く振ってしばらくおく | |||
ホウレンソウ | 2株 | 30g | ・・サラダ用ホウレンソウを3~4センチ巾に切る | |||
ピーマン | 1こ | 30g | ・・四つ割りして茹でておく | |||
塩胡椒 | 適宜 | |||||
小麦粉 | 適宜 | |||||
玉子 | 1こ | 50g | ||||
パン粉 | 適宜 | |||||
揚げ油 | 適宜 | |||||
作り方 | ||||||
1.塩コショウしたバサに浮き出た水気をペーパーで拭き取る。 | ||||||
2.バサに小麦粉・溶き卵・パン粉の順にまぶしつける。 | ||||||
3.170°~180°に熱した揚げ油にころもづけしたパサを入れる。 | ||||||
・・鍋の大きさ・脂の量にもよるが、一度に揚げるのは二つくらいにする・・ | ||||||
4.バサが浮き上がって色づいたら、箸でつまんでチリチリ振動が伝わればOK. | ||||||
5.油を切ってペーパーかすのこに移す。 | ||||||
6.容器に移し、付け合わせのピーマンとホウレンソウを添えて出来上がり。 |
お肌の悩みを解消するファンデーション。っていうじゃなーい。どうかなー。薄くはなる。肝斑は消えないけど、薄くはなる。毛穴はこの写真だと薄くはなってるかな。パフが固い。ティルティルのパフの方がファンデーションを全部のせられる感じがします。使いこなせてないのかな~~~
60歳向きじゃなかったか====?
色どり華やかでしかもおいしいクリームシチューです。肉類・魚介類の代わりにうずらの | ||||||
卵を使いました。栄養成分的にバランスがよく、中でもカルシウムが多いのが特長です。 | ||||||
火の通りやすい食材なので短時間ででき、コストも安い・・これで800円ほどでした。 | ||||||
材料 | ・・3人分 | |||||
ミックスビーン | 1パック | 230g | ・・パックから出して水切りしておく | |||
うずらの玉子 | 1パック | 70g | ・・同 | |||
玉ネギ | 1こ | 200g | ・・2~3センチ角に切る | |||
人参 | 5センチ | 60g | ・・4ミリ厚さのいちょう切り | |||
パプリカ・赤 | 1/3こ | 60g | ・・2センチ角に切る | |||
マッシュルーム | 3こ | 40g | ・・5ミリ巾にスライス | |||
芽キャベツ | 6こ | 40g | ・・傷んだ葉を取り除き水洗いしておく | |||
調味料 | ||||||
オリーブオイル | 大さじ1 | 10g | ||||
ホワイトソース | 2パック | 140g | ||||
牛乳(低脂肪) | 300cc | |||||
マギー | 1こ | 4g | ||||
フュメドポワソン | 小さじ2 | 10g | ||||
作り方 | ||||||
1.玉ねぎを炒める | ||||||
2.オイルが回ったら人参を加え塩コショウを振る | ||||||
3.パプリカとマッシュルームを加える | ||||||
4.ミックスビーンを加え、続けて牛乳を加える | ||||||
5.マギーとフュメドポワソンを加えて煮る・・5分 | ||||||
6.うずらの卵と芽キャベツを加え3分煮る。 | ||||||
7.味見して調え、器に盛り付ける |
前回お伝えしたレーモン・クノー作、朝比奈弘治訳「文体練習」99の文体の中、一つだけ英語
で書いたものがあります。題して「イギリス人のために」の一部を下に転記します。 前回送信
したレシピ№1482のメール文の、中段から下の「S系統のバスの中・・」の一節の英訳?です。
R he know off eel gallow, what a she were, bus knee no ream ash-eater. Man in death-
eater. Heatly no worker monogamy aim ash-eater. So knock be were totem honor guark,
bow senior under him oh ! my tale no death. Curry what nully no hit knee, ashore whom
a letter toe it eh ! Oh ! corridor she mash-eater. So lay color, ah ! It a sake in issue worry
mush-eater.
これを声を出して読むとわかるのですが・・、わたしは次のように翻訳しました。
ある日のお昼ごろ、わたしは、 バスにのりました。 満員でした。ひとりの若者が見えました。
その首はとても長く、帽子には編んだ紐を巻いてるのです。 彼はとなりの人に、足を踏まれた
と言って怒り出しました。それから、空いた席にすわりました。
これ以外にも、「古典的」と題して「枕草子」をもじったものや、「ちんぷん漢文」と題した漢
詩調、「いんちき関西弁」と題した京都ことば、「集合論」と題した数学調などの文体が、読ん
でいて(とてもおもしろく)吹き出しながら、一気に読み終わりました。
私はこの本を市の図書館から借りて読みました。奥付に「2020年5月18日・初版第13刷発行」と
あり、発行は朝日出版社。値段は「3398円+税」本文195頁の本としては高価な感じです。装丁
が洒落ていて、手許に置いて楽しい本と思い、ネット検索すると版元に在庫がありました。
レシピはクリームシチュー二題です。その一つは角切り豚肉と野菜、二つ目は豆と野菜を材料に、
寒い日の夕食用に作りました。野菜たっぷりのクリームチューは、①栄養バランスが良い、②おい
しくてからだが温まる、③低コストで手軽にできる料理・・とおもいます。お好みの食材にアレン
ジしてお試しください。
角切りの豚肉と野菜のクリームシチューです。材料や作り方の手順が多いワリには | ||||||
手軽にできます。野菜は玉ねぎ・人参・ジャガイモは必須であとは好みで増減します。 | ||||||
分量を3~4人分としましたが、若い方だと2人分でしょう。おいしくて温まる料理です。 | ||||||
材料 | 3~4人分 | |||||
豚肉・角切り | 1パック | 180g | ・・大きいのは2センチ大に切って、塩コショウを振っておく | |||
玉ねぎ | 1こ | 160g | ・・皮むきして(芯をつけたまま)タテ六つ割りに切る | |||
ジャガイモ | 1こ | 140g | ・・皮むきして2~3)3センチ大に切る | |||
人参 | 5センチ | 80g | ・・皮むきして2センチ巾の半月切り | |||
芽キャベツ | 6こ | 40g | ・・傷んだ葉をとって水洗いして拭きとっておく | |||
マシュルーム | 6こ | 50g | ・・布巾で拭いて、大きいのは半分に切る | |||
パプリカ赤 | 1/4こ | 60g | ・・2センチ角に切る | |||
調味料 | ||||||
バター | 大さじ1.5 | 15g | ||||
牛乳・ | 300cc | |||||
ホワイトソース | 2パック | 140g | ||||
マギー | 2こ | 8g | ||||
塩コショウ | 適宜 | |||||
作り方 | ||||||
1.バター大さじ1を溶かし豚肉を炒める。 | ||||||
2.豚肉の色が変わったら、玉ねぎ・人参・ジャガイモを入れて炒める。 | ||||||
3.玉ねぎがしんなりしたら牛乳を加えて煮る。 | ||||||
4.沸き立ったら火を弱め、12~3分煮る。 | ||||||
5.ジャガイモが柔らかくなったらホワイトソースを加える。 | ||||||
6.バター大さじ1/2を溶かし、芽キャベツ・パプリカ・マシュルームを炒める。 | ||||||
7.全体にバターがなじんだら5.に加え、3~4分煮る。 | ||||||
8.味見して調え、器に盛りつけできあがり。 |
たらと根菜の味噌汁です。材料さえそろえば30分でできるシンプルな料理です。 | |||||||
たらは切り身を使いましたが、頭や中骨などあらがあればおいしい出汁がでます。 | |||||||
レシピは2人分ですが、食べ盛りの若い人なら一人分でも少ないかもしれません。 | |||||||
材料 | ・・2人分 | ||||||
たら切り身 | 1切れ | 160g | ・・3~4センチ大の角切り | ||||
大根 | 5センチ | 100g | ・・皮むきして3ミリ巾の半月切り | ||||
人参 | 5センチ | 40g | ・・皮むきして3ミリ巾のいちょう切り | ||||
ごぼう | 10センチ | 30g | ・・たわしでこすり洗いしてささがきにする | ||||
青ネギ | 2本 | 20g | ・・小口より1センチ巾に切る | ||||
調味料 | |||||||
出汁 | 2.5カップ | 450cc | ・・水2.5カップに出汁の素1/2パックを加える | ||||
日本酒 | 大さじ2 | 20cc | |||||
赤味噌 | 大さじ2 | 20g | |||||
作り方 | |||||||
1.鍋に出汁を入れて強火にかけ、沸き立ったら(青ネギ以外の)野菜を入れて煮る。 | |||||||
2.野菜がしんなりしたら鱈の切り身を加え、中火にで5~6分煮る。 | |||||||
3.日本酒と味噌を加え、味見して調え青ネギを加えて出来上がり。 |
この冬は昨年に比べずいぶん寒い。特に、2月4日の寒波から今日23日までの寒さが強烈です。diaryに当日の最低と最高の気温を記録していて、4日~23日20日間の平均値を計算しました。その結果、最低気温=昨年5.1°・今年ー1.1°、最高気温は昨年12°・今年8°でした。最低気温が昨年に比べ6°も低い。昨年は氷点下の日が「0」に対し、今年は18日もあって寒い筈です。
しかも風が強い日が多い。午前中はおだやかでも、午後になると秒速6~8mの風が北西から吹きつけてくる。風速8mを時速換算すると29kmになります。買い物や医療機関の通院は風のない午前中に済ませ、午後はひっそり家の中で本を読んだりパソコン検索で過ごします。
そんな中「おもしろい!」と思った本がありました。題して「文体練習」というフランスの作家レーモン・クノー(1903~1976)の代表作。邦訳には朝比奈弘治・松島征両氏の二冊があります。内容は「ある男が同じ人物を一日に二度見かける」という単純な話を99通りの異なった文体で著したものです。朝比奈氏訳本の「目次1・メモ」を下に転記します。
S系統のバスのなか、混雑する時間。ソフト帽をかぶった26歳くらいの男、帽子にはリボンの代わりに編んだ紐を巻いている。首は引き伸ばされたようにひょろ長い。客が乗り降りする。その男は隣に立っている乗客に腹を立てる。誰かが横を通るたびに乱暴に押してくる、と言って咎める。辛辣な声を出そうとしているが、めそめそした口調。席があいたのを見て、あわてて座りに行く。二時間後、サン=ラザール駅前のローマ広場で、その男をまた見かける。連れの男が彼に、「きみのコートには、もうひとつボタンを付けたほうがいいな」と言っている。ボタンを付けるべき場所(襟のあいた部分)を教え、その理由を説明する。
クノーは「文体練習」を1942年に12の文体で書き始め、少しずつ書き足しながら完成までに5年の歳月をかけ、99通りの文体にしたのは1947年でした。関連のURLを下に置きます。
138夜 『文体練習』 レーモン・クノー − 松岡正剛の千夜千冊
レシピは魚と野菜の汁もの二つ「ホッケの三平汁」と「たらの味噌汁」です。寒い日の夕食に
作って、たっぷりと食べて温まってください。
開きホッケをぶつ切りして、刻んだ大根と人参で作る「あったか汁」です。ホッケが | ||||||
甘塩なので味噌を加えましたが、好みで塩や醤油でもOKです。ホッケは頭も適当 | ||||||
に切って加えるとおいしくなります。寒い日に作って食べたい「三平汁」です。 | ||||||
材料 | ・・2人分 | |||||
ホッケ(開き) | 片身 | 120g | ・・皮付きのまま3センチ巾のぶつ切り | |||
大根 | 5cm | 100g | ・・皮むきして3ミリ巾のいちょう切り | |||
人参 | 5cm | 40g | ・・皮むきして3ミリ巾の半月切り | |||
青ネギ | 2本 | 20g | ・・1センチ巾に切る | |||
調味料 | ||||||
出汁の素 | 4g | |||||
日本酒 | 大さじ3 | 30cc | ||||
味噌 | 10g | |||||
水 | 3カップ | 540cc | ||||
作り方 | ||||||
1.鍋に水と出汁の素を入れて火にかける。 | ||||||
2.沸き立ったら、大根と人参を加えて煮る。 | ||||||
3.大根が透明になったら、ホッケを加え中火にして5~6分煮こむ。 | ||||||
4.味見して塩味が足りないときは(塩・醤油・味噌)を適量加えて調える。 | ||||||
・・塩引きした魚の塩味だけで作るが、物足りないときは、塩など好みのものを加える・・ | ||||||
5.青ネギを加えて出来上がり。 |
ささがきごぼうと牛肉を甘辛く煮たキンピラ風です。肉はすき焼き肉で脂身がないのが | ||||||
よろしい。ささがきごぼうは、包丁使いとピーラーの二つを試しました。ごぼうの存在感 | ||||||
あるのは包丁使い、しんなり口当たり良いのはピーラーの方でした。おいしい煮物です。 | ||||||
材料 | ||||||
薄切り牛肉(赤身) | 200g | ・・2センチ×4センチの短冊に切る | ||||
ごぼう | 1本 | 200g | ・・たわしでこすり洗いしておく | |||
調味料 | ||||||
すき焼きのたれ | 大さじ5 | 50cc | ||||
みりん | 大さじ2 | 20cc | ||||
砂糖 | 大さじ1 | 10g | ||||
作り方 | ||||||
牛肉を湯通しする | ||||||
鍋に湯を沸かし、沸き立ったら牛肉を入れ、箸で混ぜる。 | ||||||
・・全量を一度に入れないで、少しずつ(50gほど)を湯通しする・・ | ||||||
肉の色が変わったら引き上げ、冷水に入れる。 | ||||||
全部終わったらザルに上げ水気を切る。 | ||||||
牛肉を煮る | ||||||
鍋に調味料全部を入れて煮立たせる | ||||||
煮汁が沸き立ったら、牛肉を加え2~3分煮る。 | ||||||
鍋の牛肉を一旦引き上げトレーに移す。 | ||||||
ごぼうをささがきにして煮る | ||||||
洗ったごぼうをささがきにしながら、(牛肉を煮た)煮汁に入れる。 | ||||||
・・ささがきにしたごぼうは、色が変わるので削りながら順次煮汁に移す・・ | ||||||
全部をささがきにしたら、火を強めてごぼうを煮立てる。 | ||||||
3~4分煮てごぼうが煮汁になじんだら、牛肉を加えて煮る。 | ||||||
・・このとき、煮汁が多いようならごぼうを引き上げ煮汁を半分になるまで煮詰める・・ | ||||||
味見して調え、煮汁がなくなるまで煮て出来上がり。 | ||||||
レシピはごぼう二題「ごぼうの味噌汁」と「ごぼうと牛肉のキンピラ煮」です。生のごぼう100g
には、食物繊維5.7gを含み野菜ではトップクラスです。その5.7gの内訳は水溶性が2.3g、不溶性
が3.4gで水溶性が多いのが特長です。また、多くの野菜は調理するときに、水溶性の食物繊維が
流出して量が減るのが一般的ですが、ごぼうはその量が減らない・という優れものでもあります。
たとえば、野菜のなかで食物繊維が多いのはラッキョウで、調理前のものは20.7gもありますが、
そのうち18.6gが水溶性、甘酢に漬けるとそのほとんどが流出して2.9gにまで落ちてしまいます。
その点ごぼうは茹でても流れ出ないのがよろしいですね。
レシピの食材は二つとも「ささがきごぼう」です。一つはごぼうだけの味噌汁、あと一つもごぼう
と牛肉だけで材料的にはシンプルです。作り方の特徴は、①ささがきごぼうはアク抜きせずに調理
すること、②牛肉を熱湯に通して脂抜きすること・・の二つと思います。
牛肉は脂身が少ない「すき焼き用もも肉」を使います。「細切れ」や「切り落とし」も試しました
が、脂身が多いのと切り身の厚さなど、結果的に「すき焼き用もも肉」が最適でした。脂が少ない
もも肉でも、湯通しすると(脂が溶けて)1割か2割ほどは目減りする。さらに調味量で煮るとまた
1割ほど目減りして、200gの肉が150gほどになる・・牛肉の佃煮(の値段)が高い筈です。
二つのレシピ手順としては、味噌汁の出汁をつくるのと、キンピラ煮の牛肉を湯通しするのに少し
テマがかかりますが、おいしい味噌汁とお惣菜ができます。今回コスとは味噌汁は序文記載の通り、
キンピラ煮は牛肉とごぼう合わせて1,100円ほど(調味料不算入)でした。
ささがきごぼうの赤みそ仕立てで、具材はごぼうだけ。ささがきにはピーラーを | ||||||
使いましたが、面倒でなければ包丁使いがよいと思います。今回コストは、出汁 | ||||||
の昆布と削り鰹が100円、ごぼう45円、八丁味噌35円・・出汁が一番高価でした。 | ||||||
材料 | ・・2人分 | |||||
ごぼう | 1/2本 | 70g | ・・たわしでこすり洗いする | |||
調味料 | ||||||
出汁昆布 | 5センチ | 5g | ||||
削り鰹 | 一つかみ | 5g | ||||
水 | 2.5カップ | 450cc | ||||
八丁味噌 | 大さじ2 | 20g | ||||
溶き芥子 | 適宜 | |||||
作り方 | ||||||
出汁をとる | ||||||
鍋に水と出汁昆布を入れて弱火にかける | ||||||
沸き立つ寸前に昆布を引き上げ、削り鰹を入れる | ||||||
沸き立ったら火を止め、鰹が落ち着くまでしばらく置く | ||||||
網ザルで出汁を漉しとって鍋に戻し弱火で煮る。 | ||||||
ごぼうをささがきにして煮る | ||||||
ごぼうを5センチ長さの「ささがき」にする。 | ||||||
・・ピーラーを使うと厚さが均等にできる・・ | ||||||
ささがきにしたごぼうを、出汁を張った鍋に入れて火を強める。 | ||||||
・・ささがきにしたら(水にさらさず)直に出汁に入れて煮る・・ | ||||||
ごぼうが柔らくなったら味噌を加える | ||||||
ごぼうを入れた鍋が煮立ったら火を弱め、中火で3~4分煮る。 | ||||||
ごぼうに火が通ったら味噌を溶き入れ、味を調えてできあがり。 | ||||||
器に盛り付け、(好みで)溶き芥子を添える |
ゆり根を煮て、ストレーナーなどで裏ごし、砂糖などで味付けして火にかけ、煮詰て | ||||||
ほど良い硬さになったらトレーに移して冷ます。完全に冷めたら30gずつ丸くまとめ、 | ||||||
ラップに包んで絞れば出来上がり。サツマイモとひと味ちがうキントンができました。 | ||||||
材料 | ||||||
ゆり根 | 2こ | 400g | ・・根元を切り取り、鱗片をはがしてきれいに洗う | |||
・・中心の芯の部分は残して、煮物にしてもよい・・ | ||||||
調味料 | ||||||
出汁 | 1カップ | 180cc | ||||
みりん | 大さじ1 | 10cc | ||||
塩 | 一つまみ | 2g | ||||
グラニュー糖 | 大さじ1 | 10g | ・・好みで増減する | |||
作り方 | ||||||
1,ゆり根の鱗片を外して茹でるまでは「ゆり根の煮物」と同じ。 | ||||||
2.茹でたゆり根を出汁とみりんと塩を合わせた煮汁で3~5分煮る。 | ||||||
3.ゆり根を熱いうちに網ザルに移して裏ごしする。 | ||||||
4.裏ごしたゆり根を鍋に戻し、グラニュー糖を加えて火にかける。 | ||||||
5.へらかしゃもじでなべ底から混ぜて、水分を飛ばす。 | ||||||
・・火ははじめは中火、途中から弱火にして焦げ付きを防ぐ・・ | ||||||
6.煮詰まって、ネットリとしてきたらトレーに移して冷ます。 | ||||||
7.1こを30gのボール状に丸めてラップに包んで絞る。 | ||||||
8.包んだまま、まな板に押し付けて底を平らにしてラップを外す。 |
前回に続いておせちのレシピを二つ「ゆり根の煮物」と「ゆり根のきんとん」です。食材とし
て「ゆり根」を使うのは(私にとっては)今回が初めてです。ことの発端は近くに住む次女が、
知人から貰った「ゆり根」を我が家に持ち込んだことです。
持ち込まれたゆり根をなんとかしないといけません。ゆり根といえば、茶わん蒸しの具材しか
知らないので、ネット検索すると煮物やキントンにすると書いてあります。そこでとりあえず
簡単な煮物に挑戦しました。
できあがりを試食して貰うと「栗に似た味でおいしい!」と好評でした。私も試食しましたが
確かに「ほんのりと甘く、ホクホクした食感」が栗のようでした。さっと煮て味付けも薄味に
したのが、ゆり根の持ち味を生かした素朴な味が良かったのだろうと思います。
そこで気を良くして「キントン」に挑戦しました。今度はしっかり強火で煮て味付けに砂糖を
加えました。裏ごしたゆり根は水分たっぷりなので、弱火で煮つめる作業にテマがかかります
が、難しい食材でもなく、調理法も(煮すぎないよう)加熱に気をつけるのがポイントです。
ゆり根は夏に赤い花をつける「コオニユリ」の球根で北海道で栽培されます。普通のオニユリ
は夏になるとそこここで見かけます。わが家の庭の片隅にも花を咲かせます。オニユリとコオ
ニユリの違いは、葉の根元にむかごができるのがオニユリ、むかごができないのがコオニユリ
です。あと、花の大きさがコオニユリの方が小さいといいます。
貰ったユリネは煮物とキントンの試作に使ったので、おせち用に新たに買い求めました。直径
7センチ・重さ130g前後のが200円ほど。ゆり根は捨てるところが根もとの部分だけ・・ほぼ
全量が使えるので高い食材でありません。大晦日までまだ日にちがあるので、おせちづくりに
ゆり根を加えてみてください。珍しい食材なので、皆さん喜ばれると思います。
次女が「知人から頂いたがどうしてよいかわからん!」・とゆり根を三っつ持って | |||||
きました。なじみのない食材ですが「何とかしてみよう!」と、・とりあえずは煮て | |||||
見ることにします。ほっくりとした栗に似た食感で、おいしい煮物ができました。 | |||||
材料 | |||||
ゆり根 | 2こ | 400g | |||
調味料 | |||||
茹で用 | |||||
水 | 2カップ | 360cc | |||
酢 | 小さじ1 | 4cc | |||
煮物用 | |||||
出汁 | 1カップ | 180cc | |||
みりん | 大さじ1 | 10cc | |||
塩 | 少々 | ||||
作り方 | |||||
ゆり根の下処理 | |||||
1.ゆり根をポリ袋から取り出して、おがくずを洗い流す。 | |||||
2.根元にナイフの刃先を入れグルリと一回りさせる。 | |||||
3.ゆり根の鱗片を指ではずし、土とゴミをきれいに洗う。 | |||||
4.傷ついて茶色になった部分を削り落とす。 | |||||
ゆり根を茹でて味付けする | |||||
1.水2カップを煮立て酢を入れてゆり根を茹でる。 | |||||
2.茹でる時間は30~40秒ほど。 | |||||
・・あらかじめ、煮物用の出汁とみりん・塩を温めておく・・ | |||||
3.茹でたゆり根を煮汁に入れてそのまま冷ます。 | |||||
4.煮汁からゆり根を引き揚げ、ざるなどに広げて水気を切る。 | |||||
5.ゆり根の大小を合わせてまとめ、形作りして盛りつける。 |
まるっこいモッツァレラが可愛い。ずっと気になっていたのですが、クリスマスも近いし、冬で日持ちもしそうなので、とうとうタメしてしまいました==実は汁ごと冷凍できると、「モッツァレラ・冷凍保存」で検索したら出てきた。それも試してみたい。
モッツァレラといえば伸び~るチーズなので、ピザに追加でのせたい。バジル味なので、マルゲリータだね。
12袋あるので、食いしん坊の甥っ子にも上げよう。
トコブシ・・別名「ナガレコ」と言い「フクダメ」ともいう。アワビに似ていて違うのは | |||||
殻の穴の数で、アワビは4~5こ、トコブシは6~8こです。トコブシをおせちにする | |||||
のは、別名のフクダメに由来し「福が溜まるように」と願いを込めることにあります。 | |||||
材 料 | |||||
トコブシ | 20こ | 500g | ・・殻と身の両面をたわしでこすり洗いしてザルにあげる | ||
調味料 | |||||
出汁 | 1/2カップ | 90cc | |||
日本酒 | 1/2カップ | 90cc | |||
みりん | 大さじ2 | 20cc | |||
淡口醬油 | 大さじ1 | 10cc | |||
作り方 | |||||
1.調味料全部を鍋に入れ、煮たててアルコ-ル分を飛ばしておく。 | |||||
2.別の鍋に湯を沸かし、(洗った)トコブシを湯通しする。 | |||||
・・熱湯にトコブシを入れ、一呼吸で引き上げる(10~20秒程度)・・ | |||||
3.引き上げたトコブシを、1.の鍋の煮汁に入れ、中火で煮る。 | |||||
4.4~5分煮て火を止めて、そのまま冷ます。 | |||||
5.冷めきったら、ジップロックに煮汁ごと入れて冷凍する。 | |||||
6.おせち盛りつけのときは、解凍してペーパーで水気を拭き取る。 |
レシピはおせち二題「クルマエビの旨煮」と「トコブシの煮つけ」です。おせちの食材の中でも
この二つは値段が高い筆頭格・・年末に近づくにつれ値段が上がります。安いうちに買って調理
をし、冷凍保存しておきます。大晦日の前日に解凍してお重に詰め合わせます。
クルマエビの値段は1尾250円と200円でした。店ごとに値段がまちまち、そのうえ日ごとに変
わるので二度に分けて買います。1尾の大きさは体長18cm、重さが25gほどでした。トコブシは
100gが600円、1こ20g大のものが120円でこれもけっこうな値段です。
ここで細かい計算をします。クルマエビ1尾25gの可食部は11.2g(アタマと皮と尻尾が全体の
55%で食べるのは45%)。一方トコブシは可食部40%、2こ40gのトコブシの正味は16gです。
これを数の子と比べてみます。我が家が買った数の子は500g(15羽)3000円でした。「羽=
はね」は数の子の数え方で、一つを1羽と数えます。
数の子は高い食材ですが1羽(約33g)が200円です。同じほどのクルマエビは(可食部に換算
すると)約3倍の600円、トコブシは480円です。クルマエビとトコブシが、おせち食材で高い
もの筆頭格というのは、以上でお分かりと思います。
これから年内にかけて色んな食材が高くなる。クルマエビは私が買った店で、昨日1尾350円で
した。1尾の大きさが違えば単価も違うので、2倍近く値段が上がったとも言えませんが・・・。
これから気をつけないといけないのが「蒲鉾」で、これが20日過ぎると一気に値上がりします。
蒲鉾はおせちの一品にしたり、お雑煮の具材にします。また、年内に食べるのに使う食材です。
普段食べる蒲鉾は1本が200円程度。それが20日過ぎると一斉に姿を消し、一本が600円以上の
正月用の蒲鉾に変わってしまう。どの店も、申し合わせたように高い蒲鉾が並んでいます。
数年前まで、25日ころまでは安い普通の蒲鉾が買えたのが、段々に早まってきました。一家の
台所を預かる主婦にとって、蒲鉾の値段の変化は年末の関心事の一つと言えます。
おせちを作る家が減って、出来合いを買う家が増えました。三人の子の家も「おせち」は年内に
作るものから「宅配で届く」ものになりました。そんな中、「手づくりのおせち」を続けている
方々は、年末商品が値上がりする前・・今のうちに買っておくのがおすすめです。
年内の早いうちに活けの車エビを煮て冷凍しておき、30日に解凍して重詰めの | |||||||
用意にかかります。味つけは薄味で仕上げるだけで十分に美味しい一品になり | |||||||
ます。塩茹でして冷凍し、解凍してから味つけしても出来上がりに変りありません。 | |||||||
材料 | |||||||
クルマエビ | 8尾 | 200g | |||||
調味料 | |||||||
塩茹で用 | |||||||
水 | 3カップ | 540c | |||||
塩 | 大さじ1 | 10g | |||||
旨煮用 | |||||||
出汁 | 1/2カップ | 90cc | |||||
日本酒 | 1/2カップ | 90cc | |||||
みりん | 大さじ3 | 30cc | |||||
砂糖 | 大さじ1 | 10g | |||||
淡口醬油 | 大さじ1 | 10cc | |||||
作り方 | |||||||
エビの下こしらえ | |||||||
1.塩茹で用の熱湯にエビを入れて茹でる。 | |||||||
2.エビが浮き上がったら引き揚げて氷水に入れる。 | |||||||
3.(数分置いて)引き上げ、ペーパーで水気を拭き取る。 | |||||||
エビを味つけして冷凍する | |||||||
1.旨煮用の調味料全部を鍋に入れて煮立てる。 | |||||||
2.煮立ってから1分間煮て火を止めて冷ます。 | |||||||
3.煮汁にエビを入れて弱火にかけ(煮立てないで)6~7分煮て火を止めて冷ます。 | |||||||
4.エビを煮汁から引き上げ、ペーパーで水気を拭き取ってラップで包む。 | |||||||
5.ジップロックに入れ、中の空気を抜いて、冷凍庫に入れる。 | |||||||
6.煮汁も冷凍しておく(エビを解凍したあと煮汁にくぐらせる)。 | |||||||
解凍して盛り付ける | |||||||
1.エビと煮汁を解凍して鍋に入れ、温める程度に煮て引き上げる。 | |||||||
2.頭と尻尾を残して皮むきして器に盛りつける。 |